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2013年春夏ファッション6大トレンドまとめ
















楽観が彩る、アートとモードの蜜月――。
2013年春夏のトレンドはストライプ柄やシャイニー素材などを
取り入れた、ポジティブなおしゃれが勢いづきます。
アートとファッションの融合も進み、身体をカンバスに見立てたような
踏み込んだドレスアップが提案されていて、
着こなしのモチベーションを上げてくれそうな予感。

もう春はそこまで近づいています。
13春夏の方向感をつかみたい人たちのために、
新トレンドを6つの動きでざっくり整理したまとめ記事を用意しました。

コラム「宮田理江のランウェイ解読」Vol.05

2013春夏トレンドを、コーデのヒントとして役立てて頂けたらと思います。

楽観が彩る、アートとモードの蜜月
〜2013年春夏ファッションを盛り上げる世界6大トレンド〜


http://www.apparel-web.com/column/miyata/trend_2013ss.html



〜関連記事〜

ランウェイから読み解く、2013春夏トレンド
http://www.apparel-web.com/feature/interview/2013ss_trend.html



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 2013/01/24 22:23  この記事のURL  / 

ミシェル・オバマ夫人のファッションと、「ジェイソン・ウー」を再び選んだ理由
ワシントンで催されるオバマ米大統領の2期目の就任式典に、
ミシェル夫人が誰のデザインした、どんなドレスを着て姿を現すか・・・。

そして、その答えが出たわけですが、大方の予想を裏切るサプライズでした。
ミシェル夫人が大統領就任祝賀舞踏会でまとったのは、4年前と同じ
台湾出身デザイナー、ジェイソン・ウー(Jason Wu)氏が手掛けたドレスでした。
http://www.vogue.co.uk/news/2013/01/22/michelle-obama-inauguration-dress---jason-wu-interview

前回の2009年に選ばれた頃、ウー氏はまだそれほど知名度が
高くなかったのですが、この晴れ舞台にチョイスされたおかげで、
一躍、世界的な有名デザイナーの仲間入りを果たしました。
アメリカンドリームを体現するかのようなシンデレラボーイになった
ウー氏はこの4年間で実力が広く認められるようになりました。

当時はウー氏の出身がアジアであることから、大統領のアジア重視の
姿勢を反映したとか、新鋭のデザイナーを応援しようと考えたなどの
理由が挙げられました。もちろん、ウー氏の作品の完成度が
高かったことは当然で、ミシェル夫人の卓越したセンスも評判となり、
その後、『VOGUE』誌の表紙を飾ることにもなりました。

そういった背景があるだけに、今回どのデザイナーがお眼鏡にかなうのか
関心を集めていたのですが、まさかもう一度同じデザイナーを選ぶとは
予想されていなかったので、米国メディアも驚きをもってこのニュースを報じました。
「別の新鋭にチャンスを与える」「米国の大御所を選んで、視野の広さを示す」
などの予想が示されていましたが、ほとんどがはずれました。

尖閣諸島の騒ぎを引き合いに出すまでもなく、アジアをめぐる情勢は
4年前からゆるんでおらず、政治的メッセージとしても中国、台湾エリアから
視線をはずしていないという姿勢を感じさせることができた点で、
ウー氏のドレスを選んだ意味があったと言えるかもしれません。

様々な観測が流れる中、公式コメントが出ないと、真の意図は分かりませんが、
勝手な憶測が許されるなら、結論は割とシンプルで、「それが気に入ったから」
というものです。同じデザイナーを選んだことによって、夫人の「ブレない」
ファッションセンスが印象づけられたのは、今回の決断の大きな利点と言えます。

舞踏会では赤いノースリーブのドレスに身を包んだミシェル夫人でしたが、
その前に行われた日中の式典では、NYコレクションに参加している
米国人デザイナー、トム・ブラウン(Thom Browne)氏のコート&ワンピースでした。
http://www.cbsnews.com/8301-207_162-57565034/thom-browne-on-michelle-obamas-inauguration-outfit/

ブラウン氏はアメリカントラッドの伝統を重んじながらも、大胆な読み換えを
試みるアプローチで知られるデザイナー。そして、「トム・ブラウン」のコートと
ワンピースに合わせた小物類は「ジェイ・クルー(J.Crew)」でした。
こちらはリーズナブル価格で手に入る比較的身近なブランドです。

