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我が家の謎


ワールドカップが始まり、
毎朝4:00から昼頃まで観戦、
午後はランドスケープと、
毎日毎日ルーティンのように過ごしていたら、
すっかりブログ更新が滞ってしまった。

最近、引っ越してきてからの課題である、
ポフトゥカワの大木の下のエリアをトロピカルガーデンにすべく、
毎日はりきって造園業にいそしんでいる。

大木の下が大好きな私は、
真夏の強い紫外線をさえぎって、やわらかい光を届けてくれるこの場所に、
さまざまな形態のお庭構想を夢見ていた。

あれからはや3年。

最初からトロピカルガーデンに決まっていたわけではないけれど、
つい最近、ここにヤシの木を何本か植えようと思いついた。

というわけで、この大木の下で作業することが多いのだけれど、
まえまえからちょっと「?」と思っていたちいさな発見が、
近頃最大の疑問になったのでブログに書き記したいと思う。

実はこの大木のかなり上空から謎の木の実が落ちてくる。
というか、以前からこの実が落ちているのをよく見かけていたし、
遊びに来た友人からも「この実はなぁに?」と聞かれてもいた。

そのときは気にもかけていなかったけれど、
なにが謎って、ポフトゥカワの木にはそんな実がならない、ということだ。
しかも樹齢数百年という感じのこの大木よりも高い木は周囲にはない。

最近頻繁に木の下にいる私は、
この実が落ちてくる瞬間を見た。
大木の下に木製ベンチを置いてあるのだけれど、
その上に、カツン!と割と高速で物が落ちてきてぶつかる音が響き、
みると例の実が転がっている。

上空を見あげると、どう考えてもポフトゥカワの中心部、
それもかなり上から落ちてくるようだ。

しかもその音がなんだかとっても当たると痛そう。

一度、落ちたばかりの実をすぐに手に取ってみた。
するとなんと!ほんのり温かいではないか。
しかもなんとなく甘い匂いがする。
まるで誰かがまわりの果実だけ食べてそれを捨てたみたいに・・・

誰かってだれだ?
考えられるのは樹上で暮らす何かの動物、
例えばリスとかポッサムとかが上げられる。

けれど、リスもポッサムも見たことが無い。
ポッサムに至っては害獣指定されていて、
ワイヘキ島にはもしかして1匹もいない可能性が高い。

となると、鳥?とも思ったけれど、
特に鳥の気配も感じない。

なぜ誰かが落としていると思うかというと、
風が強い時に実が落ちてくるのではなく、
どちらかというと風のない穏やかな日に、
あるとき思いついたようにカツン!と落ちてくるから。

あきらかに何者かの意志を感じる。

この実、地面にほっておくと表皮が次第にジェリー状になっていく。
その後どうなるかわからないけれど、
土に埋めておいたら謎の実がなんの植物の種か分かるかもしれない。

今日はその実をカットしてみた。
木の実にしてはとてもやわらかい。



なんでしょうね?

妖精のいたずら、とかいう展開だったら楽しいのだけれど。


 2014/06/30 13:08  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


秘境好きにお薦めの散歩コース


すっかり寒くなりました。
と言っても、先日滞在してくれた旦那さんのご友人によると、
「これは寒い冬とは言えない。もうこの島に慣れちゃったんだね」
ということらしい。

そんなワイヘキ島に、秘境気分を味わえる散歩コースがある。
きっと島に誰かやって来て、
木を切ったり、牧草地を作ったりする前は、
こんな感じに原生林が広がっていたんだろうなぁと想像できる場所。

島の北東にオネタンギビーチという場所があり、
そのすぐ山(丘?)側に、環境保護区が広がっている。

この間、オネタンギビーチに散歩に行ったついでにその保護区に入ってみた。
ここに入って、驚きワクワクしたことは、
まだここは、しっかりと国が予算を入れて管理している場所ではなく、
民間ボランティアの手によって守られているということ。

中のトラックは、まだまだトラックと呼べるものではなく、
踏み固められた道らしきもの、という感じ。

このジャングルの中を通って、
島のいろいろな方向に出られるらしいのだけれど、
その時の装備と車を停めた位置、お腹の空き具合を考えて、
1番短いコースを選んでみた。

「SCOTT TERRACE」という道を目指して歩き始めたのだけれど、
途中から、道案内がA4用紙にプリントしてパウチしただけの、
風が吹けば飛んでしまいそうな案内のみになった。

