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「モナコ ロイヤルウェディング展」が日本橋三越本店で開催


ハリウッド女優だったグレース・ケリーが公妃となったエピソードで名高い、ヨーロッパの小国、モナコ公国。2011年にはグレース妃の子息であるアルベール2世公とシャルレーヌ公妃のご成婚でも、話題を集めました。このご成婚を記念した「モナコ ロイヤルウェディング展」日本橋三越本店で8月4日まで開催されています。先日、行ってきました。

サイズの面でも「最大」の目玉は、シャルレーヌ公妃が実際に身に着けた、長さ5mのヴェールが目を惹くウェディングドレスです。「ジョルジオ アルマーニ」らしい気品と優雅さに満ちたデザインです。元五輪水泳選手だったシャルレーヌ公妃が見事にこのドレスを着こなした当日の写真も展示されています。

アルベール2世公が贈った特別オーダーのティアラ「エキューム」は、モナコの土地柄にふさわしく「海」を感じさせるダイナミックな形。制作過程も試作スケッチや映像で紹介されています。

グレース妃は評伝映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が制作されて、あらためて脚光を浴びています。女優ニコール・キッドマンがグレース妃役を演じました。ロイヤルウェディングから6年目に、モナコが直面した危機に、グレース妃が機知と決断力で立ち向かう姿を描いています。

本展ではウェディングドレス姿のグレース妃の写真が展示されていて、人気絶頂のままハリウッドを去り、公妃となったグレース妃の凛としたクールビューティーに触れることができます。グレース妃がまとったドレスの中には「ハナエ モリ」のデザインもあります。

「地中海の宝石」とも呼ばれるモナコはバチカン市国に次いで世界で2番目に面積の狭い国です。モンテカルロ地区でのF1レースや、豪華なカジノなどで知られています。同国の歴史や成り立ちなどに関する資料はモナコという国への興味を誘います。本展は第2会場もあるので、見逃さないようにご注意を(同じ入場券で入れます)。

時を隔てても変わらない2人の公妃の揺るぎないエレガンスが心に残りました。ロイヤルウェディングを厳粛かつ壮麗に祝おうと願うファッション・宝飾関係者の気持ちも伝わってきます。

◆イベント名 モナコ ロイヤルウェディング展
◆期間 2014年7月23日(水)〜8月4日(月)
◆会場 日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー
◆入場料 一般・大学生1000円

モナコ ロイヤルウエディング展
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/event/monaco/

映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/



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 2014/07/27 10:29  この記事のURL  / 

レザーバッグも着せ替え 「QUAEL bags(クアエル)」の新発想

着せ替えレザーバッグブランド「QUAEL bags(クアエル)」は 40種類以上のカラーバリエーションから自分好みのバッグを 手軽にカスタマイズできる新発想のバッグを提案しています。 2014年7月10日から公式ネットショップで本格的に販売を始めました。

レザーバッグのボディパーツを替えて、を好みの色に組み合わせられる 着せ替えバッグです。バッグの上部と下部を分離できるので、レザーを 好みの色に組み合わせられるトートバッグタイプと、バッグ本体と 蓋部分が分離できるショルダーバッグタイプの2種類が用意されています。

着せ替えの手順は動画で公開されていて、割と手軽にできそうです。

公式サイトでのバリエーション例を見ると、同じ形のバッグでも色を スイッチするだけで、ずいぶん印象が変わることが分かります。 連結部はホックで固定されていて、簡単に付け替えができる仕掛け。 連結部に使用している「ジャンパーホック」は頑丈なつくりで、 重量約4kg以内で使用する範囲であれば、ホックが外れることはないそうです。

色はトートタイプが5色(価格は2万4800円〜)、 ショルダータイプが4色(価格は1万8800円〜)での展開。 組み合わせ次第でそれぞれ25通りと16通りの多彩なカラーバリエーション。

