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イオンモール幕張新都心
掲店は2013年12月20日にグランドオープンしましたJR京葉線の海浜幕張駅徒歩15分程度、新習志野駅から徒歩20分程度の線路沿いに完成しましたイオン本社の足元のSCです。
128000平米の国内3番目の店舗面積の広さであり、7300台の駐車場を持った巨大なSCです。

グランドモール、ペットモール、ファミリーモール、アクティブモールの4区画に分かれ、グランドモールにはイオン(イオンスタイルストア3層)を核に、反対側の1Fには蔦屋書店、2FにはH&M、3Fにはイオンシネマを軸に構成され、飲食は1Fにグルメグリ、2FのGRAND DINERS、3FにはLIVE KITCHEN、いつものメイン通路の裏側にレイアウトされている点は安定感があります。

テナントは360店とイオン越谷レイクタウンSC(OUTLETを除く)の60%程度であり少ないのですが、1店舗が大きい面積を確保している事が多いので、広大な3層になっています。アクティブモールとファミリーモールの間の距離は僅かですが、ファミリーモールとペットモールの間は180m、ペットモールとグランドモールの間は80mとブリッジのみで通常のSCの1フロアの通路分に匹敵し、ワンフロアの横長さは半端ではありません。

各モールの区分は明確であり、目的買いには適しており、モール毎に立体駐車場が完備しているのも便利ですが、逆に言えば衝動買いにおいては全てもモールを回らないとの不便さもあります。各モールの顧客ターゲットが異なる様に見えるために、そのエリアのみに留まる客が固定化する事が懸念材料です。

オープン当初は全体を回遊されるお客様が多いので、一時的か判りませんが、グランドモールのイオンでの食品購買客が食品のカ―トのまま、アクティブモールまで流れている事に違和感があります。このような顧客がモール全体のイメージを下げるので、如何にカートを押させないようにすることが課題でしょう。

海浜幕張駅に一番近いバス停にイオンがあるのですが、すぐにJRの海浜幕張駅と新習志野駅の間に、この新都心駅ができそうです。ファミリーモールの駅側にあるロータリーがそれを物語っています。通勤帰りの客が新駅から降りて、ファミリーモールやペットモールを見ながら、最後にグランドモールの最後になるイオンでの食品の買い物をして、その外にある路線バスを利用して近隣の自宅に帰ると計算されていると思われます。素晴らしいレイアウトです。

現状では、ライフスタイル型とは言え、単体のレイアウトであり、横串を刺したとは言いにくい状況ですが、方向性は間違っていないと思われます。イオンなら吉川美南のFTのような衣、住の横串を刺したコンセプトで、食品も含めた完全なライフスタイル型売場をPBで構築し、このグランドモールの中で構築し、試行錯誤を重ね精度を向上させていく実験も可能でしょう。

まだまだ課題もありますが、まだスタートしたばかりですので、イオンの力をもってすればこれからの改善で、構成力もアップしてくるものと期待しています。
 2013/12/30 07:29  この記事のURL  / 
イオンモール船橋
掲店は2012年4月25日にグランドオープンしました東武線の新船橋駅前の好立地のSCであり、過去にも記載しましたがその他のイオンSCとは異なり、実験的なGMSを一番前に配したIYのARIO型SCなのです。

IYのARIOはIY(GMS)が一等地を確保し、テナントを奥に配したレイアウトで、GMSの活性化のために、SCを利用しているように見えるのです。
例えば店舗正面の看板ロゴマークにしても、ARIO橋本などはイトーヨーカドーが切り文字の浮かせた店名ロゴ表示ですが、ARIOはベタ付けでコレではイトーヨーカドーの中にアリオがあるイメージとなり、お客様には不都合に映っているのです。
企業体としてはイトーヨーカドーの中にARIOがあるのですが、お客様にとってはARIOというSCの中の核店舗と見えていますが、看板は逆なのです。

イトーヨーカドー(GMS)のMDは小さい専門店のニッチな所までは手に届いていなく、テナントにはない食品部分以外は、専門店には全く勝てていないのです。PB比率を高め、利益ベースでは健闘していても、店頭でのパワ―は見受けられません。IYの力なら改革、改善出来ると思いますので、期待しています。

