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キュービックプラザ新横浜
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

掲店は新横浜ステーション開発株式会社が運営する商業施設であり、東海旅客鉄道株式会社の100%子会社として1987年6月15日に設立され、7月1日に営業を開始しました。新横浜駅に隣接してOPENし、1Fから10Fまでの10層とB2Fの駐車場の展開です。3Fから9Fまでのフロアの約半分はビックカメラが入り、その他の面積をファッションビルとして展開しているのです。

1Fは一部タクシーのりばになってはいますが、レストラン&フード&ヘルスと称し、つばめグリルやキリンシティ、焼鳥倶楽部、吉野家、ケンタッキーフライドチキン、カレーハウスCoCo壱番館、リンガーハット等のリーズナブルな飲食店です。2Fは半分が新幹線とJR横浜線の駅とバスのりばであり、残りがフード&弁当&カフェ&スィ―ツと称し、崎陽軒、京樽、SoupStockTokyo、たこ家道頓堀くくる等が入っています。3F〜4Fはタカシマヤフードメゾンが入り、5F〜6Fではファッション&ビューティと称し、Zoff、ジ・エンポリアム、キタムラK2、AMO’S STYLE、INDEX、KLEIN PLUS+、OZOC等、7Fはビューティのみで、エステティックサロンソシエ等とLOFTです。8Fは三省堂書店のみであり、9Fのレストランは名代とんかつかつくら京都三条、洋食キムラ、イタリアンカフェモレット、手作りのインド料理マハラジャ、永坂更科布屋太兵衛、焼肉トラジ等があります。10Fのレストラン&カフェにも手作り料理とお酒えん、しゃぶせん、沼津魚がし鮨、とうふ料理八かく庵等が入り、他にホテルアソシア新横浜のロビーになっています。

このファッションビルは大して魅力のある店舗はなく、ビックカメラ目当てが中心で、ファッションビルにおいてはお年寄りが多く、衣料品購入よりゆったりと食事を楽しみに来られているようです。駐車場も管理者が誘導する高コスト運営であり、駐車場も出し入れに時間が費かり、駐車料金も高く、一等地でありながらいつまで維持できるのかを心配するほどに感じました。
もっとデベロッパーが魅力あるテナントの導入と集客のプロモーションを地域密着型の顧客に仕掛けて、活力のある商業施設に変革していくべきでしょう。ファッションなど辞めて、すべてカフェ&スィーツと飲食及び食材の物販に特化して、近隣で働く女性を幅広く確保した方が売上も安定するものと思われます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/02/28 06:33  この記事のURL  / 
流山おおたかの森S・C
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

掲店(09年度売上184億円)は2007年につくばエクスプレスと東武野田線のクロスする流山おおたかの森駅とに隣接してOPENしました。1Fから3Fまでの3層の展開です。1つつくばよりの駅に柏の葉キャンパス駅があります。そこには三井のららぽーと柏の葉キャンパスSCが2006年にOPENし、09年度売上は167億円を売り、立地も含めて競合の多いエリアです。

周辺はまだまだマンションが建設中であったり、更地であったり、これからの開発を待たざるを得ない状況です。一部の完成されたマンションのみでは地元集客のみでは苦しく、周辺からの電車や車の集客を確保しないと苦しいと思われます。
しかし、SCの構成はそれなりにレベルが高く、1Fには核店舗として、食品館イトーヨーカドー、タカシマヤフードメゾン、ZARA、ユニクロ等があり、2FにはLOFT、紀伊國屋書店、3FにはTOHOシネマズ、ナムコランド、セントラルウェルネスクラブがあり、質の高い館であり、それに相応のお客様も来店されています。

イベントスペースは特になく、全フロアの構成はストレートな導線を確保でき、見やすい環境になっていると思いますので、自分がどの位置にいるか判りやすいのです。核店舗の場所を1F〜3Fで統一して両サイドに配置している事も要因でしょう。1Fの食品館イトーヨーカドーの上の2FはLOFTであり、3FはTOHOシネマズと大型店であり、反対側の1Fにはカシマヤフードメゾン、2Fは紀伊國屋書店、3Fはセントラルウェルネスクラブと手芸センターであり、纏まっています。

