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強い女性が盛り上げるアメリカのハロウィーン
全米小売業協会の調べではハロウィーン市場は昨年で74億ドル。ハロウィーン関連商品購入者の1人当り平均単価は78ドルだ。近年急激に成長し、一説ではクリスマスに次いで大きなホリディ市場とのこと。

サーチ・エンジンのビング社は直近のハロウィーン・ショッピングについておもしろいデータを公開した。1つはコスチュームのキーワード検索。何とトップ10位のうち4ワードがバットマンに登場するキャラクター。11位がジョーカーなのでこれを含めるとバットマン・チームの圧勝だ。しかも、9位のバットマン以外は全部悪役だ。「ハーレイ・クィン」(1位)、「ポイズン・アイビー」(4位)、「キャット・ウーマン」(10位)など女性のセクシー系悪役が目立つ。また善悪に関わらず強い女性が人気で、「ワンダーウーマン」(3位)、「眠れる美女に登場する悪女」(5位)。

一方男性系は「デッドプール」(8位)、「バットマン」(9位)のみ。子供向けも、「ミニヨン」(2位)、「スターウォーズ」(6位)、「ディズニーのミニーちゃん」(7位)が登場するが、11位以下も上位は大人向けのコスチューム検索が優勢だ。

一般名詞での検索結果を見るとトップの「ハロウィーン・コスチューム」に続いて「女性向けハロウィーン・コスチューム」が2位。「セクシーな女性用コスチューム」も上位でいずれも「子供向け」「赤ちゃん向け」を抜いている。

このように、強くてセクシーな女性コスチュームが人気なようだ。子供と一緒にお母さんが着用するのか、ボーイフレンドとのデートの一環なのかは不明だが、かつてミッシーといわれたファッションが苦戦し、一方アクティブウェアが職場でも着られるようになって大伸長している今のアメリカのファッション・マインドを映し出しているようでもある。

(写真)
「ハーレイ・クィン」「ワンダー・ウーマン」Art by Alex Ross, Wikipedia.org
「ポイズン・アイビー」Art by Brian Bolland, Promotional art for Batman: Gotham Knights #15, Wikipedia.org

 2015/10/31 00:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

平山幸江(ひらやま・さちえ)

アメリカ小売業コンサルタント

1993年よりニューヨークを拠点に活動。Jクルー・ジャパン(伊藤忠プロミネントUSA)、フェリシモ・ニューヨーク、イオンUSA調査ディレクターを経て2010年に独立。

アメリカ市場でのファッション、小売事業展開の実務経験に基づいた市場調査分析、戦略企画が専門。「販売革新」「ファッション販売」他執筆。米国小売最新情報に関する講演。慶応大学及びファッション工科大学卒業。


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