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三井アウトレットパーク滋賀竜王
8月28(土)に関西地区のアウトレットをリサーチしてきました。
近視眼的ですが、リサーチにて感じた内容を想いのままに記載してみます。
少々乱暴な点はご容赦願います。

三井アウトレットパーク滋賀竜王 (10/07/08 OPEN)
JR京都から米原に向かって約30分、東海道線関西の東端の野洲駅からバスで30分弱の田園風景の中に出来た三井アウトレットパーク滋賀竜王は、敷地面積18万m2、通常駐車場2500台であり、佐野のような2層のアウトレットです。ゾーニングはあみや三田やりんくうのようなチェルシータイプに近付いています。
店舗数はALLで151店、FASHION84店(56%)、雑貨41店(27%)、サービス3店(2%)、飲食23店(15%)とFASHION比率も高すぎず、飲食も15%程度と徐々に現代的構成になっています。
特に、FAMILY-MARTを導入した事は今後他のOUTLETにも広がるものです。欲を言えばスーパーマーケット(食品中心)を導入するとディリーの安定が見込まれます。

要は、主婦は2箇所の買い物は出来るだけ避けたいのです。OPEN1年後に低下してくる売上を維持・向上させるならディリーで必要な食品スーパーが駐車場の手前にあれば一石二鳥なのです。南砂のスナモはJUSCOの食品が入っており、2年目を迎えても、車客が減少しても、駐輪場を増加せざるを得ないほどのディリーのお客様の導入があります。北砂にARIOが出来ようと変化なしです。

飲食も地元を重宝し、近江牛「岡喜」、京都宇治らんちょす、湖華舞、アメリカ村甲賀流プレミアム等が目立っています。メディカルコスメ「ドクターシーラボ」も参入し、バラエティに富んでいます。しかし、ファッションではPOLO、NEWYORKER、ラコステ、エーグル以外はこれといって目を引くブランドは少ないのです。雑貨でFOSSILは昨年2月より直営店の展開を始め、OUTLETにも参入しており、今後が楽しみです。既に米国ではアパレルまで展開しており、現在ヨーロッパ戦略を展開中で、その後に日本上陸を予定していると思われます。

暑い日にバスで訪れたのですが、OPEN1ヶ月以上経過していても土曜日の朝には500人くらいの人が開館待ち状態でした。しかし、入館後に畑の肥料の匂いが漂い、お客様には嫌がられていましたので、配慮が必要でしょう。
ただ、この商圏はかなり期待ができると思われ、初月37億円で、通常なら初年度370億円まで届きそうな感じですが、ほぼ220億円が妥当な売上でしょう。

オーバープロダクト、オーバースペースの環境下、これからの日本の消費構造の変化を鑑み、「お客様目線で売場や商品を見て、手直しはプロの技」といった事を徹底しながら差別化する事は至難の業ですが、諦めずにチャレンジしていく事は永遠の課題でしょう。
これからも、特にリピーターを財産として捉え、ストアブランドとグッズブランドの違いを認識
され、各ブランドの価値創造による消費者のライフスタイルの確立を目指すビジネスの重要性が増すものと考えます。これらの実行が、今後の発展に寄与できるものと確信しています。
 2010/09/27 05:48  この記事のURL  / 
高島屋横浜店 ローズダイニング
小売業の売上が苦戦していますが、少しずつ底打ち感が感じられる様になってきています。
特に百貨店の閉塞感の中から、新しい息吹が感じられる売場もそこここに現れ始めました。
リーマンショック後の低迷の中、じっと耐えているのみでは何も生まれません。
一部の店は自店のマーケティングを再度実行し、ターゲットを明確に浮き彫りにして、仮説を立てて挑戦をし始めています。
そこで、「輝く売場」について、話題の店舗を中心にお客様目線にて感じるままに纏めてみます。