ミシェル夫人のおしゃれセンスが高く評価される理由の1つに、
ラグジュアリーブランドとお手頃プライス・アイテムの巧みな
ミックスコーディネートがあります。今回のスタイリングでも
そのセンスは存分に発揮されていて、「ジェイ・クルー」は
前回09年に続く式典登場となりました。

式典直前の数日の装いを見ると、NYコレクションの看板ブランドの
一角である「マイケル・コース(Michael Kors)」や、「コーチ(Coach)」の
クリエイティブディレクターが手掛ける「リード・クラッコフ(Reed Krakoff)」など、
米国の第一線ブランドがまんべんなく選ばれていて、夫人が
米国ファッションを応援しようと心がけている様子も感じ取れます。

両ブランドはアメリカンスポーツの伝統を現代的に解釈している点で
共通していて、飾り立てないエレガンスを好む夫人のテイストがうかがえます。
一緒に列席した2人のお嬢様は「ジェイ・クルー」と
「ケイト・スペード(Kate Spade)」のコートとドレスを着用。

かつての米国ファーストレディーは米国の大御所ブランドから
公式行事用のドレスを調達するのが一般的でした。
(例外的だったジャクリーン・ケネディ夫人はヨーロッパブランドを好んでいました)

割と保守的な性格の強いファーストレディーの装いに、庶民的な
ショッピング感覚や、現代的なミックスコーディネートを持ち込んだ点で、
ミシェル夫人の功績は大きいと言えます。

米大統領は3選が許されていないので、オバマ政権はこの残り4年が最後。
後半の4年間にミシェル夫人がどんな着こなしを披露してくれるのか、
夫の政治手腕に劣らず、期待が集まりそうです。



〜関連記事〜

NY発の2013春夏新トレンドをキャッチ 「JASON WU(ジェイソン ウー)」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20121120/139981/?P=5

「THOM BROWNE(トム ブラウン)」 2013春夏NYコレクション
http://www.apparel-web.com/collection/2013ss/newyork/thom-browne/

演劇的手法で不思議の世界へ 「THOM BROWNE(トム ブラウン)」
http://www.apalog.com/riemiyata/archive/37

「J.Crew(J.クルー)」の意欲的なオンラインプロジェクト相次ぐ
http://www.apalog.com/riemiyata/archive/39



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 2013/01/23 02:16  この記事のURL  / 

フレッドペリーのアートな「カスタマイズ・ポロシャツ」60着

Yukihiro Takahashi


BEAMS


Hiroko Takahashi


Ed TSUWAKI


Makoto Azuma


BE@RBRICK TM & (C) 2001-2013 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.




1952年にロンドンで誕生した「Fred Perry(フレッドペリー)」
2012年のブランド設立60周年を記念して、カスタマイズポロシャツを手がけました。

これは、ブランド設立当時のオリジナルシャツ(レプリカ)をベースに、
15カ国以上から参加した、Fred Perryを愛するファッションデザイナーや
アーティスト、ミュージシャン、アスリートたち60組とコラボレートして、
60周年へのメッセージやユニークなデザインをあしらったもので、
60枚のカスタマイズシャツができあがりました。

日本からは下記の6組が参加しました。

BEAMS、ミュージシャンの高橋幸宏氏、フローラルアーティストの東信氏、
アーティストのエドツワキ氏、高橋理子氏、トイカンパニーのメディコム・トイ

海外ではデザイナーのRaf Simons氏、Karen Walker氏、Peter Jensen氏、
Walter Van Beirendonck氏や、英国の自転車競技チャンピオンBradley Wiggins氏、
BlurのフロントマンのDamon Albarn氏、The Specials、No Doubtなど
実に多彩な人たちが参加しています。

fredperry.com内で公開された後は、DOVER STREET MARKET LONDONで
2013年1月26日からエキシビションが開催されます。ロンドンの後は、
東京・銀座、北京でも展示される予定となっているそうです。

カスタマイズドシャツはエキシビションツアー終了後、オークションにかけられ、
売上金はAmy Winehouse(エイミー・ワインハウス)亡き後に設立された、病気、
障害、貧困、薬物・アルコール中毒で苦しむ若者を援助するチャリティ団体
“Amy Winehouse Foundation”に全額寄付されます。
http://www.amywinehousefoundation.org/

只今、こちらのサイトに60組の作品が公開されていますが、
1枚のポロシャツの可能性の広さを感じることができます。

http://www.fredperry.com/60-years-gallery/

フレッドペリーのカルチャーなどに繋がりのあるジャンルの違う
世界の著名人60人がクラシカルな英国製ポロシャツを個々の解釈で
手がけたそれぞれの1着に個性が出ています。
感性を刺激してくれるアートなカスタマイズポロは必見です!


