« 2011年02月 | Main | 2011年04月 »
カテゴリー通販カタログ紙面
小売業の売上が苦戦していますが、少しずつ底打ち感が感じられる様になってきています。
通信販売業界においても、優勝劣敗が付き始めており、総合通販のビッグ2やカテゴリー通販、百貨店通販も順調な伸びをしている会社とそうではない会社の差が浮き彫りになりつつあります。
一部の会社は自店のマーケティングを再度実行し、ターゲットを明確に浮き彫りにして、仮説を立てて挑戦をし、勝ち組になり始めています。
そこで、「輝く売場」について、通信販売の売場と言えばカタログの紙面であり、サイトの画面でもある訳です。その元気な売場にお客様目線にて感じるままに纏めてみます。

専業アイテムによる通販カタログの紙面は、京都通販のファッションカタログ「LAURIER」(ロリエ)やワコールの「LOVEBODY」等はターゲットエイジが百貨店ターゲットに近いこともあり、ほぼ百貨店通販のミセス向けファッションカタログと同じ表現です。
しかし、「DoCLASSE」(ドゥクラッセ)は島屋通販カタログの「アイトロア」(50歳代に若いウェアを提案)と同様にターゲットが少し若くなっており、それ以上にライフスタイル提案やシチュエーション表現をしており、「この商品はこの様に着ていただきたいのです」とのメッセージが伝わる紙面表現になっています。
現在の通販の中で、ファッションにおいて最高にイメージが伝わってくるのが「LANDS’END」です。ベーシック中心のノンエージ対応商品が中心であるためか、カタログの見開きが逆で、横書きの表現となっており、50歳代以下にはとても見易いものとなっています。1ブランドカタログのために、コンセプトが1つしかないので、ライフスタイル提案は当然であり、シチュエーション表現も素晴らしいものとなっています。

流通・小売業において、百貨店であろうが、GMSであろうが、SCであろうが、アパレルであろうが、通信販売業界であろうが、不振の原因は自社内にあるのです。早く浮き彫りにして改善していかないと新しい道は開けないのです。
要は、百貨店もアパレルも素晴らしいショップブランドとグッズブランドを保持しているのですから、各々の顧客にお伝えできれば凄いパワーを発揮できる業態であり、如何に顧客にお伝えできるのかを問われているのです。
「お客様目線で商品と売場の課題を発見し、プロの技での改革」が必要です。
是非とも健全な顧客満足度の向上になるように、小売業の顧客対応力を早急に再構築できる事を祈念致します。
 2011/03/28 06:22  この記事のURL  / 
総合通販のカタログ紙面
小売業の売上が苦戦していますが、少しずつ底打ち感が感じられる様になってきています。
通信販売業界においても、優勝劣敗が付き始めており、総合通販のビッグ2やカテゴリー通販、百貨店通販も順調な伸びをしている会社とそうではない会社の差が浮き彫りになりつつあります。
一部の会社は自店のマーケティングを再度実行し、ターゲットを明確に浮き彫りにして、仮説を立てて挑戦をし、勝ち組になり始めています。
そこで、「輝く売場」について、通信販売の売場と言えばカタログの紙面であり、サイトの画面でもある訳です。その元気な売場にお客様目線にて感じるままに纏めてみます。

千趣会、ニッセンをはじめとする総合通販は受注状況こそ安定しているのですが、カタログはモノに特化し、「モノの目的買い」に絞った紙面構成です。ファッションでいえばレディスウェアは多少コーディネイトを意識し、モデルに着せたり、背景には合成もありますがシチュエーション提案に移行しつつあります。当てにされていないメンズウェア等は単品置き撮りの域を出ず、モデルに着せていても「モノ・モノ・モノ」の羅列であり、触手が出なくなっているのです。
総合通販のカタログの発注者の実質90%が女性と言われ、男性アイテムでさえ女性の代理購買が主流と言っても過言ではありません。実際男性のカードでの発注でも決定権や発注は女性であり、女性向けのメンズウェアレシピの構築が重要な課題となってきています。
しかし、女性が発注されるのですが、その商品が発注者の女性の御主人なのか、お父様なのか、大学生のお子様なのかが判りにくいのです。その為にバイヤーの品揃えがレディスに比べターゲットを絞り込めないもどかしさがあり、ファジーな商品構成に陥り、受注が激減しているのです。
メンズもレディスももう少しライフスタイルを提案できるコーディネイト提案を強化し、一人当たりの購買単価を上げる施策を打つ時期にきていると言えます。
また、サイト画面のデジタルカタログに移行しつつありますが、本体のカタログ紙面の精度アップを推進していかないとデジタルカタログもリンクしているのですから、所詮見易く、買い易いカタログにはなりえないのです。