掲店はこの真似を実行した唯一の店なのです。イオン(GMS)もIY(GMS)同様に専門店のニッチな味は到達出来ていなく、いままで専門店を前面に押し出し、集客力を利用して、必需品は奥の自前イオン(GMS)に引き込み、成功していたのです。
このSCはその逆であり、必欲品を奥に配したので、中々お客様が奥まで流れないのです。
実際ほぼどこにもあるユニクロが出店していないのです。

モール専門店部分にはシャッターを下ろしている区画が2箇所ほどあり、1店は閉店して2週間なのですが、もう1店は閉店後2カ月も経過しています。また、メイン通路にワゴンまで出した店が多く、テナントの売上が苦戦しているようなので、通路でのワゴンを拒否できないのでしょう。

今後は、奥の大型店と駅側のイオン(GMS)を入れ替えるか、駅からみて奥の駐車場にイオン(GMS)を増床移設させ、駐車場をその上に立体型で作り込み、台数確保させ、現在のイオン[GMS]部分をリニューアルさせ、専門店をイオンモールの力で導入させると既存テナントも含め、活性化すると思われます。イオンモールの力を持って手直しをされるべきでしょう。このような駅前の好立地では絶対今以上に成功する可能性が高いのです。
併行してGMS部分のブラッシュアップが必要不可欠ですが、、
まだスタートして1年半ばかりですので、イオンの力をもってすればこれからの改善で、構成力もアップしてくるものと期待しています。
 2013/12/23 06:06  この記事のURL  / 
イオンモール羽生
掲店は2013年11月29日にリニューアルオープンしました東武伊勢崎線羽生駅からバスで15分程度の郊外の3層SCです。出来栄えの良いSCであり、過去に何度も車でリサーチしていましたが、今回は電車で行ってきました。

過去からSCに対しては、偶数階が理想であり、車を止めたり、駅から近い入り口から入ると1往復又は2往復で、お客様に無駄なコースを回らせなく、疲れない道程を作ることなのですが、これはなかなか出来ていません。

しかし、掲店は小職が過去から提言していますメイン導線には飲食店を並べずに、ファッション中心とし、サブ導線に飲食店を並べています。つまり、お客様が何を食べているのかを通行客から隔離した方が落ち着いて食べられるので、入店し易いのです。

また、これも提言していましたように、フードコートを上層階に上げて、単店を1階に並べるなど、お客様が単独で子供連れ等で来店される方(自分の子供だけなら通路に寝転がっても注意をしない客)を上層部に配置し、数家族が井戸端会議でもするようなグループを1階で取り込むためなのです。彼女達は他の家族の手前、ランチメニューでも単体家族よりも1ランク上の物を注文したり、ファッション購入も少し見栄が出ますので、1客単価が上がり易いのです。

また、テナントのリレーションも、片サイドにイオンGMSがあり、反対側に1FにJOSHINとイオンペット、2FにSPORTS-AUTHORITYと未来屋書店、3Fにイオンシネマと大型店を挟んでの見易い環境です。中央近くには1Fにレストラン街、3Fにフードコート、2FにはPLAZA-CAPCOM((アミューズメント)であり、イオンのモ―リ―ファンタジー(ゲームランド)とのフロア分けは流石です。

1FのJOSHINの近くに三越のサテライトショップがあり、過去には三越包装紙によるお菓子等のおもたせ等が中心で、奥にある婦人服や紳士服等は閑散としていましたが、今回はリニューアル景気か品揃えは対して変わっていないのに、それなりにお客様が入っていました。認知されつつあるのでしょう。

しかし、その1軒挟んでとなりにはコーチストックというコーチのアウトレットイメージの店が出ています。コーチのアウトレットはコーチファクトリーと銘打っての展開ですが、中身はまるでアウトレットです。コーチの展開方法はこのSCのお客様に合わせた価格構成であり、マーケティングは出来ているのですが、コーチとしてのブランド戦略には疑問符が付きます。もっとブランドを大切にして欲しいものです。

