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アリオ松本
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は昨年冬に松本駅東側にありましたエスパ松本をリニューアルOPENしましたイトーヨーカ堂の8層のアリオであり、隣側は地元の百貨店の井上が展開しています。アリオ松本はB1Fをフードマーケットと称し食品に、1Fには美のガーデンと称し化粧品を、2F〜5Fを衣料中心に展開しています。

衣料品については日用品や肌着等は従来のGMSバージョンであり、ファッション衣料はテナント中心であり、通常のSCのテナントの導入です。レディスではシューラルー、anyFAM、a,v.v等にイトーヨーカドーのPBのgoodday、L&B/GALLORIAがコーナーであり、面積も他のテナントショップと変わらない程度です。3Fにはアカチャンホンポで、4Fにはタイトーステーション、パスポート、ヴィレッジバンガードやLEGOclickbrickです。

5Fのメンズでは、レディス同様に日用品や肌着等は従来のGMSバージョンであり、ファッション衣料はPBのgooddayとKENTがコーナー展開で、その裏側にアリオ上田同様に百貨店の西武がイトーヨーカドーの場所を賃借して、イトーヨーカドーでは取り扱いできない百貨店ブランド(ダーバン、VUMPS)を導入していますが、アリオ上田と異なる点は販売員が付いていなく、取引条件も異なるとの事らしいです。

この考えはセブンアイホールディングスのグループパワーのシナジー効果を狙ったものです。考え方は当然と思います。勝ち組のパターンになれば継続や他店への波及もあり得ますが、果たしていかがなものでしょうか?アリオの形態が従来とは異なる多層階であり、運営方法等も違えた対応が必要です。百貨店の運営方法も参考になると思われます。

また、この地域の顧客はGMS衣料品が全く不要なのでしょうか?皆様が西武の展開している百貨店ブランドやGMSコーナー展開ブランドを必要としている訳ではないのですから、もう少しGMSファッション衣料があっても不思議ではないでしょうか?隣の井上との差別化は出来てはいますが、従来のエスパのお客様は確保できているのでしょうか?本来の自店顧客マーケティングは出来ているのでしょうか?

GMSの衣料品は確かに、赤字体質が継続していますが、売上規模は捨てたものではありません。売上はお客様の商品、売場に対する評価のバロメーターであり、利益は経営者の評価のバロメーターなのです。よって、現在GMSで展開している商品の中でも専門店に勝っているものも多いのですが、販売実力以上に生産したり、売場構築に不備があり、お客様が欲しく見えていなかったりしているのです。極端に言えば、前年と同じ売上で、黒字化は十分可能なのです。本気を出せば衣料事業改革は手が届くのです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/07/30 05:31  この記事のURL  / 
アリオ上田
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は昨年秋に上田駅西側にOPENしましたイトーヨーカ堂の2層のアリオであり、駅側の一等地をイトーヨーカドーが押さえ、1Fを食品中心に、2Fを衣料中心に展開しています。
衣料品については日用品や肌着等は従来のGMSバージョンであり、ファッション衣料はGMSのテナント展開のクロコダイルやゴールデンベア、PB扱いのKENTに加え、百貨店の西武がイトーヨーカドーの場所を賃借して、イトーヨーカドーでは取り扱えない百貨店ブランドのダーバン、ニューヨーカー、マックレガーを販売員付で展開しています。この考えはセブンアイホールディングスのグループパワーのシナジー効果を狙ったものです。考え方は当然と思います。

売上はいままでのGMS平場に比べ1.5倍以上の坪効率で好調に推移していると発表されており、GMSにとってはハッピーですが、アパレルサイドは通常の販売員付き売場の販売員の1人の売上採算目標の60〜70%程度で推移しており、中々採算まで持っていけない環境のようです。ウィンウィンの関係になれば継続や他店への波及も出て来ると思います。早急な勝ち組のパターンの構築が望まれます。

また、この地域の顧客はGMS衣料品が全く不要なのでしょうか?皆様が西武の展開している百貨店ブランドやGMSコーナー展開ブランドを必要としている訳ではないのですから、もう少しGMSファッション衣料があっても不思議ではないでしょうか?そのお客様はほとんどイオン上田に取られているのでしょう。