流通・小売業において、百貨店であろうが、GMSであろうが、SCであろうが、アパレルであろうが、通信販売業界であろうが、不振の原因は自社内にあるのです。早く浮き彫りにして改善していかないと新しい道は開けないのです。
要は、百貨店もアパレルも素晴らしいショップブランドとグッズブランドを保持しているのですから、各々の顧客にお伝えできれば凄いパワーを発揮できる業態であり、如何に顧客にお伝えできるのかを問われているのです。
「お客様目線で商品と売場の課題を発見し、プロの技での改革」が必要です。
是非とも健全な顧客満足度の向上になるように、小売業の顧客対応力を早急に再構築できる事を祈念致します。
 2011/03/21 05:51  この記事のURL  / 
地震災害の皆様へ!
謹んで地震災害のお見舞いを申し上げます。
この度の大規模地震の災害に見舞われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様の一日も早い復旧を祈念致しております。

2011.03.16
株式会社オチマーケティングオフィス
 2011/03/16 08:44  この記事のURL  / 
中野マルイ
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

掲店は2007年8月に閉店しました旧中野本店を改装し、2011年1月28日にオープンしたのです。昨年のプレス発表では、B1F〜5Fまでの6層が物販で、6〜13Fの8層をオフィスビルとの構想でしたが、実態は6Fまでの7層が物販になっています。

B1Fにはピーコックストアを導入し、エイジ幅の広く確保しようとの構想です。1Fには婦人雑貨/婦人靴/時計/和・洋菓子を配しています。2Fには婦人服/アクセサリー/カフェ(ロブロスカフェ)を併設し、3Fは紳士靴・雑貨/スポーツ/紳士服/カジュアルに加え、ハンズビーと称した東急ハンズの別バージョンのロフト的な集めて並べる程度の商品を中心であり、マルイの客層には適しているものと思われます。4Fには無印良品とキッズステージと称した子供雑貨コーナーをレイアウトしており、マルイのメガネ「良眼工房」を構えています。

5Fはレストランで、グリル&カレー「柿安」、「寿し常」、「そばうどんの「三宝庵」、中国家庭料理「墨花居」、新宿つな八「凛」、新宿とんかつ「さぼてん」、イタリアン「トラットリア ノリータ」と少ない店舗数の中で種類を網羅しています。6Fはビューティ&ケアと称し、エステサロン「ミスパリダイエットセンター」は男性用「ダンディハウス」も併設されています。「フェイシャルサロンさくら」や、リラクゼーションサロン「ボディファクトリー」、まつげエクステ「プロケア・アイラッシュ」、美容室「TAYA」、ネイルサロン「ネイルズ ユニーク フリップ」、レディスシェービング「ビューティフェイス」、コンタクトレンズ「エースコンタクト」、「なかの眼科」と揃っています。

掲店の良さは、ターゲットを絞り、1Fの婦人雑貨、2Fの婦人服、4Fの無印良品、6Fのビューティ&ケアも30歳前後のレディス客をメインと考えており、B1Fのピーコックストアとレストランがエイジ幅を持たせているように映っていますが、実はレストランは全店お子様メニューを展開しており、30歳代を意識しているのです。3Fのメンズフロアも表記が紳士靴/雑貨を紳士服より先に記載していますように、レディスの代理購買やカップルを意識した商品MDで、スポーツウェアとフレッドペリー以外はビサルノ(ビジネス中心)しかありません。メンズはビジネス特化したターゲットで、カップルを意識した構成です。基本的には30歳前後のレディスとそのパートナー(彼、ご主人、子供も含む)に絞り込んだ館です。

また、各フロアのフローリングが異なっており、1Fのみ売場と通路の境目にビスマークがあるのみで、他のフロアは売場と通路の色を変化させたり、線引きをしたりして、区別が明確です。売場の通路をいつでも変更できるように同色で、境目にビスマークを付ける手法はGMSで多く使用されており、GMS衣料品売上苦戦の要因の一つに挙げられます。本来はお客様にここから売場ですと言った認識を与える有効な手法なのですが、GMSはいつ何を置くかが明確に固定できないので、変更可能にするための手法です。これを百貨店が模倣して実施した1号店が恵比寿三越だったのです。この店も単年度黒字化に時間を要した店舗です。

