六本木眞弓のズ・バ・リ言います!!(9)
デザイナーVS上司のバトルな関係

 ある女性デザイナーの嘆きを聞いてください。
この会社の上司は、何故か聞く耳を持たない事が多いのです。

 女性デザイナーは、ショーツ担当で尿もれ用のショーツにもフェミニンな感覚でレースをあしらったり、柄をデザインし少しお洒落な商品を企画しました。これをテスト販売したところ、評判が良くて、瞬く間に完売!この結果を上司に報告し、製品化するよう説得にかかったのです。ところが、50代後半の団塊の世代のこの上司は、頭ごなしにその商品を否定しました。「デザインは必要ない、機能と素材がよければ十分だ」と。
 
 実は、この頑固上司たるもの、「目の前に立ちはだかる高齢社会。自分もその一人になる。介護を受けるかもしれない。その恐れ・慄き、現実から目を背けたい」と言う気持ちが心の奥底にあったのです。

 女性はいくつになっても、可愛らしさ、優しさを失わず身の回りを綺麗にしたい。上着だけでなく肌着だってお洒落をしたいもの」なのに、彼は、その気持ちが理解できないのです。
                      

 私達は、社会の現実から目を反らさず、自分の問題として捕え、商品を作る時に「求められる声」に耳を傾ける事が必要です。それが、商品開発のチャンスとなり売れる商品につながります。この業界は、まだまだ男性上司が多い保守的なところが見られます。女性の目線で細かな気配りの行き届いた商品を、消費者にお届けしなければなりません。


                
                   ・女性の目線で考えよう。
                   ・消費者の声をよく聴こう。
                   ・気配りを込めた商品創りをしよう。


        釜Z本木事務所 代表 六本木眞弓


 2008/05/29 12:15  この記事のURL  / 

六本木眞弓のズ・バ・リいいます!!(8)
百貨店のVMD!!


百貨店に来店するお客様は、ものを買うこと以外に日常とは異なる時間と空間を求めてやってきます。
  今の百貨店の売場は、従来のVMD手法によるウインドウディスプレイと店内装飾を永いこと受け継ぎ続け、どの百貨店へ行っても殆んど同じブランドと似たようなディスプレイ。

お仕着せがましいばかり!

 周りに煽られたブランド品を持ち、トレンドの洋服を着て皆と同じであることで安心していた時代は去りました。
 「私はこうしたい」「私は私」を表現することに気付き始めたお客様にとって、百貨店で買い物をするとはどういうことなのでしょうか? 



   クリエイティブな空間・癒しの空間・コミュニケーションの空間……。
 
   そこには五感に訴える心地よさがあり、様々なストーリーの売場が
   存在する。





        ・緑の爽やかな、雑木林の中を散策するように
        ・風と水の音を肌で感じられるように
        ・都会の喧騒の中を颯爽と通り抜けるように

こんな売場がお客様の心を惹き付けるのです。


 百貨店に来て、こんなメッセージを与えてくれるスペースを見つけると、お客様は、ちょっとリュクスでリッチな「幸せな気分」になります。
 
今までとは一味違う「百貨店の楽しみ方」をVMDで演出しては如何でしょうか!


     
             ・五感に響くリュクス感を!
             ・自主売場の拡充。
             ・ストーリーを発信。


            釜Z本木事務所 代表 六本木眞弓
 2008/05/22 12:40  この記事のURL  / 

表参道界隈便り
外苑前 パサージュ青山


 パリの小路をイメージしたホット一息つける優しい空間が出現しました。
 ビルの谷間にこじんまりと存在するので、意外と見つけにくい位置にありました。一般の人が通りがかりで、奥まで行ってみようと思っても少し躊躇してしまいそうな気がします。
      


一歩、足を踏み入れると都会の喧騒から逃れて、静かな空間となります。



南欧の街並みを挟んでショップが並んでいます。


                    ゴディバ・花や・エグゼピーコック
                    レストランはイル・デシリオ・梅の花
                    カフェ「ラメゾンドゥタカギ」
                    など、話題の店があります。


                                 















エコが叫ばれ、自然を取り入れた優しい環境と共存するパサージュ。
こんなプレイスがもっと増えるとうれしいですね!
あとは、もう少しお客様がお店に入るといいのですが……。

釜Z本木事務所 代表 六本木眞弓
 2008/05/19 19:26  この記事のURL  / 

表参道界隈便り
グリーンコンセプト!




 最近、エコ・環境問題の観点からグリーン(緑の植栽・花)を使ったショップやウインドーが話題となっています。

表参道から根津美術館に行く途中に、ストーンビルディングと言うビルがあるのですが、その1階のウインドーディスプレイをご紹介します。


 お洒落なガーディニングのイメージで作られており、ブーツ・サンダルなどの服飾雑貨をその中に配置してあります。生の植栽を使用しているので、毎日水分補給や手入れをする必要があり維持のために人件費もかかりそうです。
 
しかし、心が癒される空間、都会のオアシス的感覚で眺めると「癒される〜!」などと呑気に見とれて、つい足を止めてしまいます。


   
■LOVELESS ウインドウー

  

ブーツ・サンダル・帽子・マフラー・サングラス
さりげなく、自分達の存在をアピールしていますよ!


眺めていると、突然人の手が!!

曇ったガラスを拭いたり、水遣りをしたりメンテナンスの職人さん?でした。


釜Z本木事務所 代表 六本木眞弓
 2008/05/15 13:39  この記事のURL  / 

六本木眞弓のズ・バ・リ言います!!(7)
リアルタイム・クロージングって!!

 「今必要・今着たい」商品が売場に無いというお客様の声をよく聴きませんか?
 消費者は、どんどん前倒しになるファッショントレンド゙の品揃えを見て、どうせ2,3ヵ月後にセールになるのだからと冷ややかな目を投げかける。そして生活防衛で買い控え。
 モノ余り、過当競争の狭間でエスカレートしていく競争は、売る側にとっても、消費者にとっても耐えがたいことです。

 最新のモードトレンドを教えてくれる店頭のディスプレイは、お客様が賢い選択をする為の貴重な情報源となります。それと同時に、「お客様が、今の季節や温度、自分のライフスタイルに合わせ、すぐ使いたいもの・今日買いたいもの」がきちんと品揃えされていることが必要なのです。

 ところが、トレンドに執着するあまり、この事実をすっかり忘れて店作りをしている事が往々にして見受けられます。


 例えば「花冷えの5月」は、水着や夏向けタンクトップが売場の一番良い場所を占領しています。しかし、お客様は、寒いので今すぐに着たい長袖Tシャツやパーカーを探しにやって来ます。この時、タイムリーな品揃えでお客様をお迎えすると、この店には私の欲しいものが揃っていると判断し「ほっ」とします。学生やティーンズはファッション情報をメディアから取り込み、お店を上手く活用するようになって来ました。

 しかし、ハイミセスの女性は自分のイベントやライフスタイルで行動することが多いので、なかなか欲しい商品を選ぶことが出来ません。
 その為にも「リアルタイム・クロージング」の品揃えを打ち出していくことが必要なのです。



・品揃えの原点に戻りましょう!
・消費者の目線を持ちましょう。


釜Z本木事務所 代表 六本木 眞弓
 2008/05/15 12:34  この記事のURL  / 

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六本木 眞弓
(ろっぽんぎ まゆみ)
(株)六本木事務所 代表取締役社長。

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