このきわめて脆弱な道案内がなかなかに重要で、
例えばこんなところでは、
この紙が無かったら、まず曲がらず真っ直ぐ進むだろうと思う。



海抜よりも低い位置にあるような感じで、
一気にしっとりした空気のこの場所は、
こんな小さな島なのに、本土の保護区よりもジャングル感満載で、
ここどこですか?という気分が存分に味わえる。

匂いや音、光など、
人はジャングルに入ると、一気に感覚が鋭くなる。
(と思う)
それら刺激を受けながらいろいろなことが脳裏をよぎる。
私の場合は、おびただしい数のヤシの木の子供を見るたびに、
ヤシの木の種ってどんなだろう?
ここにあるヤシの木持って帰りたいなぁ、と思いながら歩いている。

というのも、自宅の庭の一部にトロピカルガーデンを作るべく、
敷地内にいつの間にか生えていたヤシを移植している最中だからだ。
ヤシの木にかなりの種類があることを知ったし、
こういうジャングルに入ってみて初めて、
ヤシの木も種から発芽してあんな大きな葉を茂らすんだぁということを実感した。

ところで、このオネタンギ・リザーブは、
現在 保護の為のレンジャー募集をしている。
レンジャーになったら、このジャングルをくまなく歩き、
トラック以外を人が歩いて森を壊したりしないように、
トラック整備をしたり、保護対象のカウリを見つけたら保護し、
害獣の痕跡を見つけたら駆除したりするのだろう。

やりたい・・・。

今はボランティアでさえも働いたりしたらいけないビザなので、
然るべきビザが取れたらレンジャーに応募してみたい。

 2014/06/23 04:01  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


CODINA


先月、東京から島に遊びに来てくださったご夫妻から、
100%ピュア オーガニックコスメを頂いた。

ニュージーランドにもオーガニックコスメと呼ばれるものは沢山あるけれど、
日本にいると、世界中の素晴らしい製品が手に入るのだなぁ、
と、また改めて実感した感じである。

戴いたコスメは「CODINA」という、
フランスのロワール地方で、1994年に誕生したブランド。
この「CODINA」の小さな工房のお話をご夫妻から聞くと、
ひとつひとつ丁寧に手作りされ、いろいろなエピソードから、
まだまだ商業ベースに乗っていないのが伝わってくる。

そんな愛情こもった製品を1ヶ月使わせて頂いたので、
その使用感などを少しご紹介したいと思います。

まず、日本でもここ数年でぐっと注目度が上がった、
「アルガンオイル」について。
アルガンオイルは、モロッコのみに生息するアルガンツリーの実から採れる。
生命力が強く、「モロッコの黄金」とも呼ばれているそう。

「CODINA」のアルガンオイルは、
独自の伝統技術で圧縮搾油し不純物を取り除いて純度を高めている。
余計な香料も入っていないので、
おそらくこれがアルガンツリーから採れたオイル本来の匂いだろう、
と思われる、強烈な匂いがする。
最初、何かの排泄物かと思うほどのインパクトだった。

けれど、その驚きも、肌へつけたときの浸透力の高さのほうが脅威的で、
あっという間に匂いの強烈さを凌いでしまった。

わたしはフェイシャルに使うオイルをどのタイミングで使用していいのかわからなかったのだけれど、化粧水をつける前に使用できるということで、洗顔後すぐにこのアルガンオイルを使用した。オイルは、あっという間に肌に染みこみ、やがて素晴らしい保湿力を発揮した。

これは使える。

そしてもうひとつ、私の基礎化粧品には馴染みのない、バタームース。
これは、ホイップ状のクリームで、水分と空気を多く含んだ、
ふわっふわのテクスチャー。



非常に少量しか入っていないのだけれど、その理由が使用してすぐにわかった。
手にとって、その体温で溶けたムースは、のびるのびる。
ものすごくのびるので、ほんとに少量を手に取らないと、
顔だけでなく、もったいないけれど体にも伸ばすはめになる。

結論。

洗顔後、アルガンオイルをつけ、バタームースを少量つけるだけで、
十分な保湿力を確保できる。
たとえば、ちょっとした旅行で、荷物を軽くしたい時などに、
この組みあわせは完璧なのではないかと思う。
なによりシンプルで、必要最低限という感じがよろしい。