1Fの核店舗以外はブルックスブラザーズ、A|Xアルマーニエクスチェンジ、KEYUYA、ドラッグセガミ、グローバルワーク、スワロフスキー等計43店、2Fの核店舗以外は、ORIHICA、エムエフエディトリアル、レプシィムローリーズファーム、フィールド/ドリーム等計57店、3Fの核店舗以外は、フードコートはなく、流れ鮨沼津魚がし、中国料理杏花、かつ工房和幸等計38店が並び、全138店の構成です。

ファッションは54店(39%)、インテリア・雑貨は36店(27%)、サービス25店(18%)、飲食店23店(16%)とファッション比率の低いSCであり、安定性があるものと思われます。ゆっくり選べるゾーニングになっていて、より地域に密着した顧客を囲い込み、リピータを増加させる事により、安定した業績が見込めるものと思われます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/02/21 06:10  この記事のURL  / 
ららぽーと柏の葉
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

掲店(09年度売上167億円)は2006年につくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅に隣接してOPENし、柏駅までバスも運行しています。1Fから4Fまでの4層の展開です。1つ秋葉原よりの駅に流山おおたかの森駅があり、東武野田線の駅とクロスしています。そこには東神開発の流山おおたかの森SCが2007年にOPENし、09年度売上は184億円を売り、立地も含めて、大きな伸びが難しい環境と思われます。

イベントスペースが2F以上にあり、1Fの構成はストレートな導線を確保でき、見やすい環境になっていると思いますが、2F、3Fはイベントスペースを丸みのある導線で巻く状態となっていますので、自分がどの位置にいるか判りづらく、目的の店を探すために手間取っていらっしゃるお客様が見受けられます。核店舗の場所を1F〜3Fで統一していない事も要因でしょう。1Fの東急ストアの上の2Fは3can4onやanyFam&anySIS等の9店舗のコマ割であり、3Fはアカチャンホンポと大型店であるために、勘違いし易いので、2Fにはユニクロやアクタスを配置しておけば良かったのではと思われます。

1Fは東急ストア、無印良品が核店舗で、他はドラッグストアHAC、ザ・ダイソー、CorteLargo(レディス雑貨)、THE SUIT COMPANY、RIGHT-ON等で計64店、2FはNEXT(メンズ・レディス・キッズ・雑貨)、ユニクロ、アクタス(インテリア)、BoConcept(インテリア・生活雑貨)が核店舗で計55店、3Fにはアカチャンホンポ、HMV、島村楽器、KaBoS(書籍)が核店舗で計47店、4FにはシネマのMOVIX、フィットネス&スパのCARNAがあり、全170店舗です。

ファッションは63店(38%)、インテリア・雑貨は25店(15%)、サービス38店(22%)、飲食43店(25%)と飲食比率の高いSCであり、安定性があるものと思われます。ラゾナの様に飲食を2層にし、1Fにミスタードーナツ、カルディコーヒーファーム等に加え、3Fにはフードコートを中央区画にまとめ、周りにレストランを配置しています。レストランは沼津魚がし鮨、鎌倉パスタ、紅虎餃子房、湯葉と豆腐の店梅の花等があり、ゆっくり選べるゾーニングになっています。
より地域に密着した顧客を囲い込み、リピータを増加させる事により、安定した業績が見込めるものと思われます。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/02/14 06:28  この記事のURL  / 
浦和パルコ
リーマンショック以降低迷が続いていました小売業にも大きな変化が見えてきました。元気に伸びていますFBやアウトレット、安定期に入ったSC、少し復調気味の百貨店、苦戦続きのGMSと明暗が分かれつつあります。
小売業を含む企業は時代の変化に適応しながら、お客様の望む物を提案し続けなければなりません。勿論顕在需要のみではなく、潜在需要の掘り起こしも重要な課題です。

2007年のレポート欄にも記載していますが、2010年のNEW及びRENEWAL店として、夏に14店、秋に「ユザワヤ」の新規参入を核に5店がオープンし、大きく変化してきており、再度リサーチしてきました。

