カーボンフットプリントって! 「カーボンフットプリント」を見た消費者は、
どのような選択をするのでしょうか。
消費者が、店頭で購入する商品を作る過程で排出した温暖化ガスの量を商品ごとに表示する制度の普及に向け、経済産業省と民間企業の取り組みが始まります。(2008年5月経済産業省発表)
二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスの排出量表示を「カーボンフットプリント」と呼び、欧州で普及しつつあります。
これまで、企業が独自に様々な形でエコをPRしてきましたが、これからは、第三者機関による原料生産から製造工程、廃棄に至るまでの商品のライフサイクル全体のCO2排出量が数値化されるようになります。消費者は、その数値を見て環境負荷を他の商品と比較して購入できるようになります。
カーボンフットプリント制度が進むと、これまでの消費者の選択基準である「価格」「品質」「鮮度」「生産地」に加えて、新たな第五の基準「CO2排出量」が登場してくるでしょう。
さて、消費者はどちらを選ぶでしょうか?
同じ品質の商品…「価格」と「CO2」
同じ価格の商品…CO2が「高い」と「低い」
このような新制度による環境の変化をチャンスと捉え、企業としてどのような商品に競争力があり、どのような姿勢が消費者に支持されるかを考えることが必要です。
○原料生産から製造のプロセス
○物流のプロセス
○販売・消費プロセス
○廃棄・リサイクル処理プロセス
での、CO2排出量削減の算出を
試みては如何でしょうか。
壺
・迫り来る炭素制約社会での「カーボン・マーケティング」を発想しよう
・自社商品のCO2削減の可能性を考えよう
釜Z本木事務所 代表 六本木眞弓 |