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自由ってなに?



犬は、自由に走り回っているのが幸せ。
それは間違いない。
だから、自然の中で人に迷惑をかけない範囲であればリードから放して走り回らせてあげたい。
そういう発想からドッグ・ランというのは考案されたのだろう。
こちらでも人の少ないビーチとか、広大な草原などは、
柵こそ無いけれど、天然のドッグランのよう。

けれど、逆に言えば、
ただ単に、オイデ、マテなどのしつけが出来ていない、
飼い主がコントロールできない犬を放して勝手に遊ばせているだけ、
という見方もある。

ドッグ・ランと違ってビーチには人間もいて、
犬と関わりたくない人も朝の散歩を楽しんでいる。

今までビーチを歩いていてそういうことを考えたこと無かったけれど、
犬を飼うまでは、ビーチで砂だらけの犬には近寄って欲しくなかったし、
犬を触りたいとも思わなかった。

けれどヒメが来てからは、他の犬が近寄ってきても嫌じゃない。
他の犬の行動をよく観察できるようになった。

ヒメはまだ本格的なしつけを始めていないので、
今は近づいてくる犬の頭に立ち上がって前足を乗せようとする。
それが始まると向こうの先輩犬はそれを牽制しようと、
支配性行動による遊びが始まってしまう。

2ヶ月半の仔犬はまだほとんどビーチには居ない(3回目のワクチン前というのもある)ので、ヒメはいつでも一番若くて経験が浅い。

リーダーウォークなど、本格的なしつけが完了出来るまでは、
基本的にはリードから放すことはない。
けれど割とデリケートな性格をしていて我慢もできる犬なので、
仔犬の時に自由に走り回る楽しさを奪って内にこもってしまわないように、
環境とタイミングをみながらヒメのリードを外してあげる。

リードというのは一つの権威になっているので、
それが外れるとやはり野生の獣のようになる。
そのスイッチが決して入らないように矯正していくのが森田誠式。
そしてダックがいる我が家にはそのスイッチは本当に好ましくない。

主従関係が出来上がった後であれば、
ボール遊びなど狩猟本能を使った遊びを教えることができ、
それが出来れば「思いきり走る」「ボールを狩る」という狩猟本能を、
”服従性の中で”満たすことが出来る。
そのスイッチのオンとオフは犬ではなく飼い主が切り替えるのは言うまでもない。

本格的なしつけは4ヶ月を迎えてから。
それまでは、自由も楽しませながら服従性を育んでいきたい。
そしてどんなに野性的な犬に出会っても穏やかで余裕を持って遊べるような心理を育んでいきたい。

ヒメの楽しい世界は始まったばかり。

まだ3回目のワクチンが完了していないことを忘れずに、
もっともっといろいろ体験させていこう。

 2016/08/30 03:24  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

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