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八重洲ショッピングモール
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

八重洲ショッピングモールは東京駅八重洲側の地下街であり、八重洲地下街株式会社が運営しています地下街であり、約180店舗がひしめきあっています。立地の優位性は当然ながら、リーズナブルなショップが並んでおり、安定した業績を誇っています。昨年までにリニューアルを済ませ、今年秋の大丸東京店の増床リニューアルと併せて、今後も期待できます。

ブランドショップ・リレーションは取り立ててゾーニングしている訳ではないのですが、同タイプのショップを括りすぎる事による回遊性の悪化をしているSCやモールよりも楽しみがあり、お客様も喜んでいるものと思われます。この事は過去で言えば、博多のソラリアとイムズの差であり、ソラリアのようにフロア毎にコンセプトを括りすぎると平日は閑散としたフロアができたりして、安定化は難しいものです。イムズはステイタスショップの横に靴下屋があったりして、衝動買いのお客様にも楽しめるショップ・リレーションなのです。

唯一いただけないのはフロアガイドであり、中閉じ2枚なのですが、B1FしかないのにB1FとB2Fがあるように感じるフロアガイドなのです。1Pは全容が掲載され、地図の中にショップ名のみを印刷しており、2Pはファッション&グッズ、3Pはレストラン&カフェ、サービスの図面とショップ説明が掲載されています。2Pと3Pの図面が不要であり、1Pのショップのカテゴリー別カラ―と2P3Pのショップ説明のカテゴリー・カラ―を統一しておけばよいものと思われます。

今後の地下街はますます発展するものと思われます。横浜地下街、天神地下街、札幌地下街もそうですが、雨等の天候に左右されない環境が、安定性を保っています。後は効率追求型からカップルのたまり場的な環境作り等が望まれてくるでしょう。例えば西宮ガーデンズのテラスや三越銀座の銀座テラス等の寛ぎの場を準備する必要性を感じます。
また、八重洲でいえば日本橋までの駐車場部分の地下街化も視野に入れて、銀座線や都営浅草線から東京駅までを繋ぐ構想があってもおかしくないでしょう。

先日の繊研新聞の百貨店バイヤーズ賞の時のアパレルの広告面積と、FBやSCのデベロッパーとテナントの賞の発表時のデベロッパーやテナントの広告面積を比べても、後者の方が圧倒的に多く、業界が利益を享受していることがまざまざと見せつけられました。新聞の厚みが通常の2〜2.5倍に感じたのです。よって、今後もFBやSC、OUTLET等の拡大はまだまだ続くでしょう。勿論業界が変化に対応できているからなのですが、、

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/05/28 05:25  この記事のURL  / 
高島屋新宿店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は新宿駅に隣接していますが渋谷区にある新宿店で、賃料が高い事もあり、中々浮上してきません。しかし、お店のスタッフたちは常に笑顔を心掛け、お客様へのアプローチは精一杯やっています。

では、何が問題なのかと考えますと、前回の西武船橋店でも記載しました自店顧客マーケティングの不備であり、既存顧客へのアプローチ不足が第一義です。
しかし、現在の売場で、既存の什器、商品、販売員での精一杯をどこまでこなしているのかが問題です。要は自分達の知識、経験の中での精一杯はやっているのですが、必要度合いから言えばまだまだ不足していると思われます。

例えば昨年の事でしたが、婦人服売場に入るメインエスカレータから見える位置にカーテンによる臨時フィッティングルームが置かれていたり、今年の春先でも、紳士服売場へ入るエスカレータ前に通路を塞ぐように置いてあるワゴンやVP等はお客様に売場に入り難くしているように見受けられます。
要はお客様から見て、この売場で、このVPで、この商品で、この接客で買って頂けるのかの視点が重要なのです。

また、衣料品のメンズ、レディスのフロアが多層階になっており、特に紳士服は買いにくいとの声も聞かれますが、伊勢丹メンズ館や阪急メンズ館のように多層階でも上手くこなしている店舗もあります。伊勢丹メンズ館や阪急メンズ館との客層の違いは当然ありますが、自店顧客のマーケティングを的確にすれば、お客様の買い回りの行動パターンが明確になり、最適な多層階のフロアゾーニングが可能になるものと考えられます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/05/21 05:41  この記事のURL  / 
小田急百貨店新宿店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は新宿に最高の立地を誇る百貨店であり、小田急電鉄沿線の顧客をしっかり確保しているために、安定した業績を保っています。本店はB2〜1Fに食品、1Fにインターナショナルブティック、2Fには化粧品、アクセサリー、3Fには婦人服飾雑貨、4〜6Fには婦人服、7Fには紳士服、8Fにはリビング、9Fには子供服、10Fには美術、書店等、11Fには催事場、12〜14Fにはレストランとレイアウトされています。また、本店の横にはハルクを展開し、B2〜1Fの食品と1F+M2Fのスポーツ、楽器店等を軸にして、2〜6Fにビッグカメラをテナントとし、7Fカルチャー、8Fレストラン、9Fにゴルフスクール等を配置しています。

