« 2015年02月 | Main | 2015年04月 »
GMS衣料品事業改革の結果を出すために
1. 自店に来店されるお客様のニーズ把握の徹底(マーケティングを的確に)
2. 自店に来店されるお客様のニーズに適した商品供給の徹底(マーチャンダイジング精度向上)
3. 自店に来店されるお客様へのプロモーションの徹底(既存顧客に直線で)
4. 自店に来店されていないが、その商品を必要とされるお客様へのプロモーションの実行
5. 売上に対する必要量の洞察力の精度向上(妥当な仕入数の判断・在庫管理=MDの在り方の見直し)
6. その商品を販売するに適した売場構築(什器と商品レイアウトとVMDの在り方の見直し)
7. その商品を販売するに適した販売員教育(商品知識と販売技術のスキルアップ)
8. それの全体を管理するマネージメントの方向性の確立
9. その他

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力不足、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/03/30 05:55  この記事のURL  / 
お客様の声の落とし穴
武蔵小杉のお客様の声をモニターヒアリングしてのグランツリー武蔵小杉であったはずが、意外と売上に繋がっているようには見えないのです。過去にも記載しましたが、ショッパーを持っているお客様の比率が低いのが現状です。オープン前には武蔵小杉近辺にお住まいの主婦層にモニタリングされており、イトーヨーカドーが出るの、ARIOかと言った残念そうな声にモールSCが立ち上がり、著名ブランドのツゥモローランドやビームスまで揃え、今までのARIOの数ランク上のブランド集積にされました。素晴らしい内容です。しかし、蓋を開けてみると、今一つの様相です。

まず、大根の入ったスーパー袋を持ってセレクトショップに入るようなライフスタイルを構築したいと言ったコンセプトとの事ですが、重い食品や早く持って帰りたい食品は最後の買い物なのです。また、エイジの高い客様が来館されていると言っても、その顧客は百貨店客ではないので、西武そごうがここに必要であるかは疑問です。事前のモニタリングの声をそのまま再現されたように見受けられます。果たしてそれが正しい選択であったのでしょうか?

数年前の横浜市都筑区のセンター北にオープンしましたプレミア横浜もデベロッパーがSTOP-THE-YOKOHAMAを目論見、その地区の人口増加が横浜市の平均を大きく上回り、可処分所得が高い事、マンションの増加、数年先の大学の誘致等、BMWの日本一の販売数を誇る地域であることが支えであったのですが、オープンするとお客様は少なく閑古鳥が鳴いている状況です。要はマンション購入による生活費の圧縮等が結果として難しい環境下に陥ったのです。当初のデベロッパーは事業そのものを売却し、新しいデベロッパーでの運営となっていますが、思いのほか再生出来ているようには見えないのです。この原因は上記同様のモニタリングの答えを鵜呑みにした結果に映るのです。

過去には総合通販のニッセンが、紳士ワイシャツでお客様の声を聞きましたと、着用層の男性の意見ではなく、主婦層の声(洗濯や乾燥が早く、アイロン不要)を取りいれ、ポリエステル75%綿25%の素材によるワイシャツを生産し、男性はごわごわしたシャツを着せられており、綿100%の風合いの良い、肌触りの良いシャツを着ていなかったのです。自分で衣料品の買い物をされないお客様はこの程度で良いとの発想はなかったと思われますが、結果としてそのようなシャツを着ていたのです。

小売業を含め、企業はTRY&ERRORをしながら、PDCAにて成長していくのですが、やる前に判っている事はやらないで、やらないと判らない事にチャレンジされる事を望むものです。

上記3例を挙げる迄もなく、お客様の声はそのまま受け取るものとそうでないものがあり、今は買えないし、買ったこともないのですが、こうありたいとか欲しいと思う商品やBRANDを答える事も多いものなのです。マーケティングやモニタリングをするに当たり、実態との乖離は致命的であり、分析を間違うとデータは腐った宝物になるのです。DATAは集める事には長けているのですが、分析・解析に不備があるのです。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/03/23 06:26  この記事のURL  / 
伊勢丹新宿本店の5F・6Fのリモデル
3月4日に伊勢丹新宿本店の5Fのリビング売場がリモデルしました。お客様の暮らし方に合わせた展開をベースに、「くつろぐ」「つどう」「やすらぐ」の3つのテーマに沿ったくらしのシーン提案を軸にしています。婦人服売場と同様にパークを活用し、アイテムや分類に縛られない差プライスとモードを発信しようとしています。モノのみではなく、そのストーリーやこだわりの工芸に出会えるショップにて紹介されています。マリメッコのようなライフスタイル的なブランド(食はまだ)とのコラボ売場そのものに活気が溢れ、オープン当日から多くのお客様が来店され、お買い物をされています。ショッパーを持ったお客様の比率が高いのは素晴らしいです。

また、6Fのベビー子供フロアも同日リモデルし、今までの年齢軸(サイズ別)展開から、子育てのシーン毎に親の価値観を軸に合わせた展開に変更しています。「ファミリーで知育するシーン」、「妊婦・産前・産後のシーン」、「幼稚園・小学校生活のシーン」に加え、「ファミリーでファッションを共有するシーン」を今回オープンさせました。当然パークの活用をしながら、「cocoiku8新しい学びプロジェクト」のようなコト体験パークも提案し、ファッションにおいても「婦人に負けない世界最高水準のファッション」と「都会的で旬なライフスタイル」の価値を提供して行こうとしています。勿論、オープン日の集客は素晴らしいものがあり、この発信が既存顧客のみでなく、新規顧客にも発信でき、百貨店の子供服売場からの挑戦が見受けられます。

