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2017-18年秋冬東京コレクション(Amazon Fashion Week TOKYO)・リポート


「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」になって2度目の東京コレクション(2017-18年秋冬)では、素材感やディテールで従来のクリエーションを踏み越えるような試みが目立っています。新たなトレンドを打ち出すというよりは、既存のファッション表現にひねりやずらしを加えて、ムードをモダナイズする動きが広がった今回の東京コレクション。外国勢の参加が増えて、グローバル感が強まる中、各クリエイターは「東京で発表する意味」をあらためて問い直し、探り当てようとしていたように見えました。






【2017-18年秋冬Amazon Fashion Week TOKYO】レビュー前編/素材感やディテールに新味
https://goo.gl/RfmvRf







【2017-18年秋冬Amazon Fashion Week TOKYO】レビュー後編/広がるスーパーミックスと再解釈
https://goo.gl/Y9kv8Z





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 2017/03/29 11:48  この記事のURL  / 

「世界にひとつのデニムトートバッグ」でチャリティ ROSES.×福山市




バラをテーマにしたアートでチャリティイベントを開催し、開発途上国の子ども達の教育支援を行う「ROSES.」は、福山市(広島県)市制施行100周年記念のタイアップイベントとして「ROSES.Charity Art 展覧会」を2017年3月、福山市で開催しています。

100人のアーティストが「バラ」をテーマにしたトートバッグをデザインしました。100人の参加アーティストには夏木マリさん、野宮真貴さん、MEGUMIさん、安西ひろこさん、ニコライ・バーグマンさん、YUIMA NAKAZATOさんなども名を連ねています。私も参加しています。福山市民100人によるオリジナルトートも展示されます(展示会場はエフピコRiM)。100人の作品はオークション販売をし、その収益を寄付します。

今回のベースになったデニムのトートバッグは、「120年の歴史とクオリティーを誇るデニムの最大手」であるカイハラ株式会社のインディゴ生地が使われています。そのほかの協賛企業は、「柔らかなテンセルデニムの開発で世界に発信」する篠原テキスタイル株式会社、「不可能を可能にする刺繍技術のマジシャン」の有限会社アルファ企画、「高い縫製技術で世界を魅了する」大江被服株式会社ほか、たくさんの企業が協力し、ALL MADE IN FUKUYAMAのデニムのトートバッグが生まれました。

「FUKUYAMA100TH ×ROSES. TOTE BAG ART PROJECT」として、福山のものづくりを感じさせるデニムのトートバッグを通して、「ばらのまち福山」の魅力を伝えると共に、開発途上国の子ども達の教育を支援する取り組みです。

私は子どものころ福山市に8年間住んでいたことがあるので、参加できてとてもうれしく思います。今回のトートバッグづくりでは当時を思い出しながら、そして、ファッションの仕事をしている今とリンクさせながら、デザインを練りました。私物の服を使ってリサイクルを意識しつつ、デイリーに気軽に使ってもらえるようなデザインにしました。フェイクファーが春夏の着こなしで活気づく異素材ミックスとしてアクセントにもなるかと思います。

3月19日(日)は、串野真也(シューズデザイナー)、江幡晃四郎(デザイナー)、「ROSES.Charity Art展」総合プロデューサー・生駒芳子(ファッションジャーナリスト)の3氏によるトークイベントも開催。3月20日(月)は福山八幡宮(雨天・福山市役所)で生産者に光を当てたファッションショーも開催。福山市内の学生が福山の企業と協力し、福山の魅力を発信します。

福山はデニムやビーズ、金襴緞子などの素材、刺繍・縫製技術を育んできました。今回のプロジェクトは福山のそういった「ファッション遺産」を発信する意味合いも持っています。アーティストの想いを込めたデニムアートトートバッグは、福山の街に息づくRose Mind(思いやり、優しさ、助け合いの心)を形にした作品となりました。作品を購入することで、プロジェクトを支援できます。




オークションサイトはこちら
http://reu.auctions.yahoo.co.jp/project?id=%201082

NPO ROSES. 公式ホームページ
http://www.roses-art.com/

福山市市制施行100周年記念事業公式サイト(Charity Art Exhibition)
http://fukuyama100th.com/news/20170228174114



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 2017/03/19 12:55  この記事のURL  / 

プレタポルテ誕生の時期にフォーカスした展覧会 「Paris Refashioned, 1957-1968」















「Paris Refashioned, 1957-1968」展をNYファッションウィーク中にFITミュージアムで見ました。1957〜68年にぱりでオートクチュールからプレタポルテから移り変わっていったじきが題材です。クリエイターたちがそれぞれにどういった影響を与え合ったかを読み解いています。2017年4月15日までの開催です。

