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圧倒的なオーラを放つカウリ・ツリー


ニュージーランドの国木でもあり、
樹齢2500年まで生きる、木の中の王、「カウリ」を見に行ってきました。

乱伐にあい、数が激減したカウリは、
現在は伐採禁止で、今買うことのできるカウリ製品は、
すべて昔のマオリ族などが切り倒した大木を使用しています。

そのカウリの若木が、うちの敷地内に生えているを発見したのは半年前。

ポフトゥカワの大木の下のエリアを整備していたところ、
写真右奧あたりのジャングルの中がどうなっているか見るために、
手前にある伐採可能な木をいくつか切っていたら・・・

見つけました!
最初はなんの木か知らなかったけれど、
一目見てすぐに、他の木と違う特別な木だとわかりました。

私の身長より少し高いヤング・カウリです。

この子がきちんと育つように、周囲を整備し、
他の木の梢を切り少し日が当たるようにしました。

ヤング・カウリは売られているので、
これが植えられたものなのか、自然に生えたものなのか分からないけれど、
とにかく大切に守りたい。

そこで、この子の2000年後の姿を見に、
樹齢2000年前後のカウリの大木が見られる保護区に行ってきました。

森に入る前に、靴を洗って他の繁殖率旺盛な種子を落とします。



トレッキング・コースを30分ほど進んでいくと、
カウリの大木が現れました!

シネマスコープサイズのレンズでも、
1番下から上までは入りきらないほどの巨木。

ゆっくりゆっくり育つので、カウリの木はとても堅くとにかく真っ直ぐ!


森の中の道は歩くところが決まっているのですが、
一カ所ボード・ウォークになっていて、
比較的若いカウリに近づける素敵な場所がありました。

シダの生い茂る中作られたボード・ウォーク。

その先を進むと、ぽっかりと、
まるでCMの世界に入ってしまったかのように錯覚する空間が現れる。

最小限のスペースの中に設置された椅子とテーブル。

この周囲には若いカウリがいくつか生えており、
やたら近づいて根を傷めないように工夫されている。

こんなシチュエーションに感動しながら椅子とテーブルに近づくと、
なんと目の前に巨大なカウリが!

なんて贅沢な空間なんだろう。
贅沢すぎて涙が出る。
この木々たちが放つ清浄な空気を思い切り吸い込む。
そして、触れることの出来る距離にある若いカウリをそっと抱きしめた。


ひんやり冷たくてつるつるすべすべ。
うちのヤング・カウリがここまで育つのに何十年かかるだろう。
そしてそれを見届けるのは誰なのだろう。
カウリを知らない何十年後かの住人に間違えて伐採されないように、
カウンシルに申請して保護するようにしたいと思う。

人類が絶えてもこの木は残っていくんだろうなぁ。
森は すごい。

 2013/09/20 07:25  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

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