« 選挙に行こう! | Main | 私のフリーレンジ »
新しい遊び場



ヒメは、ヴィンヤードに出勤していない日は、
朝はビーチ、夕方はスポーツパークに散歩に行っています。

ビーチでは投げてもらったボールを取りに行く、
という人間と一緒に遊ぶ遊び、
スポーツパークでは、周囲を取り囲む広大な森の中を駆け巡り、
ウサギやキジをハントする遊びに夢中です。
(小動物を愛する方は以下、閲覧注意です

ボール投げと違ってパークではヒメが勝手に楽しんでいるので、
私は草原に寝転んで青い空と風にたなびく花たちを眺めながらボンヤリ。
ヒメは10分おきくらいに私の様子を見に戻ってくるので、
割と安心して空想にふけることができるのです

森の中の散歩道では、
ヒメのハントシーンに出くわすことも・・・・。
キジだとだいたいは空に飛んでいくのでほとんど捕まえられないのですが、
ウサギはハント出来る確率が高めです。



ウサギのハントを初めて見たときには、
ウサギという生き物の可愛らしさから、
残虐に見えて哀しい気持ちと、立派に害獣を仕留めたヒメを誇らしく思う気持ちが交錯し複雑な気分になりました。

狩猟本能はしつけの障害になるので、
それを極力抑えるしつけを家の中で行っているので、
ヒメには音の出るおもちゃなどは一切与えていません。
(音が出るおもちゃは犬の狩猟本能を刺激します)
犬の遊びはすべて、狩猟本能か支配性行動のみで構成されています。

なので、家の中でのしつけが完了し主従関係が出来てから、
外の決められた場所でその狩猟本能が出せるようにしました。

ヴィンヤードで鳥を狩ることを許している以上、
狩ることを叱ることは出来ません。
ただ、主従関係が出来ているので、狩りを止めることが出来ます。
ヒメは「マテ」と「ダメ」を理解しているので、
ブドウを食さない生き物を標的にした場合は制止のコマンドを使います。
見えていないところで制止することは不可能ですが、
ほとんどの鳥類は飛ぶことが出来るので、
無事に逃げてくれることを祈るしかありません。

ウサギに関しては、
ヴィンヤード以外でもウサギは保護対象になっておらず、
害獣であることに変わりはないので、
パークのウサギのハントも放任しています。

捕らえた子ウサギをくわえて走る姿は、
まるでぬいぐるみを口にくわえて遊んでいる光景にソックリです。
ぬいぐるみを振り回してボロボロにしたり、
食いちぎって内綿を出してしまうのと同じように、
ヒメもウサギで同じような遊びをしているようです。

というのは、私たちはそういう光景を見たくないので、
もしもハントシーンに出くわしたら、
獲物が息絶えた時点でヒメから取り上げます。
息絶えるまで待つのは、中途半端に生きている状態で取り上げると、
獲物の苦しみを長引かせるだけだからです。
ヒメに捕まってから1〜2分以内にはだいたい死にます。

なので、私たちが見ていない時にヒメがどうやって遊んでいるかは、
後日発見した獲物の死体から想像しているわけです。

犬を飼うまでは、
犬や猫が小動物を襲うことを容認出来ませんでしたが、
あくまで人間の都合でそれを許したり叱ったりするわけですから、
結局は人間が悪いのだと理解できるようになりました

思う存分本能を満たした後には、池に体を浸してクールダウン。



ヴィンヤードでの鳥退治という仕事が、
(仕事と言っても強制されているものではなく、
ヒメを使ったほうが便利だと私が判断してのことです。)
ヒメのしつけプログラムの想定外のことでしたが、
犬と人間の関係は1000年を超える歴史を持つ奥深いもので、
「犬を使う」という古来からの関係性を体験することが出来たので結果として良かったと思っています

ヒメはすっかりワーキング・ドッグです。

 2017/10/22 05:04  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://apalog.com/seri-emi/tb_ping/2399



プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
カテゴリアーカイブ
最新記事
月別アーカイブ
最新トラックバック
更新順ブログ一覧

http://apalog.com/seri-emi/index1_0.rdf
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード

当ブログ内の全ての文章・画像・映像の無断転載・転用を禁止します。