このような郊外に密着したSCは今後も増え続ける事と思います。デベロッパーや各テナントは、地域密着型であるべきなのですから、リニューアルに依存せずに、自店顧客マーケティングを徹底して行い、その顧客をよりコアリピータにするための方策を確実に打てば、お客様には響くものです。より一層の飛躍を期待しています。
 2013/12/16 05:43  この記事のURL  / 
アリオ市原
掲店は2013年11月28日にオープンしましたJRの五井駅徒歩15分の立地で、IYを含む69テナントのショッピングセンターです。構造は1層の郊外アウトレットを意識したオープンスタイルで、雨の日の行ききが屋根の付いているところまで行かないと難しい構造です。

大昔に日本にショッピングセンターの創世記に、本牧にマイカルがオープンし、各棟(5〜6)を構成し、その繋がりに屋根もなく、雨の日を想定せずに傘を置く対応で不便な構成をし、泣かず飛ばずの集客であった事を思い出すような設定なのです。

アウトレットも徐々に進歩し、お客様の不便さをなくそうと努力されつつありますが、構造的にはSCの方が今は進化してきていますので、今さら逆行するような構成は疑問を感じます。

実験店と位置付けてのトライは是非とも実施され、検証されるべきなのですが、やる前に判断付く事と、判断付かない事を区分けし、判断付かない部分はトライされるべきなのですが、事前に判断付くか付かないかの分類が出来ていないのでしょう。

そのポイントはお客様目線で館内構成、レイアウトを見直し、プロの技で改革、改善する事なのです。マーケティング・リサーチをするのは良いのですが、課題を持ってのリサーチが行われているか疑問です。課題を持ってリサーチすれば、見えないところまで見えてきます。

売場内レイアウトは現状では完成型とは言いにくい状況ですが、ディリーユースの方向性は間違っていないと思われます。例えば、床のフローリングが売場も通路も同じで、商品価値が伝わり難い、コーナーのセグメントが明確にお客様に伝わり難い等の課題もありますが、まだスタートしたばかりですので、ヨ―カドーの力をもってすればこれからの改善で、構成力もアップしてくるものと期待しています。
 2013/12/10 00:31  この記事のURL  / 
F.T=吉川美南店
掲店は2013年11月30日にオープンしましたJR武蔵野線の吉川美南駅徒歩10分弱の立地で、ファッションと生活雑貨に特化した1層の大型店です。駅前にはほとんど建物がなく、マンションの工事が多々あり、これからの郊外ベットタウンになる町です。
JR武蔵野線の2つ南浦和よりには越谷レイクタウン駅があり、目の前にイオンレイクタウン越谷SCとOUTLETがあり、少し角度を変えた専門店をトライしています。逆に1つ目の駅は新三郷であり、駅前にはららぽーと新三郷があり、ニッチな商圏です。

トライしている新業態はそこそこ面白いものですが、単店立地での集客は難しいのではと考えられます。マンションが出来入居者が入り、生活感が出ると地域密着型での可能性が広がるものと推測できますが、その時は上層階を作り、2Fに食品スーパーを作ると面白い環境でしょう。当然、その場合の食の在り方もこのF.Tに合わせた考え方のMDにすべきでしょう。

現在のF.Tなら、イオン越谷SCのKAZEとMORIは集客力もあるのですが、OUTLETにはまだまだ集客力のあるブランド誘致が出来ていないと思われますので、この部分か、MORIの部分に導入した方がイオンの専門店展開の面白いスタイルに変化できるのではと思います。
この方法でトライし、修正を掛けながらの展開模索をして、いままでのプロショップ(イオンバイク、イオンリカー等)の単品専門店とは一線を画したライフスタイル型の専門店のトライが可能になります。

現状では、ライフスタイル型とは言いにくい状況ですが、方向性は間違っていないと思われます。例えば、壁面の上部までを利用してのVPですが、ゾーンプレゼンテーションに徹し切れていなく、一部陳列に見えたり、床のフローリングが売場も通路も同じで、商品価値が伝わり難い、コーナーのセグメントが明確にお客様に伝わり難い等の課題もありますが、まだスタートしたばかりですので、イオンの力をもってすればこれからの改善で、構成力もアップしてくるものと期待しています。
 2013/12/02 06:23  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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