売場構成はそう問題はないのですが、5F、7F、9Fについての導線の取り方が直線でないので、奥までお客様の引き込みがしにくい点です。この導線を他のフロアの様に直線的に修正すればこの3層のフロアのお客様の回遊は高まるでしょう。

また、先日は永続的戦略の一つでもあるローコストオペレーションの一環として、自主部分を減らし、大丸松坂屋百貨店方式のテナント誘致型へ舵を切り、百貨店の新しい方向性を模索する第一歩を踏み出しました。

百貨店は一般的に顧客が高齢化していると言われていますが、隣の京王百貨店に比べ顧客エイジが低いのですから、次世代を狙っても京王百貨店の次世代とは自ずと異なります。
掲店の次世代は結婚していない層まで包含する事もありますので、その売場を構築する際には、現在の売場編集の在り方(シーン、テイスト、ブランド、アイテムの順)ではなく、今後は自店のお客様のライフスタイルに適した編集方法(テイスト、シーン、ブランド、アイテムの順)にすべきでしょう。このような変化対応力を身につけつつある百貨店が今後生き残り、成長を遂げて行くものと考えられます。

掲店は紳士服でも自主編集売場をチャレンジしており、試行錯誤の中ではありますが、一歩踏み出しつつあります。踏み出さなければ失敗も成功もありません。トライして失敗し、失敗の原因追究をして修正を掛けて精度を向上させていくのです。一歩も踏み込めない百貨店が多い中、トライしている事は評価できます。但し、踏み出すまでに徹底したマーケティングを行い、分別を持った進行が必要で、むやみやたらと突進すべきではないのですが、、

あとは自分でできる事と出来ない事を早期に見極め、出来ない事は外部の力を借りてでも早期に仕上げる事が重要です。自分達の勉強している間に世の中はもっと早く進んでいるのです。相手はお客様なのです。自店に来店されるお客様に評価されなければ自店の今後はありません。外部に頼りながら自分も研鑚を積みながら、いつか自店で運営できるレベルまで自分達の能力を引き上げていく事が望まれています。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/05/14 05:36  この記事のURL  / 
京王百貨店新宿店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店はストアーズレポート3月号にも記載されていましたように、従来のシニア向け戦略から、次世代にも目を向け始め、既存顧客であります高齢者を大事にしながら、次世代顧客の取り込みに向けて、昨年より具体化した売場構築を目指しています。

百貨店は一般的に顧客が高齢化していると言われていますが、それは次世代を意識しないでここまで来た経営戦略に課題があるのです。これはアパレルのブランド戦略とも似ており、ブランドデビューした時はニュー30’Sを狙ったブランドが顧客とともに、今や50歳代が中心となっているブランドが多いのです。

このアパレルのブランドの推移や方向性を見てみると、小売業の顧客戦略の参考になってきます。アパレルのブランドはノンエイジ化していると安定しているように見受けられ、このブランドはノンエイジ対応可能と表現している事も多いのですが、現実はノンエイジという言葉はまやかしで、1つのブランドや商品群では全くあり得ないのです。

ブランドを作る時には、コンセプトを設定し、このようなエイジのこのような環境で生活している人に来て貰いたいとの仮説ベースを明確にしてから、そのライフスタイルに沿った商品開発に入るのですが、そのトレンドの位置付けを確定しなければ企画は成り立ちません。

このようなコンセプトで作られた商品は狙った顧客に対してぴったりと構成出来た場合、その商品を着る人はその狙い通りの顧客、または少しエイジの高いトレンドセッターであり、逆に少しエイジの低いコンサバティブな顧客なのです。エイジだけ見れば幅広くノンエイジに見えますが、現在のマーケットでは、エイジの高低によりサイズが2種必要になっているのです。

エイジの高いアダルト・シニアマーケットには、AB体を中心とする細く見えるがサイズは着られるスマート・シルエット、ヤング・ヤングアダルトマーケットには、Y対やA体を中心とするスリム・シルエットの最低2種が必要なのです。過去のようにアルマーニやパパスが人気を博した時代とは異なり、大は小を兼ねない時代なのです。このようなマーケティングにより、現状把握と次の時代にむけて仮説を立てて読み取り、次世代顧客獲得に向けて頑張って頂きたいものです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/05/07 05:43  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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