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キウィ・バードのヒナに会えた!


先週の土曜日、
悪天候が予想されていたけれど、
無事開催されたロトロア島でのキウィ・バード リリースに参加してきました

ワイヘキ島のメインの船着き場よりも東にある、
オラピウという桟橋からロトロア島行きのフェリーは出る。
この日は、このイベントの為のチャーターフェリーだった。

桟橋に行くと、すでに多くの人が集まっていた。
私も、ここから船に乗るのは初めて。
ロトロア島に行くのももちろん初めて。

船長からのアナウンスで、
私たちの乗っている船の後ろから来るフェリーに、
今日リリースされる予定のキウィ・バードのヒナが乗っているとのこと。



あの船の中に小さい、まだ生まれて3週間前後の赤ちゃんキウィがいる。
そう思うだけでもうドキドキ。

ロトロア島に上陸。


この島は、最初は本土と同じようにイギリスからの移民が暮らしていた。
わりと現代になってから、アルコール依存症患者のリハビリ施設が置かれ、
その後、ある有志の方がこの島を購入し、
キウィが生息できる島にすべく、数百億ドルをかけて、
徐々に島を人間が住む以前の姿に戻そうとしている。


島に入るときに最初に見るこの看板、
船が接岸出来る海岸すべてで、
無数のネズミ取りの仕掛けと共にたびたび見かけることになる。

ロトロア島は、1番新しい「ペスト・フリー・アイランド」に認定された島。
つまり、人間が持ち込んだ害獣、
ネズミ、ポッサム、ウサギ、などを徹底駆除し、
それらが再び繁殖しないように、
バイオ・セキュリティを徹底しているということ。
同時に、人間の飼うドメスティック・アニマルである、
犬や猫もこの島には居ない。

なので、あの看板には、船が接岸することによって、
荷物にまぎれてネズミが上陸しないように注意を勧告している。
大型船などには意外とネズミが住んでいるのかもしれない。
同時に、飼い犬と一緒に船旅をしている人々もいるので、
犬を島に上陸させないように呼びかけている。


この島に住み、いっかつ管理している方からお話を聞く。
人間が住んでいた島は、すべて丸刈りにされ牧場になっているのがほとんど。
ここロトロア島では、キウィが暮らせるように、
40万本の木を新たに植え付け、
ありとあらゆる種類の鳥4千羽をリリースしたそう。
その中には、キウィそっくりな別の飛べない鳥もいて、
たまに姿を見かけた。
ほんとう、キウィそっくり。


このあと、オークランド・ズー(動物園)の方から、
今回リリースされるキウィ・バードの話しを聞いた。
生後21日目のメスと、生後45日目のオスの2羽。
コロマンデルという野生のキウィがいる場所で卵が保護されて、
オークランド・ズーにて孵化した。
そして今回ロトロア島にリリースされる。


そして、いよいよリリースのセレモニー。
生後21日目のメスのキウィ・バードが入った箱にみなついていく。


リリース予定の、キウィが生息するエリアに到着。
奧に池みたいなのが見える。
こんなところに、いきなり放鳥されて、チックは大丈夫なのだろうか?
初日にして、いきなり池に落ちたりしないだろうか?
なんだか不安。

リリースする前にチックがみんなにお披露目された。


やばい、かわいすぎる!

取材陣の中に日本人男性が。笑顔。だよね。

だんだん近づいてきた。感動。あのクチバシがたまらん。

昼間(キウィは夜行性)なのに目がぱっちり。

顔の周りに生えているちょっと長めの毛までばっちり見える。

なんて美しくて愛らしい珍獣なんでしょう。


もう、感動MAXすぎて、
ただただ目の前にいる愛すべき存在に心を奪われてしまいました。

オークランド・ズーの方の話しによると、
やはり、いきなりポイっと放すのではなく、
ある程度自分でエサを探したり、身を守れるようになるまで、
保護観察するそう。

そういう時のキウィとの距離ってどんな感じなのだろう。
経験積んだスタッフの手によって、
すでに何羽かキウィがこの島に放鳥されている。
生まれた場所のコロマンデルでは、
ポッサムやネコに襲われたり、車にひかれたり、
年間かなりの数のキウィが死んでいるそう。
ここロトロア島ではその心配は一切ない。

おっとりしていて、攻撃力ゼロ、防御力ゼロのこの飛べない鳥、
残念ながら人間側が配慮しないと生きていけない。

今後もこの飛べない鳥は、
人間がしたことの犠牲と、保護により守られる環境の象徴として、
アイソレートされた場所で生きていくのだろう。

「キウィ・バード? ロトロアに行けば沢山いるよ〜」と、
その辺を歩いていても不思議じゃないくらい、
たくさん、たくさん繁殖してほしい。

<ロトロア島の港の向こうに、ワイヘキ島を臨む>


すぐお隣の島にキウィ・バードのパラダイスが完成することを夢見て。



all photo by Jo Sugimura
 2014/11/19 10:32  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
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