逆に商品MDでの不備は2Fのレディスフロアであり、いくら時代がナチュラル系が主流とは言え、「アラモードマルシェ」、「アルファキュービック」、「デコイ」、「エリフェ」、「アートワークブルー」等はブランド名を隠したら、誰もどのブランドか当てられないくらい同質化したショップです。もっと違うテイストのブランドを集めなければ原宿のコレクトポイントのオープン時と同様の状態です。せめて5Fのレストランのように、和食、洋食、イタリアン、中華等がちりばめられたMDに変更してほしいものです。

この店は魅力のある店舗であり、レディス中心で今までのマルイではなく、レストラン、食品スーパーを導入し、レディスのすべてをコンパクトに提案しようとしており、完成度が高いファッションビルです。B1Fのピーコックストアの品揃えもノンエージにシフトしなくても大丈夫と思われます。後は集客のプロモーションを地域密着型の顧客に仕掛けて、活力のある商業施設に変革していくべきでしょう。メンズも辞めて、すべてレディスに向けて物販、飲食及び食材の物販に特化して、近隣で働く女性を幅広く確保した方が売上も安定するものと思われます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/03/14 06:14  この記事のURL  / 
ららぽーと横浜
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

掲店は2007年に開業し、09年度の売上が414億円(イトーヨーカドーを除く)を売り上げている順調なSCです。周辺には住宅地よりも工場が多く、車での来館がメインとなっているようです。最寄の駅もJR横浜線鴨居駅まで7分程度の表示ですが、もう少し掛かるようです。シャトルバスは1時間の2本程度運行していますが、所要時間が約15〜20分との表示です。駐車場は混雑を緩和するために、道路の反対側に一度入れ、道路の上のオーバーブリッジを経由しての隣接駐車場に入る計算された部分も好評です。駐車台数も4600台であり、ららぽーと東京ベイの次に大きく確保されています。駐車料金も基本的に平日は無料であり、土日祝と盆休み、年末年始期間のみ有料とは親切に映ります。

1F〜3Fの3層構造ですが、ららぽーと豊洲の形状の外側に通路を付け、回遊性を高めた形態であり楽しめます。ららぽーと豊洲は一度戻らないと反対側には行きにくいつくりなのです。
1Fの各店舗はイトーヨーカドー(1〜3F)、大丸ららぽーと横浜店のフードマーケット、H&M、アクタスであり、2Fの核店舗はナムコランドキッズ、アカチャンホンポ、東急ハンズ、ZARAで、3Fの核店舗はXEBIO、TOHOシネマズ、紀伊國屋書店、ノジマです。セントラルガーデンにはイベントステージがあり、3Fまで吹き抜けです。

核店舗以外のSHOPは、1Fではアフタヌーンティティルーム、COACH、コントワーコトニエ(ファーストリテイリング)、ビースリー、ローリーズファーム、クラチカ、アニエスベー、SHIPS、DIESEL、無印良品、フランフラン、LACOSTE、レスポートサック等があります。2Fにはグローバルワーク、GAP、コムサスタイル、ロペピクニック、グリーンパークストピック、A|Xアルマーニエクスチェンジ、ポロジーンズ、トミーヒルフィガー、AIGLE等です。3FにはHMV、島村楽器、HIDEWAY、ユニオンステーション、ザショップTKタケオキクチ、ABC-MART、BeachSound、ORIHICA、コレクターズ(鞄)にレストランのとんかつ新宿さぼてん、ピッツエリアマルテナポリ、スターバックスコーヒー等があります。

全体として、ファッション+雑貨で148店(51%)、インテリアで46店(16%)、飲食で48店(17%)、サービスで43店(16%)の計288店です。飲食比率はそう高くはないのですが、そこそこのレベルのお店を揃えている点でカバーしています。フードコートはFOURSYUNと称して、2Fセントラルガーデンに10店のお店を並べています。海鮮和食のえぼし、世田谷の宮川(うなぎ)、上海料理の梅欄、佐賀昇のうどん、おおさかの味の二平、(和洋食)、浅草今半(すき焼き)、韓国家庭料理の吾照里、山形そばの湯坊いちらく、広東つゆそばの南国酒家、ピッツア&パスタの1830です。
ゾーニングにしても店舗バラエティも上手く構成されており、楽しめるSCであり、交通の便以外は完成度が高い評価と見受けられます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/03/07 06:21  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

2011年03月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事

http://apalog.com/ochi/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
更新順ブログ一覧
リンク集