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新しい仕事場


昨日から別の畑の剪定作業に入りました。
といっても今まで居たヴィンヤードから移籍したわけではなく、
昨年の夏を最後にワイン醸造をやめることにしたヴィンヤードを管理することになったのです。

この国は、大規模なフルーツ農場経営を辞めたい場合、
そのままビジネスを売るか、更地にするか、管理を誰かに委託するかして、
放置してはいけない決まりになっています。

今まで人の手によってきちんと管理されてきた果樹は、
放置されるとあっという間に病気になったり、
大量に害虫が発生したりして、近隣の別の畑に害が及びます。

なのでもうビジネスを辞める場合、
買い手が決まるまでは、大概は別のワイナリーに管理をお願いし、
管理をする方は、収穫したブドウを全部もらうということで話がつくようです。
畑の賃借料を払うことはないみたいです
畑は管理するだけでものすごい人件費やその他経費がかかるので、
管理してもらうだけでその出費が減るのでちょうど折り合いがつくようです。

去年管理した別の畑の景色も良かったけれど、
今回始めたこの畑は格別の場所にあり、
常に陽の気に包まれていて、
働いていても、休憩していてもうっとりしてしまいます。

(絶景を前にランチ中)


この畑で2年ほど働いている年配の女性が、
継続して剪定作業を一緒にやってくれることになっていました。
初めて年上の女性と仕事しました。
落ち着いていて素敵な人です。

ふだん、10代20代の若者と仕事しているので、
こういう穏やかな雰囲気になんだかほっとします

気温が暖かくなってきたので、
新芽が開く前に作業を終わらせる必要があります。
あと3週間芽ぶきが待ってくれることを祈ります。

 2017/08/08 03:29  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


ワイナリーのはちみつ



私の働くワイナリーにはビー・ハイヴ(養蜂箱)があります。
ミツバチたちはブドウの花の受粉にも必要で、
ハチミツも取ることが出来るし、
たぶん、たいがいのワイナリーにあると思います。

先日、良いハチミツが取れたよ〜、とお裾分けを戴きました。
うちのワイナリーでは、
ワイン・メーカーが片手間に蜂たちのお世話しています

うちの蜂たちが集めている蜜は、
ブドウの花、マヌカの花、レモンの花、オリーブの花、
と、ほとんどが果樹。
あとは春先に咲くワイルド・フラワーの花粉でしょうか。

そのせいか、このクリーミーな蜂蜜は、
フルーツの爽やかな甘味がする透明感のあるハニーに仕上がっていました。

私はバターたっぷりのトーストにハチミツを塗って食べるのが大好物

自家製(私が育てたんじゃないけれど)ハチミツに、
自家製パン、そして自家製卵の目玉焼き、
日曜のゆったりした朝にのんびり味わうのにピッタリ。
ぜんぶ作り手の味がして最高の贅沢です

 2017/08/06 06:50  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


この冬一番の寒さ



出勤したらそこは銀世界。

地温が0度にめったにならないオークランドでも、
最低気温が3度ともなると地面には霜が降ります。



霧がたまる低地や日陰に主に出来やすいのですが、
ヴィンヤードすべてが霜に覆われているのは初めて見ました。



雪は絶対に降らないけれど、
雪景色のようでなんだかすっごく冬の気分



どんどん昇ってくる太陽の力で、
この美しい景色も見る見る間に姿を消していきます。



霜も露にかわり、輝く宝石のよう。
線という線、糸という糸が美しく着飾られ、
うっとりするようなまばゆい世界が現れました。



ほんの20分で消えてしまった夢のような自然現象。
出会えて良かったです
 2017/08/01 04:01  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


タイ・ダウン・マシン



ブドウの枝をワイヤーに止め付けていく作業を、
「タイ・ダウン」と言います。

私はいまこの作業をしているのだけれど、
その止め付け作業には機械を用います。

この機械は電気製品なので、
こんな感じのものを腰に装着していて、
なにかのトレーニングですかね?
というくらい重い



最近この機械の調子が悪くて、
10回に1回は絡まるか詰まるかして、
その度に作業を中断してあちこち開けて直さなければならず、
時にはいちいち腰から外す必要もあったりして、
作業がぜんぜん進まずかなりストレス。

で結局、何十年前ですかね?
というオールド・テクニックのゴム輪で止めたりしています。

それでも調子の悪いマシンよりは数倍早いので、
アナログもたまにはいいわね、と楽しんでいるのですが、
その問題のマシンをネットで調べてみたら、
デモンストレーションしているビデオが載っていて、
作業しているオジサン、めちゃめちゃ早い!!!
私このスピードの10分の一くらいかも。
てかそもそもやり方が違う!

オーストラリアのブランドだから、
ブドウの木はオーストラリアなんでしょうか?
うちは両開きに枝を止めるけれど、
なぜ片側開きなのかしら??
それ以前にそんな曲げ方でなぜ折れない??と、
違うところに目がいってしまう。。。。

明日からはこの達人の早業をイメージしながらタイ・ダウンしてみよう。
機械が順調に動けば、だけれどね・・・
 2017/07/19 17:41  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


ブドウの紅葉



オリーブの選果。
摘み終わったオリーブから、
オイルが絞れなさそうなシワシワの実を取り除く作業。

オリーブの葉っぱは圧搾マシーンがはじき出すそうなのであまり神経質に取らないでいいとのこと。

だいたいランチ前までに摘み取り作業を終わらせ、
1時間ほどで選果を終わらせオリーブ・エステートに持って行く。

シワシワちゃんを取り除いた後のオリーブはとっても少なく感じる。
どれぐらいの量のオリーブオイルが取れるのだろうか。

オリーブ栽培は素人目にはぜんぜん手間がかかっていない様に見える。
(ブドウ栽培と比べれば、ということだけれど)

病気にもほとんどかからないし、
一年に1回の剪定以外はなんにもしていない気がする。

一番時間のかかる作業は収穫と選果だけだ。
それでもブドウの収穫よりは遥かにラフで大ざっぱな方法で出来る。

内心、これがオイルになって誰かが買うのが信じられない感じがする。
オリーブ・オイルはブランディング次第で高く売ることができるし、
ブドウに対する手間に比べたらかなり費用対効果の高い農業かもしれない。

1日、1日秋が深まり、
秋晴れの日と冬の雨の日が混在し始めた。
ブドウの葉も紅葉を始め、来年に備えて散る頃だ。

(写真下:シラー品種の紅葉)
 2017/05/06 05:36  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
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