GMSの衣料品は確かに、赤字体質が継続していますが、売上規模は捨てたものではありません。売上はお客様の商品、売場に対する評価のバロメーターであり、利益は経営者の評価のバロメーターなのです。よって、現在GMSで展開している商品の中でも専門店に勝っているものも多いのですが、販売実力以上に生産したり、売場構築に不備があり、お客様が欲しく見えていなかったりしているのです。極端に言えば、前年と同じ売上で、黒字化は十分可能なのです。本気を出せば衣料事業改革は手が届くのです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/07/23 06:37  この記事のURL  / 
北千住マルイ
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は北千住駅西口に隣接した場所にあり、好立地な位置です。マルイの中でも有力店舗であり、それなりの売上を確保しています。
B3F〜B2Fは北千住駅前駐車場として370台、ルミネ横には立体で388台を、駐輪場も1700台を確保しており、JR常磐線、つくばエクスプレスや日比谷線、千代田線、東武伊勢崎線等の公共機関以外にも便利な環境を整えています。

B1Fには食遊館と称して、中島水産、八百一、魚力、柿安、柿安ダイニング、ローゼンハイム、小洞天、上海デリ、つな八、梅の花、喜多八、和幸、銀座4丁目スエヒロに、ドトールコーヒー等が並んでおり、JR、地下鉄、東武から直接マルイにも入る入口があり便利ですが、駅側からは判りにくいので、知る人ぞ知るではないでしょうか?

1Fにはアンテノール、ポンパドウル、新宿高野、ゴディバ、カルディ等とマツモトキヨシがあり、、フードコートとして、サーティワンアイスクリーム、サブウェイ、リンガーハット、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、すき家、ぼてじゅう屋台、はなまるうどん、築地銀だこ等が並んでおり、リーズナブルなショップです。

2Fはファッション雑貨、化粧品等であり、売場が駅側から連結しているメインの入口にも関わらず、入った段階でフロアが暗く感じるのは課題と言えます。3Fには組曲、コムサデモード、インデックス、自由区、23区、ピンキ―&ダイアン、ロートレアモン、ニューヨーカー、リフレクト等他○IMODEL(大きいサイズ)やビューティ&リラグゼーションがあります。4Fにはイーストボーイ、オゾック、イング、インデックス、オリーブデオリーブ、ジーナシス、ジャイロ、アモスタイル、ブラックバイマウジ―、ZARA(LADYS)、マルイレディーストータルショップ等があります。

5Fには子供服、玩具の他、GAP(レディース、メンズ、キッズ)、in the ROOM(リビング専門店)があり、6Fに紳士服、スーツ、フォーマル等のビジネス関係と雑貨他、J.プレス、エーグル、ティンバーランド、トミーヒルフィガ―、ニューヨーカー、パールスチュアート、東急ハンズサイクル、フィールド等があり、7Fに紳士服カジュアルがあり、インターメッツオ、VAN、MKオム、コムサコミューン、コムサメン、ジュンメン、タケオキクチ、チャップス、ボイコット、メンズビギ、メンズメルローズ他、マルイメンズ平場(オンボード、ビサルノカジュアル、ジーンズ等)、東急ハンズがあります。

紳士服を通常の百貨店のようにビジネス、カジュアルで区分しているのですが、百貨店同様にお客様には買いにくい売場となっています。通常の百貨店と異なり、エイジ幅が狭いのですから、簡単にテイストゾーニングに変更しやすいので、変更すればもっと顧客単価が上がり、代理購買でさえ買いやすい売場になるのです。

8Fにはノジマ(家電)、紀伊國屋書店、okadaya(手芸)、TUTAYA(CD/DVD)、ABCクッキングスタジオ、トラベルショップ等があり、9Fに千寿万彩と称し、レストランがあります。寿司常、つな八、とんかつかつくら、新宿中村屋等が配されています。

