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松坂屋銀座店
掲店は6月末日に閉店する銀座の百貨店です。銀座の一等地でも3番店の百貨店が閉店せざるを得ないくらい百貨店の売上不振はここ20年来の流れで、業界全体でも阻止できないのです。

銀座には確かに、一流店や老舗が軒を並べており、何もラグジュアリーが百貨店でなくても良いのです。三越銀座店を筆頭に松屋、MEN’Sに特化した阪急MEN’S-TOKYOやヤングレディスに特化したプランタン銀座等があり、老舗の和光があれば3番店の百貨店など不要なのです。

しかし、ニッチな戦略を取れば如何様にも深いマーケットなのです。メンズを切りすてた有楽町阪急から逆にMEN’Sに特化した阪急MEN’S-TOKYOへの転換は、100億円を超えており、三越銀座店の60億円強を十分に上回っています。当然MEN’Sでは目玉催事の松屋は3番店です。

このような環境の中で、掲店は閉店セールを打っているのですが、通常百貨店では展開されていない企業やブランドの商品を集めて、百貨店の閉店セールを数カ月に渡り展開しているのです。品質管理に問題を抱える可能性もあります。また、現在の百貨店アパレルは余剰在庫を持たない経営にシフトしており、他業種向けアパレルの不良在庫、FBやSC展開しているショップブランドの不良在庫にてセールを打っているのです。

このような事例は掲店のみではなく常道であり、お客様に不信感を抱かせる要因の一つにもなりえるのです。但し、百貨店の閉店セールでは、地方店等はNBの当季物でさえ、閉店店舗は30%OFFをスタンダードとし、他店からはクレームが付かない事もスタンダードでした。
つまり、NBを買取でやらざるを得ない力量の百貨店等は閉店セールで当季物を割引処分せざるを得なく、他の継続している百貨店は情けを掛けて見守るのが常套でもあったのです。

閉店セールの商品より話を戻して、銀座で閉店を余儀なくされる百貨店業界全体の経営の在り方をもう一度見直し、お客のニーズの後追いをせざるを得ない状況から、元気な時代の百貨店のように、百貨店に行けば何か面白い事がある半歩先を提案できる時代に変革して頂きたいものです。

それの為にはモノではなくコトが不足しているのです。この数十年、お客様はモノをふんだんに持っており、これ以上不要なのです。勿論モノを売って商売しているのですが、コトの入口がないと入って頂けないのです。コトとはイベントでもキャンペーンのようなフックを言っているのでもなく、モノMDからコトMDへの転換が不足しているのです。

要はライフスタイル提案(この売場にくれば私のお気に入りが揃っている)といったカテゴリー(衣食住)を超えたテイストでくくった売場が必要不可欠なのです。
さて、どの企業がクリアしてくるのかが楽しみです。
 2013/06/24 06:16  この記事のURL  / 
酒々井プレミアム・アウトレット
掲店は4月19日に千葉県にオープンしましたアウトレットであり、地域密着型のアウトレットです。木更津のアウトレットは川崎からのアクアライン利用者も多いようですが、このアウトレットは店舗数も少なく、地元客相手の展開であり、ディリーユースのショップ構成です。
特に商圏は酒々井の東から来られる方が多いので、その方向に向けての告知やプロモーションが必要不可欠です。都心の発展方式からして、このエリアでは西側からの来館は少ないので、、

ラグジュアリーブランドもなく、ブルックスブラザーズやトミーヒルフィガ―がハイクラスの位置づけです。よって、他アウトレットではラグジュアリーブランドショップがある事により、除きブランドに客が賑わっていたのですが、逆にこのショップには客が入っていなく、そのワンランクしたのディリーユース的なショップが賑わっていました。サマンサ、マックレガー、ロペ、ローリーズファーム等です。イセタンストアも出店していましたがまだ数店目であり、トライアンドエラーの継続をされていき、改善されていくのでしょう。

逆にこのディリーユース戦略を取るのであれば、飲食店の比率がまだまだ低い事と、食品スーパーも導入しておくべきです。わざわざ車で来館されても、ディリーファッションのみでは、もう一度食材を購入しに地元の食品スーパーに出掛けなければならず、ワンストップショッピングになれば地元客は週に2〜4回出向いてくれるのです。要はイイアスつくばのアウトレットバージョンにすべきと考えられます。
 2013/06/17 05:53  この記事のURL  / 
ららぽーと横浜
ららぽーと横浜のリニューアルオープンは第2弾を迎え、ますますパワーアップしています。
新規としてはOLDNAVY、ユニクロが6月14日に、5月にもそこそこの店がオープンしました。
全体感のグレードはこの地域に密着した等身大であり、特に陸の孤島的なこのエリアでは十分なショップです。
但し、過去にも記載したように、お客様の買い回りしにくい導線が多いのが課題です。
イトーヨーカドーがJR鴨居駅側ではないのが利点と言えます。阿倍野キューズモール同様。
 2013/06/10 05:36  この記事のURL  / 
ZARA HOME
ららぽーと横浜のリニューアルオープンに合わせてオープンした掲店は、ZARAとファッションとは遊離したテイストのショップであり、あのエッジの利いた味付けは微塵もなく、一般受けする商品群のショップでした。グランフロント大阪にも出店していますが、、
ターゲットを変え、新しい顧客を獲得する狙いであれば判らないでもないのですが、それであればZARAの名前は外して、新しいテイストのショップ名にすべきであったと考えられます。
現在の商品群は、ローラアシュレィをコンサバティブに落とし、PLAZAの雑貨を混載させた程度で肩の張らないショップになっており、ZARAの特長が見られません。残念ですが、、、
 2013/06/03 05:42  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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