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海のF1



ニュージーランドにとって素晴らしい夜明けとなった今朝。

3〜4年に1度開催される国際ヨットレース、
「アメリカズ・カップ」でアメリカチームを制し、
ニュージーランドチームが勝利を得た。
5大会ぶり3度目の勝利である。
世界最古のスポーツトロフィーと言われる" America's Cup"、
通称"Auld Mug"が、ニュージーランドに再び帰ってくる。



「アメリカズ・カップ」は、
決勝の2年前から行われる挑戦艇を決めるレース、
「ルイ・ヴィトン・カップ」で優勝したチームが、
決勝レースである「アメリカズ・カップ」で、
昨年優勝チームの防衛艇と勝敗を決めるレースである。

4年前の大会では、
予選は「ルイ・ヴィトン・カップ」
決勝は「アメリカズ・カップ」というだけだったけれど、
今年は、チャレンジ艇を決める予選?が、
「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールド・シリーズ」、
本戦決勝が「ルイ・ヴィトン・アメリカズ・カップ」となっていた。

166年前から行われ、
今年で35回目を迎えるこのヨットレースは、
前回優勝国の領海または近海で次回大会が行われるので、
4年前にニュージーランドがアメリカに挑戦した時には、
最初の8勝までニュージーランドが圧勝していたので、
次大会はオークランドの海でレースが見られるね、
とワクワクしていたのだけれど、、、、

それまで不調だったアメリカチームの用意していたハイテク機器が使えるようになり、その瞬間からニュージーランドは連日敗戦し、8対9で負けてしまった。
(前体会までのルールは先に9勝したほうが勝ちだった)
その時のインタビューでは「ヨットのテクニックではなくテクノロジーに負けた」とニュージーランドチームが答えていた。
先に8勝していたニュージーランドチームだったので、
テレビの前の国民もみな大きく落胆しただろう。

そして今年、ニュージーランドチームはルイ・ヴィトン・カップを制して、
今年再びアメリカチームにチャレンジした。
今年は、先に7勝したチームの勝ちだが、
チャレンジ艇は1レース・ビハインドでスタートするので、
チャレンジ艇は8勝する必要がある。



列強が形勢不利になると新ルール追加で勝たせないようにする(ように見える)、というのがスポーツの世界で話題になるけれど、この1レース・ビハインドスタートというのもその手の不条理を感じる(笑)

それはさておき、
4年前の屈辱をはらすがごとく、
今年は8対1の圧勝&スピード優勝。



4年前は17レースも行われ、
大会史上最も長い日程、最も多いレース数だった。

当たり前だけれど、レースが長引けばお金がどんどんかかっていく。
前回大会の教訓からか??今年は9勝ではなく7勝したほうの勝ち、とし、
全9レースで終わった。

4年後、ついにアメリカズ・カップがオークランドで開催される。
ニュージーランドは海のスポーツに長けている。
国民の自家用船の所有率も高いほうだと思う。
ヨットへの関心もかなり高いので、
どの国で開催されるよりも国全体で盛り上がると断言できる。

ニュージーランドがこのレースに初めて挑戦したのは1995年。
それまでの144年間、優勝国はほとんどがアメリカ、
イギリス1勝、オーストラリアが1勝しただけだ。

1995年にニュージーランドが初挑戦&優勝してから、
アメリカチーム以外の優勝が増え始めた。

ヨットレースはF1と同じラグジュアリー・スポーツ。
そうそう多くのチームが参加出来るわけではない。
挑戦艇を決めるルイ・ヴィトン・カップに参加したのは、今年は6チーム。
サッカーなど、他のスポーツに比べていかに少ないかが分かる。

今年の第35回ルイ・ヴィトン・カップには、
日本のチーム、ソフトバンク・チーム・ジャパン」が初挑戦。
スキッパーはニュージーランド人のディーン・バーカー。



道のりは厳しいかもしれないけれど、日本だって海に囲まれた国だ。
日本のチームが次のルイ・ヴィトン・カップを制して、
オークランドに来ることに私はほのかに期待している。

アメリカズ・カップ開催年には、
今まで見たことのないくらいの人がオークランドに押し寄せてくる、
という状況になるらしいし、
海上観戦に世界中からやって来るラグジュアリーなヨットやクルーザーを見るのも楽しみ
 2017/06/27 07:27  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
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