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ベルシュカ・ザラの妹ブランド
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。
消費動向も震災後には即脇が締まったものの、女性の購買意欲は抑えきれずに、被災地以外では高額品を中心に動き始め、夏まで順調に推移してきていました。
その後、消費税増税の時期が設定され、再度消費動向の低迷が見え始めました。メンズは当面大きな投資には打って出ずに、業務改善を主とした基盤強化に努める時期であり、ある程度の目標の利益率が確保できれば、それ以上の部分での可能な投資に出るような環境です。レディスはまだ可能性を残してはいますが、メンズ同様の業務改善をベースに、新提案の出来る環境と考えられます。但し、同質化からの脱却が前提ですが、、、

掲店は昨年にイオン越谷レイクタウンSCにオープンし、最近は渋谷にも路面店を出店して、FOREVER21同様に多店舗化に向かっています。
GAPのOLD-NAVYやGAP-GENERATIONやユニクロのGU等のSPA型ショップブランドです。越谷にオープンした時は全く雑な商品構成であり、日本には受け入れられない状態でしたが、半年した今年の春物においては、日本の顧客マーケティングしたのか日本の等身大の商品に化けており、イ―ランドのミッソよりも日本人好みでした。

課題はミッソの稿にも記載しましたが、ベルシュカでないといけない理由が見当たらないのです。特徴、個性がなく、ブランドの意思(WILL)が見当たらないのです。
過去もこれからも重要なファクターであり、このブランドのウィルが伝わってこないブランドが存続する事はないと考えます。勿論ショップも同様です。
まだ、大阪のグランフロントにオープンしましたZARA-HOMEの方が、ZARAとしてのライフスタイルブランドへの切り出しであり、期待が持てます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2013/05/27 05:57  この記事のURL  / 
ミッソ・イ―ランド
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。
消費動向も震災後には即脇が締まったものの、女性の購買意欲は抑えきれずに、被災地以外では高額品を中心に動き始め、夏まで順調に推移してきていました。
その後、消費税増税の時期が設定され、再度消費動向の低迷が見え始めました。メンズは当面大きな投資には打って出ずに、業務改善を主とした基盤強化に努める時期であり、ある程度の目標の利益率が確保できれば、それ以上の部分での可能な投資に出るような環境です。レディスはまだ可能性を残してはいますが、メンズ同様の業務改善をベースに、新提案の出来る環境と考えられます。但し、同質化からの脱却が前提ですが、、、

掲店は韓国のファストファッションイ―ランドのショップブランドとして、3月22日にそごう横浜店B1Fにオープンしました。
小綺麗なデザインであり、価格は手頃感もあり、日本には理解されやすいものと思われます。
但し、このゾーンは競合も多く、特徴がそんなにある訳ではないショップブランドなので、ブレークするとは現在の所見受けられません。

イ―ランドの特徴は中国でもそうですが、現地の顧客に密着した企画で、等身大のブランド展開なのです。果たしてこれからの日本は同質化からの脱却をしないと生き残れなくなってきていますので、ブランドのターゲットを明確にし、コンセプトを明確し、特徴を持たせた方向性を必要としています。その絞り込んだブランドコンセプトに共感した幅広いお客様が結果としての売上を作って頂けるブランド展開が必要なのです。

差別化の為にブランドを変えては行けませんし、自ブランドの顧客ターゲットに向けて、半歩、一歩先を提案する企画により、結果として他ブランドと同様であっても、自ブランドにて購買いただける事が第一義であり、結果として他ブランドと差別化ができればそれでよいのです。
差別化という言葉が独り歩きしており、差別化の為の差別化にてブランドも商品も売場や什器も、VPや販売接客方法までが、自ブランドの顧客からますます遊離している事に気が付いていないのです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2013/05/20 05:56  この記事のURL  / 
チャールズ&キース原宿店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。
消費動向も震災後には即脇が締まったものの、女性の購買意欲は抑えきれずに、被災地以外では高額品を中心に動き始め、夏まで順調に推移してきていました。
その後、消費税増税の時期が設定され、再度消費動向の低迷が見え始めました。メンズは当面大きな投資には打って出ずに、業務改善を主とした基盤強化に努める時期であり、ある程度の目標の利益率が確保できれば、それ以上の部分での可能な投資に出るような環境です。レディスはまだ可能性を残してはいますが、メンズ同様の業務改善をベースに、新提案の出来る環境と考えられます。但し、同質化からの脱却が前提ですが、、、

掲店は原宿の東急プラザ横に4月初旬にオープンしましたシンガポールの婦人雑貨ショップブランドであり、世界中で約30カ国、300店以上出店している雑貨SPAショップです。日本ではオンワード樫山との共同出資での会社の運営となっています。
ターゲットは25〜35歳中心の女性であり、リーズナブルなバッグ、シューズ等を良く見せる器にて展開しています。ららぽーと横浜に3月に出店した後の基幹店機能の店です。
オープン当初から話題であり、多くのお客様が朝からひっきりなしに訪れています。
商品構成は婦人靴40%、ハンドバッグ40%、ファッショングラス20%程度に見受けられる売場構成です。既に商品が不足気味であり、売上は好調のようです。

