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グランフロント大阪
掲店は2013年5月1日にオープンしました大阪駅の北側のファッションビルです。南館と北館にニ分され、南館はまだしも、北館まではお客様が流れにくい構成です。

まず、地上からの連絡通路からは問題ないのですが、地下からの導線は南館でさえヨドバシカメラが正面で、地下で連結していることを知らないお客様にとっては大周りさせてしまいかねない状況です。判りにくさはコアリピータ作りには逆行します。また、北館までは2Fの通路を通らなければならず、回遊性に難があります。ジャズドリーム長島の増床部分と既存部分とのジョイントの導線と同様であり、ひょうたんのくびれに見えます。

南館についてはそれなりのショップと導線がレイアウトされており、まだ見られるのですが、北館に至ってはメイン導線、サブ導線の取り方に問題があり、裏通りのショップは完全に死に場所となっています。目的買いのショップであればまだしも、流動客目当てのショップであれば顧客開拓は難しい状況です。

オープン景気はまだしも、手前に面積が狭くても効率の高いルクアがあり、阪急百貨店があれば事足りるのではないでしょうか?場所が判りにくく、後発であればあるほどニッチな戦略が必要です。南館のみを多層階の商業施設にして、北館はオフィスビルのみが良いでしょう。

フロアガイドの作り方を見ても、先日のマークイズみなとみらいと同様にお客様サイドに立ったものになっていません。一事が万事です。この立場を忘れた商業施設や小売・流通業は間違いなく淘汰されますので、一早く見直して修正を掛けられることを祈念しています。まだまだ取り戻せます。気が付いた時がスタートラインです。
 2013/07/29 06:31  この記事のURL  / 
阪急うめだ本店
掲店は2012年11月21日に7年の歳月を掛けて、リニューアルオープンしました関西最大の百貨店です。メンズ館からの移設店も含めて新しくなりました。8か月を推移した今、もう一度見つめ直してみました。

本館はB2Fから13Fまでで、B2FとB1Fは阪急の強い食品であり、1Fは婦人服飾雑貨、2Fは化粧品、インターナショナルバッグ&ジュエリー、3Fは婦人服、インターナショナルデザイナーズ、うめはんシスターズ、4Fは婦人服、うめはんジェンヌ、5Fはインターナショナルブティックス、6Fはプレミアムクローゼット等、7Fはリビング、美術、時計等、8Fにはスポーツファッション(イングス)、メンズウェア(ベーシックで代理購買)、9Fに催場、ホール、ギャラリー等、10Fには文具、催場、介護用品等、11Fにベビー・子供服、着物等、12F〜13Fには祝祭ダイニングと称したレストランと屋上広場までの完璧なフロアレイアウトです。

フロアフロアの関連性も十分の感じられ、各フロアのダブルエスカレータとシングルエスカレータとの間隔に少し距離があり、間延びしているように感じるのは小職のみでしょうか?
壁を極力避けたゾーニングは素晴らしいものの、この部分のみは広すぎるので、興味が分散してきます。本来はこちらもダブルエスカレータにして、その間の平場をもっとテーマ持たせた構成にすればパーフェクトです。このままでもエスカレータの間にテーマ性を持たせ田コーナーの集積に変更すればお客様のわくわく感が増すものと考えられます。

総体的には素晴らしい環境、空間を構成しており、8カ月経過した現在でも十分に新鮮さを感じられ、売上の好調さを物語るものです。今後も修正を重ねながら精度を高められて行かれる事を祈念しています。
 2013/07/22 05:31  この記事のURL  / 
天王寺ミオ
掲店は3月15日にプラザ館をリニューアルオープンしました大阪天王寺のファッションビルミオです。本館からの移設店もあるので、本館も部分的にも新しくなりました。
本館は1Fから12Fまでで、1Fから9Fまでは物販中心、10〜11Fはレストラン、12Fはホールとなっており、プラザ館はB2Fから8Fまでで、B2Fは理容、ペット、クリーニング、B1Fは食品、レストラン、花等となっており、1Fは雑貨とカフェ、M2Fはヤングカジュアルと雑貨、レストラン、カフェで、2F3Fと物販であり、4Fレストラン、カルチャー、5Fソフマップ、6Fクリニック、7Fビューティ、カルチャー、クリニック、8Fヤマハミュージックサロンとなっており、1Fと2Fが本館との連絡通路があります。
コンパクトで等身大であり、2館体制でありながら、相乗効果の出るゾーニングになっています。

また、フロアガイドは1冊の両面表紙デスマートなのですが、フロア図面に番号を振ってあり、下段に番号に基づくショップ名が記載されています。フロアガイドは図面を大きくして区画にショップ名を入れる方が判り易いものです。しかし、グルメガイドやオリジナルコスメショップガイド等を作成している事は評価に値します。この場合にも番号記載型になっている点は改善の余地があります。お客様により判り易くする事は売上の向上に不可欠であり、まだまだ伸びる要素を秘めているファッションビルです。
 2013/07/15 05:53  この記事のURL  / 
マークイズみなとみらい
掲店は6月21日にオープンしました横浜みなとみらいの駅上にあるファッションビルです。テナント数も189を揃え、等身大の展開です。
みなとみらい線の駅からB4Fに直結しており、利便性の高い商業施設と言えます。