両フロアとも今までのリビング売場や子供服売場を大きく変革し、ターゲットを明確にし、それの半歩先を提案して行こうとされるリモデルに映りました。いままでのモノのみのカテゴリー提案から、コトとシーンに切り替えたMDは素晴らしい展開です。後はテイスト軸をどう取り入れて、お客様の買い回りをイージーにしてお客様の満足度を今以上に向上させ、一客購買単価UPによる売上・利益増加を可能にすることが望まれます。お客様の満足度は売上に正比例します。要は満足されないと購入されないのです。購入されても利益が獲得されないと経営が成り立たないのですが、伊勢丹新宿本店はその方向を認識されており、他店の追随を許さないほどのチャレンジをされていますので、心配はないと思われます。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/03/16 06:00  この記事のURL  / 
ラスカ平塚
掲店はJR東海道線平塚駅ビルに1973年にオープンしましたJR東日本系列の湘南ステーションビルのラスカ平塚です。北口の本館にテナント数182店、南口の南漢に8店です。飲食比率はデリの一部を含め、約15%程度で一般的な駅ビルのFBです。

地下の食品デイリーユースな生鮮3品やグロッサリー等も揃えで、仕事帰りのお客様にも重宝されています。本館はB1Fから7Fまでであり、ファッションは地に足が付いたブランドショップを並べてして、どれも賑わっています。6FにはREFRESH GARDENとしてエステサロンや文化教室、ラスカホール等や屋上庭園「ラスカの杜」があり、小さく7Fにはクリニックもあります。
南館は1FにSMのデリド、2Fには美容のケンジ アネッタ、保険、甘味処、3F二はキュービーハウス、湘南薬品、文教堂書店、4Fには寿司・居酒屋の北海道の8店です。

本館にはエスカレータがB1F6Fには2か所、1F2Fには3か所、3F4F5Fには4か所、 南館には1か所あり、本館の1か所は過去同じ場所から2FとB1Fに向かうエスカレータとして設置されていましたが、B1Fへの向きを逆にして、2Fから1Fへ降りてきた場合にはそのままB1F(食品)に降りられるように変更していました。もう1か所はそのままですが、すべてのエスカレータの向きをどうするのかを再考すると買い回りの高い売場構築ができるでしょう。

掲店のように、地域に密着したFBやSCは、既存客のリピータ化が命題であり、新規顧客や流動客よりも、一度来店されたお客様に何度も来店して頂ける事と、買い回り頻度を高めて、一客単価を向上させる施策、そのためのワンストップショッピングが可能になるための重複カテゴリーの整理が重要なのです。その為には自館顧客マーケティングの徹底と、中心顧客に対するテイスト統一でのショップ構築とレイアウトが必須です。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/03/09 05:34  この記事のURL  / 
湘南ティーサイト=SHONAN T-SITE
掲店はJR東海道線藤沢と辻堂の間のほぼ線路沿いの海側にあるTSUTAYAを核とするカルチャーゾーンです。両方の駅から遠いのが難点ですが、日曜日の朝から近隣のお客様が大勢詰め掛けているのは素晴らしいです。駐車場が朝からそこそこ埋まっています。

1号館はエンターティンメントで、1Fは蔦屋書店(旅行/デザイン/ビジネス/人文)とスターバックス、カメラのキタムラ、ステーショナリーのTOUCH&FLOW、トラベルグッズのglobewalkerやFamilyMartがあり、2Fには湘南ラウンジ、蔦屋(映画レンタル)、情報家電販売・修理のT-SITEAppleAuthorizedResellerと正規サービスプロバイダ、美容室COM’S LibLi等です。

2号館はスローフードとスローライフがコンセプトで、1Fには蔦屋書店(料理/暮らし/スポーツ・アウトドア)、千年こうじや(米・麺・発酵の専門店)、デリカテッセンのTable ogino、生活雑貨の本と物の店(4/1OPEN予定)、料理道具店の釜浅商店等が並び、2FにはカジュアルレストランのTHANKS ON THE TABLE. イタリアンレストランカフェのLIFE sea、化粧品のISETAN MiRROR Makes&Cosmetics等があります。

3号館はFAMILYをコンセプトにして、親と子のコミュニケーションを軸にしています。1Fは蔦屋書店(児童書、自然科学とボーネルンドコーナーを併設し、まちの情報受発信拠点としたSQUARE Centerで、カフェ&ダイナーのWIRED KITCHEN、料理教室のT-SITE湘南料理塾や、SQUARE Gallery等はあり、2Fには英語で預かる学習保育・プリスクールKids DuoやきものサロンのSQUARE Futureがあります。

各館のコンセプトは素晴らしいと思われますが、立地が厳しい環境にあり、集客に先々苦労するものと推察出来ます。また、このショップでビジネスとして館の運営が成り立つのでしょうか?湘南というブランドを付けたショップも多いのですが、どのように地域顧客に密着しているのかが今のところ未定です。ここをしっかりと確認して、集客を高める施策を打つことが必須です。

売場以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でヒントや気付きを見つける知力と、それを拾う体力を身につける事が企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。
 2015/03/02 06:07  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

2015年03月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事

http://apalog.com/ochi/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
更新順ブログ一覧
リンク集