2010年3月5日に高島屋横浜店の8Fの約半分強を占める「レストラン街ローズダイニング」が一部リニューアルし、オープンしました。
中央にピッツア・トラットリア「ポジリポ エ ナプレ」を配し、天婦羅の「銀座天一」、ステーキの「三田屋本店 やすらぎの郷」、無国籍料理「KIHACHI」、日本そば「永坂更科」、西洋料理の「ホテルニューグランド ル グラン」、日本料理の「なだ万賓館」、すき焼き・しゃぶしゃぶの「人形町今半」などレベルの高いお店が並んでいます。
特に「ナプレ」はいままで表参道や六本木ミッドタウンで、美味しいピッツアを堪能していました。
今回は高島屋横浜店で味わえましたので、今後の楽しみも増しています。
「ナプレ」で頑張っていました2年連続ピッツア世界チャンピオンの山本尚徳氏は今年の2月6日に中目黒で「da-isa」を独立オープンしてすごい人気店となっており、既に10数回くらい利用しました。しかし、「ナプレ」も安定した味で好調です。
「人形町今半」もすき焼きの老舗として落ち着いたお客様にも好評です。百貨店の中のお店ですので、人形町のような下町の風情はありませんが、逆に若い人達にもお勧めできます。
もう一つ挙げれば、ステーキの「三田屋本店 やすらぎの郷」であり、関西在住の折には良く大阪北部の路面店数店にも通い、神戸牛の味を堪能していましたが、特にスライスロースハム・ベーコンと薄切り玉葱に甘いドレッシングをかけた前菜も、素晴らしいコンビネーションで最高です。勿論ヘレステーキコースも絶品です。その後、JR名古屋高島屋の上のJRセントラルタワーズプラザ13F、高島屋新宿店タイムズスクエア14Fでも楽しみに味わっていましたが、先日高島屋横浜店で変わらぬ味を堪能してきました。
この「ローズダイニング」は本当にバランスの取れた店のリレーションであり、老舗と話題の人気店が珠玉混じりあっており、何度も通いたいレストラン街となっています。今後も期待できます。

お客様は高島屋の良さを自然体の店と認識しています。何か肩に力を入れないと行けない店でなく、気軽に行ける店なのです。
いままで百貨店はラグジュアリーブランドを中心に、ファッション衣料品が売れないから粗利益の高いファッション売上が低迷し苦戦していたのですが、もう一度客数維持・向上に向けて、来店数を高めるMDで客数増加を狙うべきでしょう。
その為には、レストラン街やデパ地下の充実による、楽しくお食事やお買い物ができる環境を取り戻す事から始めるべきです。

要は百貨店を含めて小売業は地域に密着した顧客に対応できないと生き延びない業態であり、如何に顧客にフィットできるかを問われているのです。
「お客様目線で商品と売場の課題を発見し、プロの技での改革」が必要です。
是非とも健全な顧客満足度の向上になるように、小売業の顧客対応力を早急に再構築できる事を祈念致します。
 2010/09/21 04:53  この記事のURL  / 
高島屋大阪店 なんばダイニングメゾン
小売業の売上が苦戦していますが、少しずつ底打ち感が感じられる様になってきています。
特に百貨店の閉塞感の中から、新しい息吹が感じられる売場もそこここに現れ始めました。
リーマンショック後の低迷の中、じっと耐えているのみでは何も生まれません。
一部の店は自店のマーケティングを再度実行し、ターゲットを明確に浮き彫りにして、仮説を立てて挑戦をし始めています。
そこで、「輝く売場」について、話題の店舗を中心にお客様目線にて感じるままに纏めてみます。

2010年3月2日に高島屋大阪店7〜9F東館に「なんばダイニングメゾン」としてオープンしました雰囲気のあるレストランの集積は現在の百貨店で一番落ち着く環境を整備しています。
特に9Fの「おもてなしダイニング」については、ゆったりとした面積に、日本料理「高麗橋 吉兆」を始め、現代フランス料理「リュミエール レスプリカ」、新中国料理「青青」などと、「楽しむためのサロン&ダイニング」には和洋中の「ローズダイニング」があり、3世代で楽しめるレストランもあり、8Fには「気軽に楽しむ納得ダイニング」と称して、「韓国旬彩料理 妻家房」や天婦羅一品料理の「新喜楽」があり、「舌自慢のお得ダイニング」と称して「居酒屋 さんぽ」、ねぎ焼き・お好み焼き「福太郎」などリーズナブルなお店が並んでいます。7Fの「なじみのあるダイニング」においては、「カレー専門店 サンドサンド」や、「グリルキャピタル東洋亭」、特にうどんすき「美々卯」、「蕎麦しゃぶ総本家 浪花そば」などは学生時代に良く通った親近感の湧くお店も懐かしく利用できます。
夜の最低価格のフロア別平均価格は、9Fの7店が5000円強、8Fの16店が3000円弱、7Fの12店が1700円強、3層全店平均3000円弱とバランスが取れており、お昼のメニューもそれなりに楽しめます。
唯一3層ともフロアが暗いので、お昼から夕方までは明るくし、健康的で健全で開放的なイメージを、夜は現在のような落ち着いたレストランの表現で、時間消費を意識した照度対応も一考と思われます。
これからの百貨店には3世代を繋ぐターゲットマーケティングが必要不可欠であり、6ポケットを意識したMD構築が望まれているのです。