掲店(09年度売上190億円)はJR浦和駅の東側のロータリーを挟んでの一等地にあり、B1Fから10Fまでの11層の展開です。西側には伊勢丹浦和店(09年度売上437億円)とこコルソ(09年度売上95億円)というFBが隣接しています。
B1Fは大丸フードマーケットが中心で、他はドラッグセガミ、上島珈琲店等に、新規でホワイトエッセンス浦和パルコデンタルクリニックが出店し、12店です。
1FはUA-グリーンレーベル、ディーゼル、ナノユニバース、グローバルワーク、サマンサタバサプチチョイス、スミス(ステーショナリー)、BODYSHOP、LUSH、スターバックスコーヒー、コールドストーンクリーマリー、ゴディバ等に加え、新規としてはアーバンリサーチドアーズ、エリフェ(レディス)、ランドリー(レディス・メンズ)等が参入し、39店です。
2FはOFF&ON(インテリア・生活雑貨)、KEYUCA(インテリア・カーテン・雑貨)、ロペピクニック、クリアインプレッション(レディス)、WASH(シューズ・バッグ)、DHC直営店(化粧品・健康食品)等に加え浦和河合眼科があり、39店です。
3FはOLIVEdesOLIVE、グリーンパークストピック、ジーナシス、ハニーズ、ローリーズファーム、フランフランデザインフォーライフ(インテリア・雑貨)、HIS等があり、新規としてユザワヤ、靴下屋に加え、リニューアル店舗として、無印良品、マザウェィズ(ベビー・キッズ)等、24店です。
4Fにはメンズ&レディスファッション、アウトドア・サラウンド&バラエティと称して、オリヒカ、トミーヒルフィガー、トルネードマート、ライトオン、レイジーブルー、ABC-MART、コレクターズ(メンズ雑貨)、タワーレコード、島村楽器等に加え、新規にヴィレッジヴァンガード、好日山荘、ビルケンシュトック等を加え、28店です。
5Fにはレストラン/ブック/不動産として、叙々苑(焼肉)、新宿立吉(串揚げ)、新宿中村屋オリーブハウス(洋食)、永坂更科布屋太兵衛(蕎麦)等に加え、新規に舞米亭(銀シャリ・漬け物・酒)が入り、書籍としては紀伊国屋書店が核店舗であり、新規に尾張屋という不動産会社が新しく導入され、17店です。
6Fはシネマ/フィットネス/ウェルネス/レストランであり、7Fもシネマ/フィットネスとなっています。ユナイテッドシネマ浦和とメガロス浦和(フィットネス)が2層となっており、6Fにのみ楽歩堂靴店、プリーズ(リラグゼーション)、ワイアードキッチン(カフェ・レストラン)があり、5店です。
8Fにはさいたま市立図書館、9Fには市民活動サポートセンター、国際交流センター、浦和消費生活センター、10Fには浦和コミュニティセンターと公共的な施設が並び、一般の物販中心のFBではありません。8〜10Fを除いて全164店です。

残念ながらこの8〜10Fの施設と、B1Fの大丸フードマーケットの客層と中心であるFBの客層の違いは歴然としています。融合できる物販ショップが少ないので、相乗効果は少ないようです。
また、物販店の新規店等の参入が多いということは逆に退店も多いことに他ありません。

ファッションよりもスィーツを中心としたカフェやレストランの増設を中心に構え、ベビーカーを押したヤングママのチームに多く来店していただく方向が望ましいと思われます。その世代のお母様をターゲットにした60歳前後の若々しいミセスファッションフロアも必然でしょう。

1Fこそ軽食中心のカフェ・レストラン、2Fにノンエイジの雑貨、3Fに35歳を中心としたファッション(メンズ2割程度)、4Fに60歳を中心としたファッション(メンズ2割程度)、5Fがレストランでそれ以上は現状のままとすれば判りやすいでしょう。この場合の60歳向けファッションテナントの選び方がポイントであり、従来の60歳を意識したショップではなく、マインドヤングで選ぶべきで、現状のトミーヒルフィガー等で十分該当します。これにより食品1層、飲食2層、ファッション3層にすれば、かなり集客が上がるものと推測します。

この様にゾーニングの変更により、ビジネスフレームの変化は留まるところを知らず、なおかつ本来FBやSCでの得意分野の等身大ファッションが展開されていますが、FBやSCは再度位置付けや方向性を見直す時期に来ていると思われます。
自店顧客に適した商材の開発や売場構築について、新機軸を研究し打ち出すことが最優先課題となっています。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識され、各ショップの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2011/02/07 06:15  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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