FITミュージアムの永久所蔵品から展示内容が選ばれました。まだ21歳だったイヴ・サンローラン氏が「クリスチャン・ディオール」のデザイナーを引き継いだ当時の貴重な「トラペーズ」ラインのドレスにも出会えます。「ピエール カルダン」「ジバンシィ」「バレンシアガ」など、当時のクチュールの代表的な作品が揃えられています。「シャネル」や「アンドレ クレージュ」のスーツも展示されていました。

展示作品で最も力を注がれているのは、60年代のクリエーション。プレタポルテが誕生する時期です。イヴ・サンローラン氏がプレタポルテをスタートさせ、パリは再び勢いを取り戻します。

宇宙や未来を感じさせる作風もこの時代の特徴と言えます。「ニットの女王」と呼ばれたソニア・リキエル氏が注目を浴びたのもこの時期。カール・ラガーフェルド氏が担当していた頃の「クロエ」も登場します。

顧客層の変化や、新しい消費者の出現を背景にプレタポルテは受け入れられていく様子が感じ取れます。ファッションのビジネスモデルが移り変わっていくのは、今のNYでも同じ。「see-now-buy-now」の出現でファッションショーのありようが様変わりする今をとらえ直すうえでも有意義な企画となっていました。


Paris Refashioned, 1957-1968
https://www.fitnyc.edu/museum/exhibitions/paris-refashioned.php

#ParisRefashioned


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 2017/03/09 00:52  この記事のURL  / 

アフリカ系デザイナーに光を当てた「Black Fashion Designers」展












ニューヨークの有名ファッション校「Fashion Institute of Technology(FIT)」のミュージアムで「Black Fashion Designers」展が開催されています(2017年5月16日まで)。NYファッションウィークの取材の合間に見に行きました。

1950年代以降、現在に至るアフリカ系ファッションデザイナーの足跡をたずねる試みです。60人ものデザイナーの作品が集められています。

ブラックファッションにフォーカスした本格的な展覧会はこれが初めてだそうです。ミシェル・オバマ前大統領夫人が来た服も展示されていました。音楽との関連にも光が当てられていて、歌手ティナ・ターナーが着たステージ衣装も目にすることができます。

アフリカの民俗衣装やカリブ海の文化との関連性も理解できる構成。ストリートカルチャーや政治的メッセージなどにも目を向けています。カラーリッチな配色、ボディーコンシャスなシルエット、ヒップホップ感を帯びたディテールなどが目に留まりました。

NYモードの強みはNYならではのダイバーシティー(多様性)の深みにあります。アフリカ系ニューヨーカーのパワーや民族性はクリエーションにもアフロテイストをもたらしていて、今回の展覧会でも「Public School」の作品が並んでいました。ファッションやアートの世界では、「反トランプ」の政治的メッセージが打ち出され、ダイバーシティーを重視する意識がうかがえました。

Black Fashion Designers
https://www.fitnyc.edu/museum/exhibitions/black-fashion-designers.php

#BlackFashionDesigners



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 2017/03/08 23:31  この記事のURL  / 

2017-18年秋冬NYコレクションまとめ







2017-18年秋冬ニューヨークファッションウィークでは異変が起きました。地元からトランプ政権が誕生したことを背景に、本来のアメリカ、人々のダイバーシティー(多様性)、女性の尊厳などを深掘りするクリエーションが相次ぎました。「政治(反トランプ)」が表のテーマ、「ダイバーシティー」が裏のテーマになったようです。楽観やデコラティブ、ジェンダーレスなどの基軸トレンドは前シーズンから引き継がれながら、意思の強さやアメリカの再評価といった新トーンを上乗せしました。


宮田理江のランウェイ解読「2017-18年秋冬NYコレクション〜Vol.39」

http://www.apparel-web.com/column/miyata/2017-18aw_ny_01.html



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 2017/03/06 23:48  この記事のURL  / 

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宮田理江(みやたりえ)
ファッションジャーナリスト

複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積み、バイヤー、プレスを経験後、ファッションジャーナリストへ。新聞や雑誌、テレビ、ウェブなど、数々のメディアでコメント提供や記事執筆を手がける。

コレクションのリポート、トレンドの解説、スタイリングの提案、セレブリティ・有名人・ストリートの着こなし分析のほか、企業・商品ブランディング、広告、イベント出演、セミナーなどを幅広くこなす。著書にファッション指南本『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(共に学研)がある。

公式サイト:http://riemiyata.com/
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