Fred Perry(フレッドペリー)
www.fredperry.jp





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 2013/01/18 01:15  この記事のURL  / 

高収入男性が進んで「ユニクロ」を選ぶ理由
今回のニュースはこちら。

高所得者層ほどユニクロ好きが多い理由 〜男性みだしなみ意識調査
http://news.livedoor.com/article/detail/7288146/


「ユニクロ」が所得が1000万円以上の男性にも支持されている
という意識調査結果が出たそうです。リーズナブル価格で知られる
「ユニクロ」ですが、高所得層が選ぶ心理は分かる気がします。

「ユニクロ」の商品を貫く合理性は、合理的な思考を好む
エグゼクティブ層の発想に通じるからです。
プライスだけで判断しない大人男性にとって、「ユニクロ」の服を買う
という行為には、単に「服を買う」という以上の意味があるように見えます。

服を買う動機には「カッコよく見せたい」「必要だから」など、
いろいろとありますが、ポジションも自意識も高い男性の場合、
「自分好みに着こなしたい」という気持が強いようです。

服は人柄を示すものではありますが、主人公はあくまでも自分であり、
服に語らせすぎたくないと考える人は少なくないようです。
そういう男性にとって、「ユニクロ」はハンドリングしやすいパーツと映ります。

「ユニクロ」の服は、着る人が自在に操れる「パーツ」として最初から
設計されているので、着こなしの自由度が高い点は大人の男性にとって
扱いやすいと感じられるようです。デザイン性が高い服は、コーディネートや
シーンを選んでしまうところもあり、パッと引っつかんで着る・・・
というわけにはいきにくいものです。

品質と価格、素材、縫製、耐久性などの総合点でバランスが
優れているという点でも購入の意思決定を促す力を持っています。
定番商品が多く、継続買いがしやすいところもあります。
ロングセラー商品は買い足し需要を意識してデザインされていて、
「いつでも補充できる」という安心感を与えてくれます。

その意味で言えば、電気やガスのような社会インフラに
近づいていると言えるかも知れません。

スーツや革靴のような、「ユニクロ」が軸に据えていない商品は
別のブランドで揃え、生活のベースになるような必需品的アイテムは
「ユニクロ」に任せるといった役割分担、棲み分けは、
新たな選択肢になっていると見えます。

佐藤可士和氏は「ユニクロ」の本質を「美意識のある超合理性」と言い表しています。

場当たり的にそのシーズン限りの服を店頭に並べるのではなく、素材の開発にまで
さかのぼって「筋の通った」商品性を突き詰め、納得して身体を預けられる服を提案する
「ユニクロ」のアプローチは、ビジネスシーンで日々、数字や結果と向き合い、
合理的な判断を迫られるエグゼクティブ層の共感を引き寄せているのかもしれません。





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 2013/01/17 02:16  この記事のURL  / 

タイ・バンコクのファッションからトレンド分析

soda(ソーダ)ショップ外観


FLYNOW(フライナウ)ショップ外観


年末は暖かいタイ・バンコクで過ごしてきました。

タイは年間を通して亜熱帯らしい気候で、
日本のような四季はないので、例えば寒くなったらコートを
買おうといった、日本的な「衣替え」の発想が根付いていません。

今回滞在中にショップを巡ってみましたが、冬物のイメージに近いのはニットぐらい。
冬のセールといっても冬らしい品はほとんどなく、人気タイブランドのセール品で
私が購入したのはレース素材のスカートやトップス、ちりめん風素材のパンツ。
どれも日本ではこれから春夏に着られるものばかりで、かえって得した気分になりました
(今回、私が購入したブランドは「FLYNOW」と「soda」です)。

タイファッションでは、いかに涼しく快適に過ごせるかという事が大切なので、
1枚でオシャレに見えるような、工夫の効いたデザインの服が主流。
風通しのよいレースやタイ伝統のカーヴィングを感じさせるような
刺繍やドレープ、ラッフル使いなど、ハンドクラフト感の高いアイテムが
日本よりぐんとリーズナブルな価格で手に入れることができます。






そして、タイに行って毎回、感じるのは、アジアでほぼ唯一と言える
外国支配の歴史を持たない、独立独歩の国らしい独特のファンタジー。
動物やアートなど、ドリーミングで目を引く、風土に根差したモチーフを
好んであしらっているところも特徴と言えます。