好調の原因は2つあり、1つはワールドが展開しているオペ―ク等の雑貨に比べ、価格も質も少し上ですが、合皮であっても合皮合皮している素材を選ばずに、ワールドのそれよりは本革に近い、又は本革に見える素材を選んでいる事と合皮であっても、小綺麗にデザインされ、生産されており、お出掛けにご利用されても十分に通用するように作られている事です。
もう1つは、売場環境なのですが、価格以上に見える作りであり、天井の高い解放感、明るい店内、見易い低い什器と通路を広く取った回遊動線、そして中央にはイスを用意して、靴のフィッティングのみではく、友達やカップル、親子連れ等が待って頂くスペースもあり、心地よい環境が好調の要因です。

この売場環境にはアウトレットで順調な伊勢丹もその事例にならって安定しています。デビュー当時のトライアルの御殿場や佐野の1ヶ月限定売場では、什器投資などほとんどされていなく、インポートの価格が高い商品を30%OFFや50%OFFで販売していましたが、什器がスチールの過去のユニクロのような什器であり、商品が価格以上に安く見えて、苦戦であったようです。佐野の常設売場から器にもそう大きな投資ではないのですが、通常店舗並みに見えるように作られた事により、明るくゆったりとした売場構築により、婦人服と婦人雑貨が価格以上に高く見えて実は安いので、安定してきていると思われます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2013/05/13 05:34  この記事のURL  / 
伊勢丹新宿本店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。
消費動向も震災後には即脇が締まったものの、女性の購買意欲は抑えきれずに、被災地以外では高額品を中心に動き始め、夏まで順調に推移してきていました。
その後、消費税増税の時期が設定され、再度消費動向の低迷が見え始めました。メンズは当面大きな投資には打って出ずに、業務改善を主とした基盤強化に努める時期であり、ある程度の目標の利益率が確保できれば、それ以上の部分での可能な投資に出るような環境です。レディスはまだ可能性を残してはいますが、メンズ同様の業務改善をベースに、新提案の出来る環境と考えられます。但し、同質化からの脱却が前提ですが、、、

掲店は3月6日に婦人服売場をリニューアルオープンしました話題の店作りであり、素晴らしい提案をお客様に向けて発信し出しています。最近のリニューアルは面積を増床しながら売上を増加させたいとの思いですが、結果としては思う通りに動いていないのが実情です。
数年前の高島屋大阪店は増床したにも関わらず売上は前年並みであり、これがここ数年のスタンダードです。大丸梅田店、東京店等は面積比に近い伸びであり、これはここ数年では希な事例と言えるくらいなのです。
しかし、昨年に一部のリニューアルを面積増しないで高島屋横浜店の紳士服売場等は、通路を広くとり売場面積を若干抑えてのリニューアルです。昨年11月度は一瞬跳ねましたが、それ以降は3月度(全業種の衣料品が伸びた月)以外はそう大きな伸びはありません。

今回の伊勢丹新宿本店においては、売場面積を90〜95%に圧縮したにも関わらず、3月の売上は婦人服は前年比120%、リニューアルしていない紳士服も120%、食料品は111%、で、全館116%の大幅な伸びをしています。但し、婦人服以上の上層階まではお客様を引き上げられていなく、子供服は88%、家庭用品も83%と主軸の婦人服に目が行き、全カテゴリーまでの影響は出ていません。
しかし、今回のリニューアルでの特筆されるポイントは、いままでのメンズ館のリニューアルでの成功体験(ブランドの垣根を払い、統一環境による買い回りの促進をした)から、また一歩前進し、ブランドの垣根を払ったのみでなく、各テイストの持ち味を活かした環境構築により、テイスト軸の売場構成が完成し、お客様はこの売場に来れば自分の好みが揃っており、その中で商品を買えば、ほぼ間違わない環境を提供した事に尽きます。
衣食住のライフスタイル提案までは整ってはいないものの、婦人服としてのテイストゾーニングの完成形といっても過言ではないでしょう。モノ重視の伊勢丹からモノ重視に加え、シーンゾーニングの中のテイスト提案でなく、テイストゾーニングの中のシーン提案への大きな舵を切ったと言えるものです。
今後のこの売場は、伊勢丹の軸である「仮説、実行、検証、修正」を繰り返しながら、運用面の精度を向上させて行くものと思われます。期待しています。

次の三越日本橋本店のリニューアル(再構築)、いやリボーン(再生)には1からではなく0視点からのプロジェクトにされるでしょうが、三越日本橋本店の既存顧客の顕在需要を担っている現状から、既存顧客の潜在需要の顕在化をベースにしながら、その上に三越日本橋本店を認知されている未来店新規顧客へのアプローチへ導かれる事が最優先ではないでしょうか?マーケティングによるコンセプトメイキングに時間が掛るかも判りませんが、顧客ターゲット設定の正しい方向性が決まれば、マーチャンダイジングは的確なので、問題はないでしょう。拙速はしないで欲しいものです。楽しみです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2013/05/06 06:11  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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