« 経営者の異動 | Main | 本質を見抜く力 »
経営手法の参考事例
小売業界は、昨年まで厳しい環境下に置かれ(今年も?)、業績が悪化している企業も多く出てきています、しかし、反対には儲かっている企業も多くあります。他の業界の事例も参考に改革、改善に向かっていきましょう。

ナビスコのリッツとルヴァン戦いは、売場を持っているルヴァンがリッツに代わっても顕在需要商品(コモディティ)は強いとの証明ですが、三陽商会は売場を確保したのに売上が取れなかったのは、潜在需要商品のグッズ・ブランディングが出来ていない結果となりました。また、八木通商の「マッキントッシュ」のラグジュアリー化はマッキントッシュフィロソフィーが百貨店の中でのコンサバで広がっているので、今更グレードアップは至難の業でしょうから、ハードルは高いと思われます。

「松下幸之助氏」のコメントには重みがありますね!
「適切な不安定が大企業病を防ぐ」とのコメントは企業人ではなかなか、出てこないものです。
事業部制の良さと本部制の良さは小売業のみでなく、アパレルは既に実施している企業も多く、ブランド軸の事業部でデザイナーやマーチャンダイザーを配置し、素材調達や工場管理の生産機能や管理部門(経理、総務、人事、物流等)は本部制にてコントロールすると上手く行きやすいのです。

しかし、事業部も本部も目標(利益予算)を明確にして、評価制度のオープンにしての信賞必罰により、モチベーション向上に繋げられるのです。
百貨店事業で儲けろ、専門店事業で儲けろ、不動産事業で儲けろ、ブライダル事業で儲けろ、等のセグメントした目標と戦略・戦術の立案と実践が必要不可欠になってきています。
当然、投資経費や販売管理費も事業部に紐付けして、非効率な経費投入や配分にも事業部からのチェックが入れられる環境も必要不可欠ですが、、

またグ−グルの核の「大企業病を防ぐイノベーションの9つの柱」は、、(=の後ろは小職のコメントです)
1.「イノベーションはどこからでも出てくる」=どうありたい(VISION)から現在の
   立ち位置を引くと何が欠けているかが見える(GOALと現在の立ち位置の明確化)
2.「ユーザーにフォーカスせよ」=常にお金を払って頂いているお客様の為に(顧客目線と
   プロの業)
3.「10%ではなく、10倍大きく考えよ」=常に野望を!(目標は高くー出来ないと思わず)
4.「技術的な洞察に賭けろ」=答えがすべて(それを認める事から始めるー自分の立ち位置の
    認識)
5.「(製品を)出荷し(改善を)繰り返せ」=PDCAの繰り返し(特にCAが不足)
6.「社員には20%の自由時間を与えよ」=仕事を俯瞰出来る余裕(業務の優先順位が見える)
7.「始めからオープンであれ」=みんなに自分が何をしているのかを見せて、追いつかれる
   ので自己研鑽を(見せないと自助努力を怠りやすい=有言実行型への自己意識の転換)
8.「賢く失敗せよ」=失敗しないで出世する人はいない(そこから何を掴み取れるか
   ―転んでもタダで起きない)
9.「重要なミッションを持て」=自分が企業のオ―ナーの意識で業務をこなすと周りが違って
   見える

日本GE社長の安渕氏やコマツ相談役の坂根氏のコメントも、企業の強みと弱みの認識と事業を捨て去る勇気、「選択と集中」を実践する事が最も経営には重要との内容です。
中々実践出来ていない企業が多いのが実態ですが、、

「会議の在り方」については出席者の知見を求める場にも、本人の資質を見抜く場所にもなります。出席者は考えて出てきているのでしょうか?前年実績等を入れた資料では出席者が考えてコメントしないでしょう。事前に配布された提案書や上程書(提案部分のみの)に目を通して、自らが実行者なら実績等を調べて、どうすべきなのかを考えて出席すべきではないでしょうか?重箱の隅を突くのも必要ですが、「本質はどこに?」

