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マルイ錦糸町店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は総武線錦糸町駅前にあり、好立地を武器にヤングレディス・メンズを対象に絞った店であり、一時は近隣のエイジの高いお客様を取り込もうとしてマルイファミリーと称し、メンズでいればインターメッツオ、ニューヨーカー、マックレガー等も並べて展開していました。そのなごりか店名はファミリーを外してはいますが、ニューヨーカーやトミーヒルフィガ―やVAN等が残っています。周辺にはアルカキット(元錦糸町そごう)や、LIVIN(元西友西武)に加え、駅のファッションビルも改装し、反対側の公園の奥にはオリナス錦糸町まで出来ており、激戦区です。

しかし、LIVIN錦糸町は西友が中心となり、NBはほとんど撤退し、GMS系ブランドが残っている程度で、無印良品でさえ閑古鳥が鳴いています。アルカキットは地下のクイーンズ伊勢丹も売場の完成度は高いのに近隣顧客が来店していなく、混雑していません。このような既存店の集客力を立て直ししないで、要は勝ちパターンを構築する前に多店舗化に向かうのは危険と思われます。

また、マルイもアルカキットもオリナスも地下通路がつながっていなく、JRや地下鉄から雨に濡れないで来店できるのは、駅ビルとLIVIN錦糸町のみです。駅ビルは改装が効を奏し、集客力が増していますが、LIVINは食品以外は今ひとつです。

マルイは百貨店のヤング向けであり、現在の通常の百貨店が課題としている次世代顧客対応といっても過言ではない顧客ターゲットで、言葉で書けば適しているのですが、何故パワーが感じられないのでしょうか?

中野店や河原町店のように狭い店舗はターゲットを絞った攻勢で効果を上げつつありますが、このようなそこそこの面積を有しています店は入店客数での苦戦をしているように見受けられます。

要は、通常のエイジの高い百貨店の売場構成をそのままヤング向けのブランドや商品群を集積したように映り、お客様に対する表現力に欠けているものと思われ、全くエイジの高い通常の百貨店の課題をそのまま持っていると思われます。

ルミネやパルコはFBであり、ショップを並べているだけなので、各ショップの個性が出ていますが、百貨店やマルイは平場的コーナーが多く、各ブランドの持ち味が出せていないのです。
各ブランドが各々のブランドカラ―が出せる売場作り(すべて箱にと言っているのではない)が必要不可欠と言えます。

多層階のマルイは通常百貨店と同じような課題を抱えているように見えますが、実はヤング顧客は取り込めていますので、そのヤングに新しい百貨店売場を提案することが必要なのです。そうすれば、認知度は高いので、ヤングの集客はそう難しくはないのです。

しかし、通常の百貨店はヤングには認知度がないために、ヤングの商品や売場を構築しても、告知を徹底しないとヤングのお客様が来店してくれないのです。よって、ハードルはマルイよりも高いと言えます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/02/27 06:18  この記事のURL  / 
アトレ恵比寿
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

掲店は山手線恵比寿駅上に作られましたFBであり、好立地を武器にヤングレディスで賑わっています。周辺には高層ビルが立ち並び、少し離れると高層マンションもあり、お客様もこれから増加傾向に向かう段階であり、他には三越恵比寿店、ガーデンプレイス程度で商業集積も少なく、利便性もあり、徐々に活性化してきており、今後期待されるエリアでもあります。

JR西口や日比谷線から来店される方は1Fから入ってきて、JR東口は3Fに接続しています。
よって、1Fはアンティコカフェアルアピス、モワザン(ベーカリー)、コクミンドラッグ(ドラッグストア)、シャン・ド・エルプ(化粧雑貨)、クレマモーレ(イタリアンジェラ―ト)、モミ&トイズ(クレープ)程度であり、2Fにはととや市場結(和ダイニング)、スターバックスコーヒーの2店です。

3FはJRの西口のエスカレータを3Fまで上がり、東口までの通路がフロアの中央を横切っており、アトレコンコースと呼んで、なだらかな曲線を保っています。
館内のエスカレータは適した場所に3機配置されており、使い勝手は十分評価されます。

そのフロアのショップも、東口側に成城石井を核として、和惣菜のゑびす、伊惣菜のアントニオ‘ズデリ等があり、はこび寿司、シタ―ラデリ(インド料理)、とんかつ新宿さぼてん、つばめグリル等のレストランに、クリスピー・クリームドーナツ、神戸屋キッチン、ゴディバ(チョコレート)等のスィーツが並びます。西口側には7店程度のレディスファッション店が並んでいます。
エヌナチュラルビューティーベーシック、アガット、ロクシタン等です。

