« 百貨店のプライベートブランドが上手く行かない理由 | Main | 三越伊勢丹HDS応援宣言 »
財布を握って売場を見る
小売業の店頭売上が低迷しています。代わってくるオンライン売上もそう大きな伸びがありません。このような状況の中で、如何に売上と利益を確保して行くのかが問われています。
売上の復活はそう難しくはありません。(利益確保は別の機会に)自社、自店の売場を自社、自店のお客様の層に立って、財布を握って売場や商品、環境、接客をお客様の立場で見直す事が欠けています。

自社、自店はできていると考えている事に問題があるのです。出来ていれば売上が落ちません。当事者は売場や商品を既に知っているというところから、売場や商品等を見ているので、判っている事が多いのですが、一般のお客様はそこまで知識や認識がなく、商品の良さやサービスの良さが伝わっていない事に気付くべきなのです。

また、自社、自店のお客様の層を的確に把握し、百貨店で言えば百貨店顧客の意識で、売場や商品を見直す事なのです、百貨店に勤めているから百貨店のお客様の目線を持っているとは限らないからなのです。年収や生活環境、乗っている車等も意識して、自社、自店の中心的なお客様の立ち位置に立ってみないと不足部分が見えないのです。当然、FBやSCのテナントや、GMSはGMSでそのお客様の層に立って売場や商品を見ないと判らないのです。

現在の若年層はシェアハウスや車を持たないとの事ですが、自分の財産が10億円もあれば、彼らもシェアハウスに住まないし、車も高級車に乗っている可能性が高いのです。要はその環境にいるので、その様な手法をセレクトしないと行けないのです。

断捨離も同様で、部屋が狭いので、即不要な物を置けないという事もあるのではないでしょうか?勿論環境の為に自然界にためにとか考えて行っている方もいらっしゃるとは思いますが、出世はしたくないとか、お金は不要と言う声の本質はどこにあるのでしょうか?本音と受け止めて良いのでしょうか?

昔のことわざに、アメリカ人が一生懸命働いているのに、メキシコ人がハンモックに揺られてのんびり過ごしており、アメリカ人が「何故のんびりしているのか?何故働かないのか?」とメキシコ人に聞くと、逆に「何故そう一生懸命働いているのか?」との問いかけがあり、アメリカ人は「お金を溜めて、優雅にリラックスしてのんびりしたいから」と答えると、メキシコ人は「私は既にのんびりしているではないか」と答えました。

果たしてこのことわざの本質はどこにあるのでしょうか?じっくり考えてみると、自分に才能がなく努力もしたくないから、出世もできないし、独立も出来ないのでこの道しかなく、結果その中にいると言う意味が多いのではないでしょうか?

企業にて働いている場合は、企業の営利目的での事業に貢献する義務があり、その義務を果たして結果給料を貰っているので、「知恵がなければ汗を出せ、汗も出ないなら黙って去れ」との言葉は正しいのです。

しかし、経営者も目標を的確に示し、最初の内は手法も教え、社員に良い結果を導き出せる環境の整備は当然求められていますが、その中で社員は精一杯努力して良い結果を出す事が望まれています。

勿論すべて良い結果が出る筈はないのですが、そのプロセスで何をしたかを問われているのです。この社員ならこの事業を任せれば成功する可能性があると判断して、事業を任されたり、部や課を任せられるのです。

この姿勢を自社、自店内で構築して、その立場での努力を求められているのです。
前述の自社、自店のメイン顧客層の立場で、自社、自店を見て、何故買わないのかを見つけ、その姿勢(プロの目線)で売場や商品、環境、接客を見直ししないと見えるものでも見えないのです。

売場(リアルも画面も紙面も)以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でお客様目線にて、ヒントを見つけるプロの技の知力(気付き)と、それを拾う体力(実行力)を身につける事が、小売業の現場責任者(営業本部長や事業本部長クラス)に必要です。

それを踏まえて経営者(社長)が自社を正しい方向に導く戦略をとり、現場に命令し結果を求めるのです。方向性とスケジュールの管理を徹底し、進捗の確認は当然必要ですが、決して手法までを押し付けてないで、すべては「儲かるか否か」の目線軸での実行が必要なのです。

これが企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。

弊社は小売業やアパレルを中心とした現場に精通した経営コンサルティングを実践しており、「当たり前の事を当たり前のように実践できる」サポートです。当ブログでは業界の課題の発見と方向性を総論として示唆をさせて預いており、企業毎により課題と戦略や手法は異なるので、個別対応させて頂いております。

弊社は「企業ビジョンを明確にし」、「本当の貴社・自店の顧客マーケティング分析・解析により」、それを「クライアントに的確なマーチャンダイジングをコンサルティングし」、「それを可能にできる人材育成」を実践し、「クライアントの営業利益拡大」を目指しているのです。

ブログにつきましては、コメントを頂いても見られないようになっておりますので、ご意見、ご連絡は弊社HOME-PAGE(このブログの右上のバナーをクリック)のお問い合わせから、または弊社HPの左上のバナーからブログに入れます。 [お問い合わせ] information@o-m-o.com
特に、弊社HPのREPORT欄とこのブログを過去に遡って、ご一読頂けば幸甚です。
 2017/03/27 04:02  この記事のURL  / 

オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

2017年03月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事

http://apalog.com/ochi/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
更新順ブログ一覧
リンク集