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ぶあつい紙の本を手にとりたくなる映画


「舟を編む」いい〜映画だったなぁ。。。
こういうの観ると、古本屋に行きたくなるし、
紙で出来た分厚い辞書が改めて欲しくなる。

そして、帆をゆるめてじっくりと、丁寧に生きたくなる。
食生活ももっと丁寧に。

ついでに猫のトラさんみたいな猫を飼いたくなる。
(猫アレルギーだけど…)

一度自分をリセット出来るような映画。


「舟を編む」
2013年/日本
原作:三浦しをん著「舟を編む」
監督:石井裕也
キャスト:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、他

 2014/05/01 20:30  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


SHORT SHORTS FILM FESTIVAL


表参道ヒルズ、スペースOにて行われた、
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013」
に知人のご厚意にて少しだけ参加してきました。

特に前もって調べたりせずに、
なんとなく行ったのですが、
「短さ」ゆえの、おもしろさ、作る難しさなどが垣間見えて、
とっても有意義な映画鑑賞となりました。

長編映画でありそうな題材のショートバージョンもあれば、
CM的な作りのもの、
予算がかかっているものから、あまりかかっていないものまで、
さまざまなショートフィルムがある中、
「まさに、ショートフィルムならでは!」という作品を、
最後のほうで見ることが出来、
とっても満足した気分で会場を後にすることができました。

私があらゆる面で、これこそショートフィルムならでは、
と思ったのは、この作品。

2012年 ブラジル 「LINER(リニア)



長編映画にするには題材としてなりたたず
(それなら長編にすればいいのに、と思わせない)、
短さの中に、
逆に永遠とも思われるほど気の遠くなるような時間の感覚をフィルムに収め、
笑いの中に、視聴者それぞれ自分の立場ごとに感じる”何か”を喚起させ、
そしてラストには、スカっとする結末をつける。

テーマが深く、長編映画にしたほうがもっと楽しめるのに、
と思える作品が多い中、
この「LINER(リニア)」は、まさに短編映画ならではの条件を備えた、
そして、まだどの映画でも観たことのない独創的な視点で作られた、
素敵な作品でした。

これ、多くの人に観てもらって、くすって笑って欲しいなぁ

 2013/06/09 14:57  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


舞台「猟銃」


久しぶりに、テレビWOWOWにて舞台作品を見た。

中谷美紀さん初舞台の「猟銃」

なんとなく見始めたこの舞台、
最後には涙が止まらない感動を味わった!

初舞台でありながら、
なんの幕間もなく、
一人で3人の違った女性を演じわけていく、
中谷美紀さんの演技力に目を見張った。

もともとテレビドラマ「仁」から好きな女優さんであったけれど、
この舞台の難しい設定と演出に、
見事に応え、演じきった中谷さんに、
思わずテレビの前だけれど拍手喝采してしまった。

演出は、映画監督のフランソワ・ジラール氏。
この舞台は、昨年の初上演の5年前から温められていたもので、
フランソワ・ジラール氏が、文豪井上靖の小説「猟銃」を、
主演は中谷美紀さんに、と5年かけて声をかけ続けやっと実現したものである。

この舞台を見て、
フランソワ・ジラール氏が中谷さんにオファーをし続けた理由が分かる。

今後、誰かが演出するにしても演じるにしても、
いつも本作と比べられてしまうことが容易に想像できる。

男の愛人の娘、薔子(しょうこ)
男の妻の、みどり
男の愛人の、彩子(さいこ)

この3人の女性の役を、
独演しながら、衣装もヘアーも自らチェンジしていくのだ。

初々しく生真面目な薔子。
白い襟のブラウスにカーディガン、プリーツスカートという衣装。
母の愛人であった男への手紙を蓮の咲き乱れる池の畔で読み上げる。



めがねを外し、薔子の衣装をさらっと脱ぎ、
髪をほどくと、真っ赤なドレスを着た、
気性が強くプライドが高いみどりが現れる。
この間も演技と台詞はよどみなく続いていく。
足元の舞台も石の河原にすーっと転換。
あの水はどこに行ったのか?



そして、私がもっとも驚愕した、彩子のシーン。
足元の石河原が静かに板間に変わり、
その間、赤いドレスを脱ぎ捨てスリップ1枚になり、
板間に正座すると、
天井から降りてきた木箱に、つげ櫛とカンザシが1本。
それらを使って髪を結い上げた。
その間も、彩子から男への手紙が演じられている。
そして、木箱を開くと、中には着物が。
え?!もしかして演じながら着物を着るの???と思っていたら、
スリップドレスも脱ぎ、箱から白い長襦袢を取り出し、
演技しながらの着付けが始まった。

合わせは、右前になっていたので、
最後それが真っ白い死に装束になることが想像できる。

私は着付けをしながら演技などとても無理!
などと思いながら、そのしとやかな日本人女性らしい優雅な手つきで、
ヒモや伊達締め、帯、帯締めなどをしめていく姿に釘付けになった。
まなざしや発声も安定している。
素晴らしい!

白い着物には照明で柄が浮かび上がっていた。
まだ生前の彩子を表現しているのだろう。



そして、名古屋帯でお太鼓結びが完成し、
彩子の本当の思いが男へと告げられる。

そして、舞台には真っ白い着物を着た彩子。

照明が落ち暗転。

演じきった中谷さんに照明が当たると会場から拍手が。
挨拶の仕草などを見ていると、
一番最後の「彩子」が一番演じやすかったのでは?と感じた。



衣装というのは演技と一心同体である、
と強く実感した舞台であった。

最後の着付けをしながらの演技は、
何百回となく着付けをし、身につけたのだなと感じた。
毎朝着物を着ていると、
その作業も日常のこと。考えないで手が動く、
と私の着付けの先生はおっしゃっていた。

そこまでいってないととてもあの長いセリフには集中出来ない。
なにせ台詞に関しては独演なのだから。

実際にこの舞台を見に行きたかった。
もちろん中谷美紀さん主演で!