B4Fから5Fまでの8層(B3Fのみなし)であり、1Fから3Fまでが等身大ファッションショップであり、核店舗は2Fのユニクロ、3Fにトイザらス・ベビーザらスです。3Fには話題のボーネルンドが誘致されています。

4Fには東京ガス横浜ショールームとみんなのフードコートがあり、5Fには大自然超体感ミュージアムのオ―ビィ横浜とみんなの庭があり、三越銀座店や丸の内キッテのような屋外庭園の空間を確保しています。

B4Fには「えきまえマーケット」と称して、カフェやスィーツの他、ダイソー(100均)、LUSH、ザ・ボディショップ、まかないこすめ等の雑貨が中心であり、B3Fはフロア自体をなくしてあり、B2Fへ直行です。B2Fはスポーツオーソリティとドラッグストアとリフォームやクリーニングです。
B1Fには「まいにちマルシェ」と称した食品中心のスーパーマーケットがあります。

まず、フロア構成に問題があり、食品スーパーは最下層で良かったのではないでしょうか?地域のお客様をターゲットにしている食品スーパーは最後の買い物であり、またスィーツ等のてみやげ、おもたせ等の菓子等も地下鉄からの入り口フロアで構成すべきでしょう。これにより地上からのお客様も最下層への誘致の可能です。ディリーユースアイテムは吸引力があります。また、B3Fがないのであれば、表示のB4FをB3Fにしておけば良いのではと思います。お客様に混乱を与えますので、、、

そしてB2Fのドラッグストアやリフォーム、クリーニング等を4Fの東京ガスのクッキングショールームのフロアにし、フードコートと8月にオープンするオ―ビィ横浜を入れ替えし、5Fに眺望の良いフードコートとレストランがあれば、お客様の最上階への誘致も可能になります。そしてB2Fの核店舗のスポーツオーソリティは3Fに配置し、メインのB2Fから3Fまでにはファッションショップを大なり小なり散りばめておく事が重要です。

また、空間を大きく見せている吹抜け等は環境にも良いと思いますが、エスカレータの位置と向きは問題があります。常にお客様は目的の場所が右にない限り、左回りに見て行く習性からして、お客様の自然体の動きに逆行するような位置と向きは改善すべきでしょう。お客様同士が向きあったり、ぶつかりそうになったりされており、混乱も出そうです。湘南テラスモールのエスカレータの位置は参考になるものと思われます。

環境表現は時代時代に応じた変化が必要なのですが、お客様の行動体系に基づく売場構築には基本があります。基本を逸脱しては完成度(お客様の満足度)の高い商業施設は出来ません。気が付いた時が修正時期です。期待しています。
 2013/07/08 05:56  この記事のURL  / 
イオン葛西店
掲店は5月30日にシニア対応をコンセプトにリニューアルした旧ジャスコ葛西店です。
営団地下鉄東西線「西葛西駅」から徒歩10分程度のダウンタウンの4層のGMSです。

1Fには食品がメインであり、旧ジャスコの低い什器を使用しており、近隣のシニア層には見やすく買いやすい売場です。但し、照明が暗くもったいない環境です。
2Fはビューティとファッションのフロアであり、メンズもGMSアパレルのNBをレディスとセットのレイアウトにて展開している程度です。
3Fには暮らしのサポートとキッズのフロアであり、リビング等や子供服も什器が新しくなり、レイアウトも整然とはしているものの、フロアやカテゴリー毎に何か訴えて来るものは感じなかったのです。

4Fはグランドジェネレーションズモールと称して、イオンカルチャークラブ、手芸専門店「PANDRAHOUSE」や喫茶「CAFÉ KO-U-AN」、イオンフィットネススタジオ「THE SPACE」、未来屋書店等が配置されており、アダルト、シニアの方でも十分に堪能できる環境ですが、平日の午前中なのに、シニアの方が少なく見受けられました。
要はターゲットにこの心地よさが伝わっていないのです。モッタイナイです。

それの為にはモノではなくコトが不足しているのです。この数十年、お客様はモノをふんだんに持っており、これ以上不要なのです。勿論モノを売って商売しているのですが、コトの入口がないと入って頂けないのです。コトとはイベントでもキャンペーンのようなフックを言っているのでもなく、モノMDからコトMDへの転換が不足しているのです。

要はライフスタイル提案(この売場にくれば私のお気に入りが揃っている)といったカテゴリー(衣食住)を超えたテイストでくくった売場が必要不可欠なのです。
さて、どの企業がクリアしてくるのかが楽しみです。
 2013/07/01 06:07  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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