布製やナイロン製などの着せ替えバッグは例がありますが、 本革を使用したカラーバリエーション豊富な着せ替えバッグの登場は 季節やTPO、コーディネートに合わせて着こなしの選択肢が広げてくれる予感。 着せ替え用パーツ単体でも購入できるから、自在の組み合わせが可能です。

グラフィックデザイナーの渡辺要爾(わたなべ・ようじ)氏が立ち上げました。

「すでにあるモノに、ちょっとしたアイデアやスパイスを『加えて』、 他とはちょっと違うモノに『変える』。」がブランドコンセプト。 「QUAEL(クアエル)」というネーミングにもその意識がうかがえます。 バッグ製造以外のすべての工程(デザイン、写真、映像、音楽、運営など)を 渡辺氏1人が担当しています。バッグは公式ホームページだけで販売します。

近頃は服やバッグで複数の着方や持ち方ができる2ウェイ、 3ウェイの商品が人気を博しています。見栄えや使い勝手をよくして、 コストパフォーマンスを高めるというメリットに加え、自分好みの装いに 整えたいというニーズにも答えてくれる点が支持される理由。 ハンドメイドのブームもあって、今後もおしゃれの味付けに 本人流の手仕事感を加える試みは広がっていきそうです。

QUAEL

http://www.quael.jp/

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 2014/07/24 09:25  この記事のURL  / 

不用ブランド品の寄付・購入を通じてチャリティー wajaが新発想事業


海外ファッション通信販売サイト「waja(ワジャ)」を運営しているwajaが
7月1日、新事業「FASHION CHARITY PROJECT(FCP)」をスタートしました。
ブランド品の委託販売を通した新発想のチャリティーです。

FCPで販売するアイテムは、不用のファッションブランド品を
個人や企業から提供してもらいます。不用品をFCPへ送ると、
FCPが写真を撮ってネット通販サイトで販売します。
実際に売れた場合、売り上げはNPO(非営利団体)に全額寄付されます。

不用品を提供した個人や企業(ドナーと呼ぶ)は仮に売れても
現金は全くもらえません。でも、売上金額に応じた「寄付金証明」を
NPOが発行するので、この証明書を使って確定申告することによって、
寄付金分の控除を受けられる仕組みです。

アイテムの販売や発送はFCP側が担当するので、ドナーの手間は
手持ちの品を所定の段ボールに詰めてFCPへ送るだけです。
配送料は着払いですので、ドナーの出費はゼロです。

FCPはいくつかの点で既存のチャリティーの常識を崩しています。
第一にドナーが提供した品の“見返り”が現金や名誉ではなく、
「節税」という形で用意されている点です。税務当局がFCPの
設計通りに寄付扱いを認めてくれれば、ドナーは手持ち不用品を
節税メリットとして“換金”することが可能になります。
これまで分かりづらかったチャリティーの“報酬”を見える化した点で、
FCPは踏み込んだ試みと言えるでしょう。

チャリティーを一過性の「お祭り」に終わらせず、
持続的な取り組みにしようというアプローチも目新しく映ります。
一時の盛り上がりで終わってしまうチャリティーではなく、
しっかり稼いでしっかり貢献する「ビジネス」として設計したのは、
FCPの第二の目新しい点です。積極的な参加を
長く呼び込み続けるためには、「善意」頼みでは難しいと考え、
ドナーに分かりやすいメリット(節税効果)を用意した格好です。

ブランド品を換金する方法としては、質入れやフリーマーケット手売り、
ネットオークション販売などが既にあります。でも、いずれもアイテムを持ち込む
面倒や、露店を構える労力、出品・発送の手間などに時間やエネルギーが必要で、
負担が大きかったり、割に合わなかったりということが珍しくありません。

結果的に自宅のワードローブで眠り続ける服やバッグが多くなってしまいがちです。
つまり、流通する価値があるのに、システムが整っていないせいで、
流れがよどんでいるところがあるわけです。今回のFCPは不用品持ち主側の
手間を省いてリターンを見えやすくしたおかげで、この滞留していた
「インハウスお宝」を再び流通チャネルに乗せる可能性を秘めています。