また再演するといいな。

写真は演劇ライフさんより。
 2012/09/25 17:13  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「ボーン・レガシー」


今朝起きたら、
ラジオに、俳優のジェレミー・レナーが出演していて、
ジェイソン・ボーンについてインタビューされていた。。。

私の大好きな映画、ジェイソン・ボーンシリーズ。

「ボーン・アイデンティティ」
「ボーン・スプレマシー」
「ボーン・アルティメイタム」

最初の「ボーン・アイデンティティ」で、
マット・デイモンという俳優のファンになり、
彼の演技力の高さに注目したのだった。

そしてなにより、ジェイソン・ボーンというキャラクターのファンになった。

「ボーン・アルティメイタム」で、
彼の素性が明らかになり、記憶も取り戻し、
一応の落着を見せたシリーズ。

そのシリーズに続編が・・。

それが、日本では9/28に公開される、「ボーン・レガシー」!!
主演は、ジェレミー・レナー。

実は、今日の今日まで、
「ボーン・レガシー」が続編だと認識していなかった私。

ニュージーランドのテレビで、
実はトレイラーが流れていたのだけれど、
なにせ、ジェイソン・ボーンらしき俳優があのマット・デイモンではないし、
映画の特性から、英語圏じゃない国のシーンが流れていたので、
どっかわけのわからない国が、ボーン・シリーズのリメイクでもやっているのかな?
と半ば不愉快な気分になっていた(ただの早とちり)。

そして今朝、ラジオにジェレミー・レナーが出演していて、
映画「ボーン・レガシー」について語っているのを聞いて、
当然、マット・デイモンについての話も飛び交い、
どうやら、ボーン・シリーズの正式な続編らしい、
と改めて知った!!

しかも、兵器として造られたジェイソン・ボーンは、
氷山の一角で、もっと巨大な計画の裏に存在していたのが、
今回ジェレミー・レナー演じる、アーロン・クロスという筋!

つまり、ジェイソン・ボーンとはまったく違った話。

マット・デイモンのジェイソン・ボーンが大好きだけれど、
アーロン・クロスという新キャラにも興味が湧いてきた。

マット・デイモンの、
ちょっと雨に濡れて外にいる犬のようなキャラに、
史上最強の兵士という設定、
そして更に、記憶喪失から始まり、
謎を追う形で、世界を又にスピーディに展開していく脚本が絶妙。
そして、中に詰め込まれた機能とは裏腹に、
ほとんど無表情に徹したマットの演技が、
あのジェイソン・ボーンというキャラクターを造りだしたのだ。

無表情なのに喪失感が伝わってくる素晴らしい演技だった。

「ボーン・レガシー」はそれを越えるプレッシャーがあったし、
ジェレミー・レナーは、
マット・デイモンのジェイソン・ボーンに取って代わるつもりはない、
と明言していた。

すべてを忘れて、この「ボーン・レガシー」を見に行きたい。

日本公開は9/28からだが、
ニュージーランド公開は8/16から。

内容的に英語の理解力が追いつかなそうだけれど、
もうだいぶ観てみたい気になってきた。
それだけ、このシリーズのファンなのである

うーん、やっぱり行っちゃおうかな?

 2012/08/04 07:24  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「17歳の肖像」


久しぶりに映画の感想を書く。
毎日何かしらの映画を観ているけれど、
数ヶ月ぶりにブログに載せたいと思う映画を観た。

「17歳の肖像」

オックスフォードへの進学を考えている頭の良い17歳のジェニー。
その彼女の前に現れた30歳の洗練された大人の男性。

時代は1961年で、
ビートルズもまだ全盛ではなく、
女性が女性の価値を模索している時代。

ジュリエット・グレコを聴き、
フランス文化に憧れ、
タバコをふかしながら文学を語る。

頭が良いだけに、
目の前にふいに用意された扉を開け、
ジェニーは一足飛びに大人の世界に足を踏み入れていく。

17歳の時に見ても、
大人になった今になって見ても、
どの時点でも不安とときめきと後悔と決意が渦巻く作品。

後戻りできない状況になった、と17歳が感じる、
もう人生破滅だと大人も心臓がドキドキする、
そんな墜ちる岐路に立たされた時、
素直に過ちを認め、
自分が見下してしまった教師や恩師に頭を下げる、
そのフットワークの軽さが17歳だと思った。

「助けてください」と言える、
意志の強さと賢さを彼女は備えていた。

「教育」とは何かを考えさせられる。
勉強の場は学校だけではない。
けれど、学校が必要な年代というのは確実にあるのだ。
親が守るべき子の年代というのがあるように。

ティーンが妻子持ちの男に騙されるだけの筋が、
こんなにも瑞々しくドキドキさせられる作品に仕上がったのは、
脚本と演出のなせる技だろう。

英国で人気のジャーナリスト、
リン・バーバーの自叙伝を映画化した本作、
最初から最後まで惹きつけれらた。

主演を演じたキャリー・マリガンは、
この先が期待できる英国の新人女優。
昨年のアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされただけのことはある。
今後の活躍が楽しみだ。


「17歳の肖像」
原題:「AN EDUCATION」
2009年イギリス
95分
ロネ・シェルフィグ監督作品
出演:キャリー・マリガン、ピーターサースガード
 2011/03/08 21:51  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
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