もうひとつ、ARクリーム(茶色いフタ)というのも使わせて頂いた。
湿度のある時期には、ムースではなく、アルガンオイルのあとにこちらのARクリームをつけるのがいいかも。

メイクアップをしっかりする必要がなく、
つまり過度な化粧落としや洗顔の必要がないナチュラルな生活、
朝起きて、アルガンオイルとARクリームだけをつけ、
あとは日焼け止めだけをつけて外に飛び出す。

なんだかそういう自然と寄り添っていく生き方をこの「CODINA」は感じさせる。できることなら基礎化粧品もどんどんシンプルにしていきたいので、
シンプルながら、しっかりお肌の栄養補給ができる理想的なセットだと思う。

ニュージーランドでは手に入らないのがとっても残念・・・。

 2014/06/17 07:13  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


鏡のような水面


南半球は本格的な冬に入ったけれど、
なんだかんだといって1週間に一度はボートで海に出ている気がする。

昔は、お天気などまったく気にしていなかった。
雨が降ろうが風が強かろうが、私の生活には大して影響はなかった。
けれど最近は、高気圧、雲一つ無く風がまったく吹かない日というのが、
ボートを出すのに最高の日だと知ったので、
わりとまめにお天気をチェックしている。

前よりももっと空の雲や木々の動き、海の色などを注意深く見るようになった。
風向きもとても重要だ。
どちらの方向から吹いてくるか今まで気にもしなかったけれど、
それで気温が大きく変わることを実感した。

この間は、さざ波ひとつたたない鏡のような海に船を出した。
海底の柔らかい砂が手に取れるほどクリアな海面。
船を出してすぐにエイやサヨリに出会った。
真冬でもこんな日は太陽が出てくればすごく温かい。

ニュージーランド・ヘラルドという新聞によると、
魚釣りには、「BAD」デーと「GOOD」デーがあり、
その週間予報が載っているのだけれど、
なぜGOODとBADの日があるのか、その説明が無い。
でも確かに、まったく釣れない日があるのは確かで、
GOODの日に出ると何かしらは釣れるのは間違いない。

私たちは新聞を取っていないので、
たまにカフェに入ってこの新聞の予報を見ることにしている。
この予報が自分たちで出来ればさらにGOODなんだけれど。。。

雲も風もない日は、
まるで飛行機の上から眺めているような空を朝晩見ることが出来る。
飛行機は雲の上を飛ぶ。

 2014/06/05 05:35  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


アジを開く


初めてアジの干物を作ってから早数ヶ月。
あれ以来干物にするほどアジの大漁という幸運に恵まれず、
ずーっとおあずけ状態でした・・・。

数日前になんと13匹アジを釣り、
めでたく8枚の干物を作ることができました。

今回は、私も自分でアジを開いてみました。
これにはいくつかのハードルがある。

まず、日本のアジはどうか知らないけれど、
こちらのアジには、シャコに似た白い不気味なクリーチャーが寄生していて、
それをまず取り除かなければならない。
(まぁそれ以前に内蔵とエラを取らなきゃならないんだけれど)
この作業はどうしてもできない。
姿を見て、それが動いていようものなら、ぞわぞわぁ〜と鳥肌が立ってしまうし、場合によってはアジを放り投げてしまうかも。。。

なので、あとは開くだけ、
というところまで下処理を旦那さんにしていただいた。

開きのやり方を本で読み、その通りに切っていく。
生まれて初めて魚を開く。
いざやってみると、これがなかなか頭にクエスチョンマークが浮かぶ作業で、、、
中骨に添って身を切っていく、とあったけれど、
中骨ってどれ??
視野には中骨は見えないし、感触的に固いところを探しても、
包丁から伝わってくる感覚はなんだかぜんぶ骨に感じる・・。

最初に出来上がった開きは、
身が真ん中に寄ってしまった3枚おろしに似た不思議な開き?

「なるべく真ん中に包丁を入れて」とアドバイスを受けやってみると、
明らかにすーっと包丁が入る場所がある。
お店に売っているみたいな開きが一度でも出来ると、
その後は、いかに美しく開くか、みたいなテーマになってきて、
またアジの開きの哲学が生まれてきそうな感じ。

これさえクリアすれば今後のアジの干物を食べる生活は確約されたようなものだ。
まさか私が魚を開くことになるとは、日本に暮らしている時は夢にも思わなかったな。
 2014/06/02 05:15  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
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