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 2017/11/30 02:27  この記事のURL  / 


「アンリアレイジ」を支える言葉 森永邦彦デザイナーの著書『A LIGHT UN LIGHT』を読む


テクノロジーを取り入れ、新たな服づくりに取り組むアプローチで知られる森永邦彦デザイナーの手がけるファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の展覧会が開催されています。この展覧会に合わせて、写真家・奥山由之氏が撮った写真と、森永氏のメッセージが入った書籍『A LIGHT UN LIGHT』(アンリアレイジ著、PARCO出版)が2017年11月30日に出版されます。価格は2000円(税別)、写真主体の本にしては小ぶりのB6判で、ハンディな164ページ。バッグに入れて持ち歩きやすいサイズです。

光と影の表情を巧みに表現する「アンリアレイジ」の魅力をモノクロームの写真と、シンボリックな言葉で照らし出しています。写真のページと、森永氏の語録のページがほぼ交互に現れ、まるで写真と言葉が対話しているかのように「アンリアレイジ」の世界を紡ぎ上げています。

展覧会「A LIGHT UN LIGHT(ア・ライト・アン・ライト)」は池袋パルコのパルコミュージアムで11月26日まで開催されています。同展はパリ・コレクションに進出した15年春夏シーズン以降に焦点を当てました。同書はパルコミュージアムで展覧会期間中、先行販売されています。

光を浴びて柄が浮かび上がる服、紫外線の働きで色が変わる服。森永氏のクリエーションでは光と影のコラボレーションがドラマティックな効果を発揮します。

ランウェイで見る服も素敵ですが、カメラが切り取ったルックにはまたひと味違う陰影が刻まれています。バックステージのショットも収められていて、「パリ進出後」の軌跡の記録にもなっています。

森永氏の印象的な言葉がそれぞれのクリエーションと交差して、作り手の意識を浮かび上がらせます。

言葉がつよい。気負っているわけでも、飾っているわけでもないのに、芯があって、筋が通っている。この本から語りかけてくる言葉は、着る人との間に絆を結び、共感を呼び覚まします。

――非日常的な洋服ですが、ショーではなく生活やクローゼットの中で闘っていてほしい。

――洋服は日常を変える装置。

――現在のファッションにおける正解ではなく、「アンリアレイジ」における正解を追求する。

劇的な見え具合の効果もあってか、光と影のアイデアに関心が集まりすぎるきらいがありますが、森永流の服づくりは丁寧で正直。その象徴とも言えるのが、丹念なパッチワークです。軸をぶれさせないクリエーションは、自身の言葉に支えられています。今回の著書には、自らの出発点を確かめつつ、さらに先の「正解」へ突き進もうとする創り手の気持ちが託されているように見えました。

『A LIGHT UN LIGHT』(著者:アンリアレイジ / 写真:奥山由之)
https://www.amazon.co.jp/LIGHT-ANREALAGE/dp/4865062491





ANREALAGE「A LIGHT UN LIGHT」
http://www.anrealage.com/news/detail/100004/131


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 2017/11/19 01:11  この記事のURL  / 


2018年春夏東京コレクションまとめ






2018年春夏シーズンの東京コレクション(Amazon Fashion Week TOKYO)では、スペシャルプログラム「AT TOKYO」の一環として開催された「10.20 サカイ / アンダーカバー」「トーガ(TOGA)」「ブラックアイパッチ(BlackEyePatch)」が大きな話題に。また、ショーで発表した直後から新作の予約を受け付けるシステムのファッションECサイト「@SeeNowTokyo」も加わり、バリエーションが広がりました。

クリエーション面では多様な切り口や方向感が打ち出されました。ジェンダーレスやシーズンレスといったこれまでの流れに加え、ケミカル、スーパーミックス、日本回帰などの新テイストが登場。東コレが示したモード発信力の新たな可能性を探ります。