お客様は高島屋の良さを自然体の店と認識しています。何か肩に力を入れないと行けない店でなく、気軽に行ける店なのです。
いままで百貨店はラグジュアリーブランドを中心に、ファッション衣料品が売れないから粗利益の高いファッション売上が低迷し苦戦していたのですが、もう一度客数維持・向上に向けて、来店数を高めるMDで客数増加を狙うべきでしょう。
その為には、レストラン街やデパ地下の充実による、楽しくお食事やお買い物ができる環境を取り戻す事から始めるべきです。

要は百貨店を含めて小売業は地域に密着した顧客に対応できないと生き延びない業態であり、如何に顧客にフィットできるかを問われているのです。
「お客様目線で商品と売場の課題を発見し、プロの技での改革」が必要です。
是非とも健全な顧客満足度の向上になるように、小売業の顧客対応力を早急に再構築できる事を祈念致します。
 2010/09/13 05:58  この記事のURL  / 
高島屋京都店 ダイニングガーデン京回廊
小売業の売上が苦戦していますが、少しずつ底打ち感が感じられる様になってきています。
特に百貨店の閉塞感の中から、新しい息吹が感じられる売場もそこここに現れ始めました。
リーマンショック後の低迷の中、じっと耐えているのみでは何も生まれません。
一部の店は自店のマーケティングを再度実行し、ターゲットを明確に浮き彫りにして、仮説を立てて挑戦をし始めています。
そこで、「輝く売場」について、話題の店舗を中心にお客様目線にて感じるままに纏めてみます。

数年前に高島屋京都店の7Fにダイニングガーデン「京回廊」がオープンしました。
老舗と話題の人気店16,店を並べて、格調と雰囲気のあるレストラン街の起源と言っても過言ではないでしょうか?
京料理の「たん熊本家」、京都のすき焼きの草分け的存在の「三嶋亭」、京都北山の「グリルキャピタル東洋亭」、老舗京料理店「田ごと光悦舗」、京都初のフランス料理「萬養軒」、京都で名高い鶏料理専門店「八起庵」、創業540余年の京都の蕎麦と和菓子の老舗「本家 尾張屋」などの京都老舗をメインに、東京・日本橋「すし田乾山」、東京・西麻布のイタリアン「アルポルト カフェ」、新宿の「天ぷら つな八」、浜名湖の「うなぎ 徳」をレイアウトし、少ない店舗でありながら、結構楽しめるフロアです。
人気推理作家の内田康夫氏の小説の名探偵浅見光彦シリーズの「壺霊」(2008年12月初版)にも、この京回廊の取材に主役の浅見光彦ルポライターが訪れるという書き出しから始まる面白い小説があり、興味をそそりました。
この店には、7Fのダイニングガーデン「京回廊」とは別に、2010年2月に一部リニューアルをしたB1Fの食料品売場にも美味しいおすすめ京みやげ「京・彩・味」があり、話題となっています。
野菜煎餅の「末富」、御池煎餅の「亀屋良永」、阿闍梨餅の「満月」、京観世の「鶴屋吉信」、祇園ちご餅の「三條若狭屋」、チリメン山椒の「はれま」、京の酒の「齊藤酒造」、ぶぶづれ「萬亀楼」、京湯葉「千丸屋」等がそこかしこに並んでいて、散策気分で探して歩くお客様も多く、話題です。
このように、レストランであろうとお土産売場であろうと、百貨店に来店されるお客様にゆったりとした時間を過ごしていただく、環境作りが必要不可欠なのです。
百貨店全体が悪いのではなく、このようにお客様に喜んでいただく事を日夜考え、実行している百貨店マンも少なからず存在しているのです。今後も期待しています。

お客様は高島屋の良さを自然体の店と認識しています。何か肩に力を入れないと行けない店でなく、気軽に行ける店なのです。
いままで百貨店はラグジュアリーブランドを中心に、ファッション衣料品が売れないから粗利益の高いファッション売上が低迷し苦戦していたのですが、もう一度客数維持・向上に向けて、来店数を高めるMDで客数増加を狙うべきでしょう。
その為には、レストラン街やデパ地下の充実による、楽しくお食事やお買い物ができる環境を取り戻す事から始めるべきです。

要は百貨店を含めて小売業は地域に密着した顧客に対応できないと生き延びない業態であり、如何に顧客にフィットできるかを問われているのです。
「お客様目線で商品と売場の課題を発見し、プロの技での改革」が必要です。
是非とも健全な顧客満足度の向上になるように、小売業の顧客対応力を早急に再構築できる事を祈念致します。
 2010/09/06 06:07  この記事のURL  / 
オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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