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【ものづくり】「100年コート」に注ぎ込む 三陽商会のDNA
  2013/04/18 12:28 | ニュース


 アパレル会社勤務・入社4年目のハヤサカチドリは、服を作る夢を持ちながらも、何となく毎日を過ごしている。そんな彼女のお気に入りは祖母キクから譲り受けた42年もののトレンチコート。長年経ってもハリのある襟元とゆるみのないボタン。この宝物に袖を通す朝は、背筋がピンと通る思いがするのだ。ふと思いつくチドリ。「そうだ。このコートのように100年経っても愛されるコートを作ろう」――。

 人気モデル波瑠さんが出演するショートムービーは、三陽商会が製作した「100年コートのつくり方」。創業70周年を機に新たに掲げたスローガン「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう。」を広く発信しようと、ストーリー仕立ての映像で表現した。コート作りに奮闘する1人の女性の成長物語を通し、三陽商会の歴史や服づくりへのこだわりなどを知ることができる。

 映像製作のもとになった「100年コート」は、今秋からSANYOブランドで実際に販売するトレンチコートだ。チドリの台詞にもある“100年経っても愛されるコート”を作るため、社内にプロジェクトチームを結成。創業アイテムでもあるトレンチコートに、現役社員をはじめ、工場の技術者や会社OBたちの知恵と技術を注ぎ込んだ。

 素材や仕様、付属、縫製などは、ほぼすべてメイド・イン・ジャパン。表素材には耐久撥水・耐久撥油のGIZAコットンギャバを使用。サイドの貫通ポケットや着心地のよいスプリット・ラグラン・スリーブを取りいれた。付属品には、静電気防止素材と吸湿発熱布を使用したライナーに、ロゴ入りの本水牛ボタンを使用。縫製は、国内で唯一のコート専業工場・サンヨーソーイング青森工場で行った。ラペルの角度やボタンの取り付け、ステッチの配置1つ1つにこだわりを見せる。

 より軽く、より汎用性のあるコートに近づけるため、繰り返し行われた技術者たちとの作業は、従来のパターン技術や生産体制などを見直すきっかけにもなったという。「TIMELESS WORK.」を体現する取り組みの1つとして製作した100年コート。今後は、SANYOブランドの定番アイテムとして提案していく予定。ソーシャルメディアを通して消費者の意見や考えも共有していくという。

 ショートムービー「100年コートのつくり方」は、全4話で構成。6月にかけてYoutube上で順次配信し、第2弾は4月22日に配信することが決まっている。


「100年コートのつくり方」



襟の立て方やエポレットの位置にも1ミリ単位のこだわり


ラペルとガンフラップのラインが美しく平行に並ぶようにデザイン


ベルト通しのステッチや縫製の仕方によっても印象が変わる


垂直に立つように取り付けられたボタンは、7巻半の根巻きボタン付けの技術を取り入れた。見た目の美しさだけではなく、ボタンの留めやすさにも気を配っている。



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