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三井アウトレットパーク入間
掲店は埼玉県入間市にある三井のアウトレットです。オープン当時はコストコも出来、渋滞にさらされていましたが、現在は全く問題なく入管出来る位落ち着いています。平日は客もまばらですが、入店されているお店とそうでないお店がくっきりと分かれています。

やはり、既存顧客を囲い込み、常に新鮮な提案をお店から発信しているところは安定しているように見えます。アウトレットもどこでもそうなのですが、NBショップである限り、他の商業施設と価格の差はありません。ところが同じ商品でありながら、売れている店と売れていない店があるのが事実なのです。

では、何故同じ商品でありながら、売上の差があるのでしょうか?
アウトレット店と言えど、来店されるお客様が異なるのは自明の理であり、地域にお住まいの顧客の中の元百貨店顧客等の優良顧客の一部が流れている事が多いのです。それでもエイジや生活環境によって、来店層と嗜好が異なるので、しっかりとした顧客マーケティングを実施し、それに伴い商品構成と奥行きを見直す必要があるのです。

アウトレットは安くすれば売れるといった甘い考えはもうないとは思いますが、売上が前年を取れていないお店は再度自店顧客マーケティングを実施される事が必要なのです。その結果を見ながら、在庫の中から適品、適量を見極める事が必要不可欠なのです。
マーケティング手法はご説明しませんが、戸籍年齢(CARD履歴)ではないのです。

それを自店顧客にストレートにプロモーションを掛ければ既存顧客の売上が前年を割る事は少ないのです。また、その品揃えを必要とされる近隣の新規顧客へのアプローチ(見つけてから)を加えれば、新規顧客獲得の一助にもなるのです。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力不足、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/04/27 05:22  この記事のURL  / 
ららぽーと富士見
掲店は4月10日にオープンしました埼玉県富士見市の郊外ショッピングセンターです。立地は東武東上線鶴瀬駅からもバスでの交通手段を使用するか、メインは車なのです。
周辺にはマンション等の住宅地も少なく、近隣の方も自転車は必要と思われます。
テナントはボリュームゾーンを集めるだけ集めたという満載感一杯です。

まずは、オープン時期もあり、陸の孤島的な場所ではありますが、交通渋滞が酷いのです。同じ埼玉にある三井アウトレットパーク入間のオープン時も手前隣接にコストコがオープンしての渋滞は同様でしたが、落ち着けば大した渋滞ではなくなるのではと思います。
但し、立体駐車場には屋上専用のスロープがあり、配慮されているように感じました。

館のレイアウトは、立体駐車場側に食品スーパーがなく、ACTUS、HMV、LIBROがあり、反対側にヤオコ―があります。同様に核テナントは2Fにはアカチャンホンポ、反対側(YAOKO側)にはTOKYU-HANDS、OLD-NAVY、ユニクロがあります。3FにはTOHO-CINEMASとレストランゾーンがあり、反対側にNOJIMA、ゼビオがあります。
YAOKOには、ベーカリー専用レジがあり、またいいあすツクバのカスミのように、5点以下専用レジがあり、買い忘れや急ぎのお客様には重宝されています。

中央部分は1Fにフードコート&ダイニング、2F+3Fには吹き抜けのみですが、中央部分にも核店舗を配しています。1FにはMUJI、FLYING-TIGER、2FにはZARA、KOE、3FにはGAP、BERSHKA、FRANCfrancや、AMERICAN-EAGLE-OUTFITTERSがあります。
特に3Fのショップはチチカカ等の華やかさがあり、3Fまでのお客様誘致に役立っています。
各エリアの出口の枝部分もテナントのセレクトも考えてあり、死に場所を無くしたい配慮です。