個人だけではなく、ファッション企業をドナーとして視野に入れている点も
FCPの面白いところです。売れ残った在庫を持つファッション企業は
アウトレットやファミリーセールなどで処分販売を進めていますが、
ラグジュアリーブランドであればあるほど値引き販売には慎重に
ならざるを得ません。ブランドイメージへのダメージや
正価販売への悪影響などを心配するからです。

でも、「チャリティー」は別です。
宗教的事情もあってチャリティーが根付いている欧米社会では
チャリティーの場であれば、通常のルールになじまないような
取り組みが可能になります。ブランドのラグジュアリー感を
きちんと保つ演出が施されれば、ハイエンドブランドが
FCPの仕組みを使って在庫処理を試す可能性も出てきそうです。
このドナー企業の「巻き込み力」の大きさが第三の特徴と言えるでしょう。

買い手(サポーターと呼ぶ)側にもメリットがあります。
通常のブランド品購入では、本人の所有欲が満たされるだけですが、
FCPの場合、それに加えてNPO支援を通じた社会貢献が実現するわけで、
「正義のお買い物」という別の満足感も得られます。
プライスも相応にリーズナブルな線で設定されるはずで、
ドナー、NPO、買い手の三者がちょっとずつ得をする仕掛けです。

wajaはNPOから手数料を受け取り、全体をオーガナイズする黒子役を務めます。
そのwajaはFCP立ち上げの発表に当たって、かなり思い切った宣言をしています。
全体にきれい事を言わず、wajaにとっては営利目的の事業であることをはっきり
認めたうえで、善意に頼らないビジネス骨格の枠組みを目指す決意を語っています。
チャリティー関連のプロジェクトでは往々にして関係者の関わり方が
はっきりせず、売り上げや収益の流れすら外から見えにくいケースが
珍しくありません。FCPはソーシャルビジネスをうたっているだけあって、
参加者が納得できる見取り図を公開していて、ビジネスの持続に
不可欠な透明性を意識していることが見て取れます。
チャリティーとビジネスを交わらせることへの批判も甘んじて
受ける姿勢を示していて、その決意と立ち方は潔く映ります。

日本では寄付金控除があまり利用されておらず、確定申告をしない
給与所得者も多いなど、FCPの浸透に向けた課題は少なくありません。
ドナーが寄付先を指定できるFCPの仕組みでは、参加するNPOの
顔ぶれが広がるほど、自分の思い通りの寄付が実現しやすくなるので、
この点でも今後の拡充が待たれます。でも、宗教的な裏付けを持たない
新たなチャリティーの形を提案できるのは、特定の信仰を持たない人が多い
日本ならではというところもあり、ジャパンオリジナルのチャリティーが
世界的な広がりを見せる期待も広がります。

下記の公式サイトでは既に会員登録が始まっています。
「ABOUT FCP」のページでは趣旨やシステムが説明されているので、
興味のある方はアクセスしてみてはいかがでしょうか。

FASHION CHARITY PROJECT
http://www.waja.co.jp/fcp/




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 2014/07/13 14:39  この記事のURL  / 

パリ発の合同展示会「MAN」が東京で開催





Photos of the last MAN Paris show (SS 15)




パリ発の合同展示会「MAN」が日本に初上陸します。
「MAN TOKYO」(2015年春夏シーズン)は2014年7月29日〜8月1日に
東京・元赤坂の明治記念館で開かれます

ニューヨークに続く海外開催となります。

「MAN」は、同じくパリの合同展示会として有名な
「Capsule」「Rendez Vous」の立ち上げとプロデュースに携わった
Antoine Floch(アントワーヌ・フロッシュ)氏と2人のパートナー、
Romain Bernardie-James(ロマン・ベルナーディ=ジェームス)氏と
Olivier Migda(オリビエ・ミグダ)氏の3人が2012年にスタートしました。