宮田理江のランウェイ解読 Vol.44 2018年春夏東京コレクション
http://www.apparel-web.com/column/miyata/2018ss_tokyo_01.html



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 2017/11/05 21:50  この記事のURL  / 


2018年春夏東京コレクション・リポート


2018年春夏シーズン向けの「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO、AFWT)は主要ブランドが従来よりポジティブで踏み込んだクリエーションを披露しました。

基調はファニーでデコラティブ(装飾的)。常連の人気ブランドはグローバルトレンドと調和しながら独自色をアピール。若手や中堅はこれまで以上に切れ味を鋭くしました。公式日程の開幕前に看板ブランドの「まとふ」がランウェイショーを開催したのに加え、シーナウ・バイナウ式のファッションECサイト「シーナウトウキョウ(@SeeNowTokyo)」との連携ショーもスタート。伸び盛りの若手と成熟の実力派ブランドが持ち味を発揮する一方、パリ、ロンドンで発表している日本のトップブランドが参加するというサプライズも加わり盛り上がりを見せました。

アパレルウェブに寄稿しました。




【2018年春夏AFWT 1】 大胆な色やディテール 気分はファニーで形は装飾的
http://apparelweb-collection.tumblr.com/post/166519603609/2018%E5%B9%B4%E6%98%A5%E5%A4%8Fafwt-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%882-%E5%A4%A7%E8%83%86%E3%81%AA%E8%89%B2%E3%82%84%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB-%E6%B0%97%E5%88%86%E3%81%AF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%81%A7%E5%BD%A2%E3%81%AF%E8%A3%85%E9%A3%BE%E7%9A%84





【2018年春夏AFWT 2】 大御所の参加、若手の躍動で盛り上がり 「大人モード」に深み
http://apparelweb-collection.tumblr.com/post/166624696809/2018%E5%B9%B4%E6%98%A5%E5%A4%8Fafwt-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%884-%E5%A4%A7%E5%BE%A1%E6%89%80%E3%81%AE%E5%8F%82%E5%8A%A0%E8%8B%A5%E6%89%8B%E3%81%AE%E8%BA%8D%E5%8B%95%E3%81%A7%E7%9B%9B%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8A-%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AB%E6%B7%B1%E3%81%BF





【2018年春夏AFWT 3】両者の引き起こすケミストリー「10.20 サカイ / アンダーカバー」
http://apparelweb-collection.tumblr.com/post/166649935454/2018%E5%B9%B4%E6%98%A5%E5%A4%8Fafwt-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%885%E4%B8%A1%E8%80%85%E3%81%AE%E5%BC%95%E3%81%8D%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%E3%82%B1%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC1020-%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%A4



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 2017/11/01 01:52  この記事のURL  / 


2018年春夏ロンドンコレクションまとめ







ロンドン・ファッションウィークの取材に行ってきました。英国でブレグジットの動揺が続くなか、2018年春夏ロンドン・ファッションウィークはボーダーレスやカルチャーミックスといった、国際都市・ロンドンらしい持ち味を発揮したようです。開幕のタイミングで地下鉄テロに襲われるという不安をはらみながらも、ファッションウィークはつつがなく進行。創り手は国境や民族、文化などを乗り越えるたくましさを作品に落とし込みました。

宮田理江のランウェイ解読 Vol.43 2018年春夏ロンドンコレクション

http://www.apparel-web.com/column/miyata/2018ss_london_01.html


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宮田理江(みやたりえ)
ファッションジャーナリスト

複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積み、バイヤー、プレスを経験後、ファッションジャーナリストへ。新聞や雑誌、テレビ、ウェブなど、数々のメディアでコメント提供や記事執筆を手がける。

コレクションのリポート、トレンドの解説、スタイリングの提案、セレブリティ・有名人・ストリートの着こなし分析のほか、企業・商品ブランディング、広告、イベント出演、セミナーなどを幅広くこなす。著書にファッション指南本『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(共に学研)がある。

公式サイト:http://riemiyata.com/
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