気になるのは、
1. 何故奇数階なのか?
2. 循環導線がすべて吹き抜けとしており、反対側への移動に難しさが生じます。
3. 壁面のショップの間口が狭く奥行きがあり、お客様の奥までの入店に難があります。
4. 売場面積を確保する為か、トイレ等のバックヤードへの導線は幅が無さ過ぎです。
5. 中央部分のエスカレータの使い勝手が悪く、2Fから3Fに上がるには1つは1Fから3Fまで半周回らされるとは言え、同じ箇所なのですが、もう一つは1Fから2Fまでなのです。
そのエスカレータから3Fまで行こうとすれば、もう一つのエスカレータまで行く必要があり、目の前に見えているのですが、吹き抜けに通路を施していなく、大きく回遊させられる構造なのです。
6. 駐車場の導線は軽を意識しているのか幅が狭く、普通車では少し注意が必要でしょう。
7. テナントは等身大ショップブランドが多く、そう目新しいものはないのですが、このエリアには適しているのでそう外しはないでしょう。逆にいままで好調とされていた実績のあるショップのアースミュージック&エコロジーや、アーバンリサーチドアーズ等が今一つお客様が入っていなかったり、KOEも外資系ブランドにしか見えていない大味に見えていました。
展開が今風に見えるのは、ONWARDのJ/PRESS-YORKSTREETやSHARE-PARK、BAYFLOWやアーバンリサーチサニーレーベル、LE-JUN等でした。
一番売場構築が面白く見えたのはROPE-PICNICであり、売場の統一感は黄色のテントでまとめて、壁面の什器イメージも統一されながらも、GOODSのコーナーはカセット展開も上手く、島面もテント付き中置什器(SC等で通路でのテント付ワゴン什器のイメージ)を使っているのですが、ブランド、売場の統一感が上手く纏められていました。
8. チャレンジ型のショップとしては、AthleticDeptであり、GOLDWINが持っているカンタベリーとチャンピオンの2ブランドでのブランドミックスの展開です。ライフスタイルショップとの説明を受けましたが全く異なり、スポーツテイストのセレクトショップであり、カテゴリーショップの位置づけですが、面白い絞り込み方です。今後は他のブランドも入ってくるらしいですが、セレクターのテイストをしっかり表現できる展開を期待しています。
9.やはりフードコートは上層階であり、レストランは下層階に装置すると、もっと回遊性が高まります。既に他SCでは検証済で、多くの集客があります。それもフードコートが通路から見える展開(お台場や新三郷と同様)には課題があるのではないでしょうか?
10.上記2〜4の課題クリアには、2層か4層にすると買い回りは増加します。
SC等でお客まの歩き回れる範囲は1km程度であり、500mの2層か、250mの4層が最も適していると思われるからなのです。また、自分の止めた駐車場に戻るのも無駄な歩行をしなくても良いからなのです。
しかし、上記部分を除いても、売上はそこそこ取れるとは思いますが、過去の自館や他社SCの事例を売場軸目線で研究していると同じ事を繰り返さなくても良いのですが、中々保てていないのが現状なのです。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力不足、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/04/20 05:17  この記事のURL  / 
地方郊外百貨店を横串で繋ぐ手縫いのMD
現在、百貨店は都心店を中心にインバウンド効果もあり、前年実績超の売上を保っています。しかしながら、地方郊外店はインバウンド効果も少なく、自助努力のみでは厳しい状況に陥っていると言っても過言ではありません。
地方郊外店も何も手を打っていない訳ではなく、小田急町田店の素晴らしい昨秋の食品のリニューアルや、先月のファッションストリートのプラットテラスなど、自店顧客を直視したMDや、2年半前の伊勢丹松戸店の次世代対応型リニューアル等、試行錯誤しながらの自助努力を積み重ねていますが、中々単店では答えを出せていないのが現状です。

何故答えが出せていないのかを考えますと、自店顧客の顔を見きれていない事と、その顧客に対応できる商品MDに欠落がある事なのです。つまり、自店顧客に合ったバイイングをしていると消化・委託がメインの商取引条件からして、売上が前年を割る事はほぼ考えられないからなのです。買取条件での在庫過多による場合は売上でなく、利益が悪化するからです。
自店顧客の顔を見きれていると各社・各店のバイヤー達は素晴らしいバイイング力を持っているのですから、その顧客にずれた仕入れをしていると思えないからなのです。逆に言えば顧客の顔を見きれていないので、結果ずれたバイイングをしてしまっているとからなのです。