「情報収集のコツ」もそうですが、「仕事の断捨離」は時間を切る事による優先順位を考えさせる手法としては適切であり、仕事を与える時の上司の納期設定や部下の納期順守の規律を徹底する機会にもなります。
意外と納期を切っての命令は実施されていない場合が多く、納期を聞かない、順守しない部下も多いのです。

「いい人材などいない」はここまで出来るだろうと考える「性善説」は企業を崩壊させます。
期待はあっても、この位までだろうという「性悪説」で見ると、「よくやった」と褒める言葉も出てきて、部下もまた走ってくれるのでしょうから、、

カルビー会長の松本氏の角度の違う経営手腕は大変参考になりますが、「自社は儲け方が下手」というのは、「でも良い会社」の定義としてはいかがなものでしょうか?しかし「経営は面白い」と感じられているのは素晴らしいですね!

日産のゴーン氏の野望はこれからの小売業に必要な事項と映ります。是非結果を、、
トヨタや昨年のリシュモンのドラスティックな人事も、トップ企業でもまだまだ改革のために、先手を打っているのでしょう。

「個人のブランド力の育成」からも、企業内起業家の育成も重要で、企業の看板を外しても、各自はどの位通用するのでしょうか?勿論企業内にいらっしゃる間は看板を有効に利用すべきではがありますが、、

欧州は利益に前に、ブランドエクイティ(資産)があり、ブランド力を高めると後で、売上と利益が追いてくる思想が根底にあり、ブランディングが米国に比べ10年以上、日本に比べ20年以上も先進しているのです。利益についての執念は、米国の経営者は四半期で代わったりするくらいシビアな経営を求められているのです。

マーケティングも同様に遅れていますが、マーケティングについては、足元でのお金を払って買って頂いている人が答えなので、ローカライズマーケティングが基本ですが、、

勿論日本は両方ともまだまだですが、まずは営業利益を高めて、企業の安定性を確保の上、目標値(例えば8%であれば)以上超えた分のみで新規事業への投資に向けるなどの戦略・戦術が求められてきているのではないでしょうか?足元が崩れたら挑戦も何も出来ないからなのです。儲け過ぎとの批判は外野のコメントであり、誰も助けてはくれませんので、、

売場(リアルも画面も紙面も)以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でお客様目線にて、ヒントを見つけるプロの技の知力(気付き)と、それを拾う体力(実行力)を身につける事が、小売業の現場責任者(営業本部長や事業本部長クラス)に必要です。

それを踏まえて経営者(社長)が自社を正しい方向に導く戦略をとり、現場に命令し結果を求めるのです。方向性とスケジュールの管理を徹底し、進捗の確認は当然必要ですが、決して手法までを押し付けてないで、すべては「儲かるか否か」の目線軸での実行・検証が必要なのです。

これが企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。

弊社は小売業やアパレルを中心とした現場に精通した経営コンサルティングを実践しており、「当たり前の事を当たり前のように実践できる」サポートです。当ブログでは業界の課題の発見と方向性を総論として示唆をさせて預いており、企業毎により課題と戦略や手法は異なるので、個別対応させて頂いております。

弊社は「企業ビジョンを明確にし」、「本当の貴社・自店の顧客マーケティング分析・解析により」、それを「クライアントに的確なマーチャンダイジングをコンサルティングし」、「それを可能にできる人材育成」を実践し、「クライアントの営業利益拡大」を目指しているのです。

ブログにつきましては、コメントを頂いても見られないようになっておりますので、ご意見、ご連絡は弊社HOME-PAGE(このブログの右上のバナーをクリック)のお問い合わせから、または弊社HPの左上のバナーからブログに入れます。 [お問い合わせ] information@o-m-o.com
特に、弊社HPのREPORT欄とこのブログを過去に遡って、ご一読頂けば幸甚です。
 2017/03/13 05:39  この記事のURL  / 

オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

2017年03月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事

http://apalog.com/ochi/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
更新順ブログ一覧
リンク集