メディアとトップバイヤーが集う合同展示会「MAN TOKYO」は
年2回のペースで開催される予定です。ヨーロッパ、アメリカと
アジアをつなぐハブとして機能することが期待されています。

この日本初開催に合わせて、東京・神宮前の「EDIFICE TOKYO」で
「MAN pop up stand in EDIFICE」が2014年7月25日〜8月3日(日)に
開催されます。有力な国際的展示会は海外メディア、バイヤーの
目に触れる貴重なチャンスだけに、日本進出は歓迎されます。
日本の展示会が海外に出る動きも始まっていて、
お互いの発信力が高まっていきそうです。

MAN TOKYO 2015 Spring-Summer
日程: 2014年7月29日(火)〜7月31日(木) / 10:00-18:00
※8月1日(金)10:00〜15:00
会場:明治記念館 / 東京都港区元赤坂2-2-23

MAN / WOMAN (Paris - New York - Tokyo)
https://www.facebook.com/manwomanshows?fref=ts




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 2014/07/11 14:33  この記事のURL  / 

「Vivienne Westwood」がヴァージンアトランティック航空の新制服を発表








英国のファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド氏は7月1日、
英国のヴァージンアトランティック航空の新ユニフォームを発表しました。
ロンドン市内のVillage Undergroundでお披露目パーティが開催されました。
高度なカッティング、美しいテーラーリングを施したこの新しいユニフォームは
9月1日から導入され、同航空の機内、空港で見ることができるようになります。

リチャード・ブランソン氏が創業した同航空の30周年を記念した
新ユニフォームとなります。女性キャビンクルー(客室乗務員)の
制服では、1990年代に発表した“Bettina”ジャケットにインスパイアされた
エレガントでフェミニンな赤いジャケットと、後ろにセクシーなダーツを
あしらった揃いの赤いペンシルスカートをデザインしました。

1940年代のフランスのクチュールデザインに用いられた
カッティング技術を参考に、女性用にはダブルの
ドレープコートをデザイン。ブランドのアイコニックな赤い
クラシックなシューズ“アワーグラスヒール”をアップデートしました。

英国の伝統的な服飾文化を大切にする姿勢でもヴィヴィアンは有名です。
男性クルーにはシャープなサビル・ロウスタイルのスリーピーススーツを提供。
深みのあるワインレッドのウール素材を使用しています。

地球環境問題に取り組んでいることで知られるヴィヴィアンは
今回の制服でもサステナビリティーを重んじました。
衣服を長持ちさせ色持ちを良くするために、ペットボトルをリサイクルした
ポリエステル糸やナノ加工を駆使。地球にやさしいユニフォームに仕上げています。

ヴァージンとヴィヴィアンという、ともに英国を代表する
2つの「V」が手を組んだ今回の新ユニフォーム。

ベンチャー起業家と挑戦的デザイナーのタッグという意味でも
共鳴するところがあったようで、歴史が長いのに、常に新しいカルチャーや
ビジネスを発信し続ける英国という国の底力も感じさせます。


Virgin Atlantic
http://www.virginatlantic.co.jp/

Vivienne Westwood
http://www.viviennewestwood-tokyo.com/




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 2014/07/09 15:45  この記事のURL  / 

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宮田理江(みやたりえ)
ファッションジャーナリスト

複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積み、バイヤー、プレスを経験後、ファッションジャーナリストへ。新聞や雑誌、テレビ、ウェブなど、数々のメディアでコメント提供や記事執筆を手がける。

コレクションのリポート、トレンドの解説、スタイリングの提案、セレブリティ・有名人・ストリートの着こなし分析のほか、企業・商品ブランディング、広告、イベント出演、セミナーなどを幅広くこなす。著書にファッション指南本『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(共に学研)がある。

公式サイト:http://riemiyata.com/
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