例えば、「FLYNOW」のカジュアルライン「FLYNOWV」ではショップ入口の
最も目立つマネキン数体に巨大な獣や鳥の剥製風頭部をオブジェっぽく
かぶせてあり、一瞬、ギョッとするダークな雰囲気が漂っています(笑)。

動物モチーフや神話的キャラクターをダイナミックにプリントされたアイテムは
時にグロテスクで時に謎めいていて、1枚で着ても軽く見えにくいという長所があります。





手仕事の伝統が受け継がれている国らしく、繊細なレースや刺繍が
施されているワンピースやスケートも多く、風通しとエレガンスが
両立している点もタイファッションの特質と映ります。

実際にはワンピなのに、袖や腰下にダイナミックな切り替えを施して、
まるでレイヤードのように見せる仕立てもあり、キャミソールや
Tシャツばかりではなくなってきたあたりに「脱カジュアル志向」とでも
呼べそうなこのところの変化がうかがえました。

タイの名産品であるシルクを贅沢に使った優美なドレス類も多いのですが、
全体に色やデザインにちょっと甘さを残すのがタイの「お約束」
という感じがあり、パステルカラーやフリルが多用される傾向も見て取れました。
(もちろんタイらしい鮮やか色・柄もたくさんあります)



日本でも注目が集まっている新星ブランド「Sretsis(スレトシス)」もチェックしてきました。

ほかは、日本のゴスロリじゃないけど、それをもっとガーリーで妖精風ムードに
仕上げたデザインや、舞台衣装を思わせるものをエッジィにアレンジした
新進デザイナーブランドなどが目新しく感じられました。



バンコクにあるラグジュアリーなセレクトショップ「Club 21」は
今回もパワフルな品揃えでした。パリ、ミラノ、NY、ロンドンの看板、
気鋭ブランドも勢ぞろいで、主張が強く、デザイン性の高い品が並びます。
こういったアイテムを着ていくシーンが豊富なリッチ層のパワーと、
経済成長が続くタイの勢いを感じる、ハイエンドでエッジィな目利きぶりです。
今回、おしゃれなダブルフェイスバッグ(片面がレザー仕立てで、
もう片面はキャンバストート)だな〜と思って手に取ったら
何と東コレブランド「PHENOMENON(フェノメノン)」のバッグでした(笑)。
ギャルソン、ジュンヤ、ヨージ、イッセイ、ミハラヤスヒロ、トーガ・・・etc
日本ブランドのセレクトも充実していました。



タイブランドの話に戻りますが、2013年春夏のトレンドキーワードの
1つである「オプティミスティック(楽観的)」なトーンはバンコクでも
色濃く打ち出されていて、世界トレンドにマッチしていました。
開放的で前向きなムードはタイブランドが得意とするところだと思います。
ショップで目立っていたのが、世界的トレンドとも共鳴するレースアイテムとブラトップ。
1年を通じて温暖なタイならではの、透けるレースやスポーティな腹出しトップス、
ビスチェ・ブラなど、涼しさを体感できるアイテムが多くディスプレイされていました。

世界トレンドを受け入れつつも、タイらしいファンタジーや手仕事感などに
由来する独自のスタイルは、2年前に行った時よりも際立って感じられました。
光に照り映えるようなパーツを随所にあしらったり、肩口にオーバーボリュームを
こしらえたりといった、素材の操り方やディテールの処理などにも
工夫と進化がうかがえて、日本の街角ファッションのカジュアル化が
ここ数年さらに進んでいることと考え合わせると、とても新鮮に映り、刺激を受けました。

〜関連記事〜

タイ・バンコクに学ぶ、技あり&春夏軽快コーデ
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110322/110423/

楽観ムードにピッタリ!タイ・バンコクのリアルファッション
http://allabout.co.jp/gm/gc/377521/




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 2013/01/04 18:34  この記事のURL  / 

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宮田理江(みやたりえ)
ファッションジャーナリスト

複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積み、バイヤー、プレスを経験後、ファッションジャーナリストへ。新聞や雑誌、テレビ、ウェブなど、数々のメディアでコメント提供や記事執筆を手がける。

コレクションのリポート、トレンドの解説、スタイリングの提案、セレブリティ・有名人・ストリートの着こなし分析のほか、企業・商品ブランディング、広告、イベント出演、セミナーなどを幅広くこなす。著書にファッション指南本『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(共に学研)がある。

公式サイト:http://riemiyata.com/
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