従来のマルイの強いヤングのファッションのみならず、百貨店の強い食品(デパ地下)と化粧品コスメ関係とレストランを主軸に、ファッションは従来の百貨店でなく、FB+SC系のブランドショップを誘致しています。従来の百貨店のファッションでは満足していない30歳代の女性(百貨店顧客ではない)を中心と、彼女達のみではない地域の顧客に如何に食品やレストランへの誘致をさせられるかが課題と映ります。もう少し改良すれば、すごい館になり得る店です。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/07/16 05:52  この記事のURL  / 
ルミネ北千住
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は北千住の駅ビルであり、B1F〜1Fと2Fの一部には食品フロアとなっていて、ディリーユースのお客様や通勤帰りのOLにも人気のFBです。2Fの一部から3〜7Fまでがファッションを中心に一部リビングや雑貨も展開し、8Fにはレストラン、9Fにはカルチャーセンターで、10層のまとまりのあるFBです。

B1Fには魚河岸大和、肉処勝伊、大川水産、さわみつ青果から、とんかつまい泉、神戸コロッケ等があり、1Fにはアンデルセン、ベーグル&ベーグル、お菓子の太子堂等に加え、コクミンドラッグ、2Fの一部は成城石井がレイアウトされており、それなりのボリューム感があります。

2Fにビューティアンドユースがあり、3Fからトゥモローランド、ビームス、フリーズショップ、アクアガール、スピックアンドスパン、アダムエロペの他、イエナ、ハウスオブジルスチュアート、ロクシタン等があり、4Fにはグリーンレーベル、ロペ、ロペピクニック、アフタヌーンティーのティルームとリビング、フレディ等、5Fにはナチュラルビューティベーシック、セシルマグビー、マウジー、スライ、アースミュージックアンドエコロジー、サマンサコスモスオロフィーネ、ローリーズファーム等、6Fにはユニクロ、ディズニーストア、プラザ、ABCマート、チャオパニック、レイジ―ブルー、エフエムエディトリアル、スミス等、7Fには無印良品、フランフラン、ゾフ他白洋舎やデンタルクリニック等があります。

8Fのレストランには、洋麺屋五右衛門、オムライスの店卵と私、築地玉寿司、恵比寿かつ彩、ワイアードカフェ、GRILL1930つばめグリル、ダッキーダックの他、ブックファーストがあります。9Fには読売カルチャーがあります。

全体的に地域に密着しながらも、小粋な日常を醸し出すショップであり、アトレ恵比寿にも似た心地よいファッションビルです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/07/09 05:54  この記事のURL  / 
渋谷ヒカリエ
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は4月26日にOPENで、2日前の24日の内覧会と6月29日(金)に行ってきました。JR渋谷駅の西武と反対側に立地し、地下鉄メトロの副都心線、半蔵門線からのアクセスも良く、雨に濡れないで入れます。また、2FにもJR線、東横線の渋谷駅にリンクしています。B3Fと2Fにインフォメーションを配しています。

B3FとB2Fについてはデパ地下(食品+カフェ)であり、B1Fと1Fにはコスメを配しています。
2〜4Fにはファッションをレイアウトし、5Fにはライフスタイルショップを据えており、百貨店顧客よりもFBやSC客狙いのブランドショップの導入となっています。6〜7Fにつきましてはレストランを配しており、8Fにはアートギャラリー等、9〜10Fにはホールを、11〜13Fにはシアターを配置し、メインはB3F〜7Fのショップ系がメインとなっています。

従来の百貨店の強い食品(デパ地下)と化粧品コスメ関係とレストランを主軸に、ファッションのみは従来の百貨店でなく、FB+SC系のブランドショップを誘致しています。
従来の百貨店のファッションでは満足していない30歳代の女性(百貨店顧客ではない)を中心に、彼女達に如何にデパ地下やレストラン、化粧品等をグレードアップさせられるかが課題と言えます。

この館は顧客ミックスを主軸にしており、百貨店顧客の娘様はデパ地下やレストランやコスメ等の導入から、FBやSC向けファッションに如何に引き込むか?また、FBやSCターゲット顧客に如何に百貨店の食(デパ地下やレストラン)や化粧品までを引き込めるかが勝負です。

大丸梅田店のショップゾーニングよりは、テイストグルーピングには一日の長があり、見やすい売場構成となっていますが、渋谷の大人の女性を引き込むにはこのヒカリエ1館では少し弱いと思われますので、近隣の改装計画も含め、駅反対側での相乗効果を埋めるべく期待しています。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/07/02 05:51  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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