4Fには32店、5Fには33店のファッション店が並び、それぞれのショップも個性的で、見るのみでも楽しめるゾーニングとなっています。5Fにはレストランが18店とネイルサロン等が7店も入っていて、ヤングレディスに絞り込んだ構成はグッドです。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/02/20 05:47  この記事のURL  / 
マルイ=草加店&アウトレット
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

マルイは今年の1月に中野店、4月に京都河原町店をOPENさせ、ターゲットを絞ったMDにて成功の道を辿りつつありますが、既存店の地域密着型MDの再見直しが課題のように見受けられます。

掲店は数年前に通常店舗の効率の悪化からかOUTLET業態に転換したのですが、現在も閑古鳥が鳴いているといった状態です。
B1Fにユニクロ、1Fに化粧品・ドラッグのセイジョー、4FにABC-MART、5Fに家電のノジマ、7Fにダイソーと価格のリーズナブルなショップが入り、8Fのレストランも新宿さぼてんからそばうどんの家族亭まで8店舗導入していますが、レストランとユニクロ以外は閑散としています。

OUTLETのショップも2FにサンヨーG&Bアウトレット、アディダスオリジナルス、3Fにモルガンオム、ライル&スコットブラックレーベル、ニコル、アトリエサブアウトレット、ワケありホンポ、6FにinTheROOM-OUTLET等がありますが、どれ一つをとっても魅力ある売場には見えません。

まずは、既存OUTLETの売場をプロパー店以上の魅力あるヴィジュアル多用の売場を構築する事。本来ならB1Fに中野店のようにピーコックストア等を入店させてディリー客を掴む事。
1FにはSWEETやCAFÉを展開し、若い女性のたまり場にする事。2〜7Fにユニクロやコムサイズムやダイソー、ABC-MART等をフロア毎の核店舗として1サイドに集めて、各フロアへのお客様の導入を狙う事。このような構想を持ってのMD-SHOP編集をする必要を感じます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/02/13 06:03  この記事のURL  / 
ユニクロ=東武池袋店
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。
震災はまだ復興までは時間が掛かり、政府と現地の調整はもどかしさを隠せません。

ユニクロも実需型商品の完成度は素晴らしいものであり、ファッションを求めての提案はまだまだ研究の余地を残しています。いままでの売れ筋はフリースやヒートテックであり、ホームウェアの域をでていないものがヒットしており、機能商品の開発とプロモーションを上手く融合させている手法は見事なものです。

しかし、売場のVPについてはまだまだ完成されているとは思えない状況です。昨年12月にOPENしました東武池袋店の9〜10Fにおけるユニクロはガラスの箱に入ったマネキン9体がエレベータに向かって3列並んでいるのです。

この手法は数年前に新宿のMARUI-CURRENの中のユニクロで、ガラスの箱に入った一方方向を向いているマネキン4〜5体を3列にアレンジした程度なのです。MARUI-CURRENはお店の幅が狭く、1列しか並べられないのですが、東武池袋店は面積が広いので、3列可能となっているのみで、特別面白いものではなく、ギミックの一つ程度にしか見えないのです。

また東武百貨店もユニクロを誘致しての場所貸しビジネスに転化し、過去の高島屋新宿店、高島屋立川店と何ら変わらないのです。つまり集客効果を狙ったものである事は問題ないのですが、ユニクロに来店された方の他のフロアへの回遊性が少なく、ユニクロのショッパーを持ったお客様を他のフロアではほとんど見かけないのです。

ユニクロも当然理解しており、東武池袋店においてはメインと思われる上記VPがエレベータに向かって配置されている事でも伺えます。何故エスカレータからの導線を重要視していないのでしょうか?要はユニクロに来店される方は最初からユニクロ目当てで、直接エレベータで来店され、エレベータで帰られるからなのです。

このような相乗効果を持てないテナント誘致を推進している状態では、10年以上前から岐路に立っている百貨店の新しい方向性などは見出せないのではと危惧しています。
まず百貨店は既存顧客に対する徹底した顧客の囲い込み戦略と、次世代(自店の既存顧客の息子様、娘様)をターゲットにした顧客獲得戦略を課題とし、そうすればその子供達まで囲い込みできるのです。要はファミリーを狙った顧客ターゲット戦略を徹底し、その後にそれ以外のターゲットに目を向けるべきでしょう。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。

これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2012/02/06 06:08  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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