自店顧客のマーケティング手法はここでは披露しませんが、それが出来るとデータは結果のみを表現しているのですから、そこから自店顧客の今後のライフスタイルを想定し、新しい角度での行動パターンを仮説を立てて施策を打ち、トライ&エラーをしながら、MDの精度向上を狙うべきではないでしょうか?それくらいはやっているとの声も聞こえてきそうですが、答えが出ていない事は出来ていないと認識すべきでしょう。
特に、自店顧客に対応できる商品はNBのみでは対応できにくいものも多く、自店のみではLOTも少なく生産もままならない場合がありますので、買取ででも生産して自店顧客に対応すべきなのですが難しい環境であり、手を出せていないのが現状です。

新宿の京王百貨店の婦人服PBのように、自店と支店にて企画・販売をしながら、他チャネルへ卸してロットを拡大し、コスト低減に向かう方法もひとつですが、京王百貨店の顧客の必要な商品MDと合う他チャネルがどこまで広がるのかもやってみないと判らないのです。
また、それにより1シーズンに200品番というスタイル数を広げる事により、対応されようとしていますが、採算に合うロットとコストに見合うまでには多少の時間も掛ると思われますが、まずは挑戦されている事は素晴らしいものです。後は専門店卸を拡大する事により、ブランドコンセプトをどこまで守れるかも課題です。アパレルのNBの悩みを並行して持つ事にも、、

この手法も素晴らしいのですが、それ以外には地方・郊外店1社・1店での自助努力ではなく、自店顧客マーケティングをある手法で顧客の顔を把握し、日本国中の同タイプに店を横串を刺して繋ぎ、ロットをクリアする方法でのビジネスモデルを構築する方法なのです。
それを纏めるのは1百貨店でも、1アパレルでもなく、第三者で纏めて行かないとDATAが1社に集中するので、難しさも出てくるのです。よって、協会などが主導権を持てばフラットになりやすいのです。他の業界では協会が子会社を作り、利益を伴いながら運営しているケースも多いのです。しかし、両社ともウインウインの関係性を保てるような運営が必要なのです。

リスクのないところに利益はないのですから、買取、自主販売での条件は当然付くのですが、それをクリアしないと一歩も進みません。
最初は小さくても一歩踏み出す勇気も必要不可欠です。誰も売上も利益も、知恵の知識も助けてくれません。自らの強い意思が最前提なのです。しかし、やる前に判っている事は自ら判断し、やってみない事には判らない事には挑戦すべきなのです。先人の言われた「お金がないと知恵が出るのです」とは良く言ったものですが、これからはお金があっても知恵を出す事により、強い企業に成長するのです。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力不足、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/04/13 05:02  この記事のURL  / 
イセタンサローネ
掲店は4月3日に六本木の東京ミッドタウンにオープンしました三越伊勢丹の中小型店であり、美術館側の入り口を入って即左側の1Fと2Fに位置しています。
売場の環境も素晴らしく、そこまでの重厚感もなく、明るく入りやすい状態です。商品もテイスト軸もしっかりと表現されており、こだわりのある流石三越伊勢丹商品部のセレクトと感じました。初日から多くのお客様が来店され、注目されるお店の一つと思われます。

後は一目で判るオケージョンの提案が付加されれば最高と考えます。接客でのご説明は当然のこと、説明なくともこの商品はこのようなシーンでご利用頂けるとのヴィジュアルでの表現があればと感じました。勿論お客様一人一人の感じ方、捉まえ方に委ねる方法もあるのでしょうが、お店としての意思(WILL)がもっとストレートに伝えられる工夫が必要ではないでしょうか?それをお客様がどう取り込むのはその後の話と思いますので、、

でも、他のショップでもそこまでの精度が高い訳ではないのですが、三越伊勢丹商品部にはそこまで望みたいのは高望ではないと思います。モノは素晴らしいレベルなのですから、コトの開発とそれを必要とされるお客様へのダイレクトなプロモーションが備われば「鬼に金棒」と考えます。伊勢丹なら可能ですので、より高みを望んでしまうのです。贅沢な悩みですが、、、
しかし、コトの開発は今まで以上に研究・深耕されており、伊勢丹新宿本店の5F・6Fにも、、

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/04/05 06:13  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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