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正月店頭リサーチとセールの在り方
はじめに
正月から数日首都圏エリアの小売業の初売り状況を例年のごとく、リサーチしてきました。数年前の独断による入店評価から手法を改め、提言型リサーチコメントに変更しました。

1.SC
テラスモール湘南、ラゾーナ川崎、グランツリー武蔵小杉、ららテラス武蔵小杉、ララポート立飛はファミリー&カップル客で賑わっており、デイリーユースで特に食品が元気でした。
2.FB
ルミネ横浜、ジョイナス、アトレ吉祥寺、コピス、吉祥寺パルコ、マルイ新宿本館、ルミネ立川はヤング女性やヤングカップルで賑わっており。ニューマンはヤング女性の飲食以外はウインドーショッピング状況でした。セレオ八王子のみ、元百貨店であったので、エイジ幅が広く来店されていました。意外に渋谷ヒカリエ、ルミネ有楽町、グランデュオ立川には活気がなく、ルミネ新宿、キラリナ、東急プラザギンザ、ルミネ池袋、マルイ有楽町店、横浜ポルタは特に活気あふれていました。
3.百貨店
そごう横浜店、高島屋新宿店、大丸東京店、松屋銀座本店、西武池袋店はヤング女性からシニア層まで幅広く来店され、三越日本橋本店、高島屋横浜店、東急吉祥寺店、小田急新宿店、京王新宿店、伊勢丹立川店、高島屋立川店、高島屋日本橋店、東急東横店、三越銀座店、東武池袋店、松坂屋上野店はシニア中心に賑わっており、伊勢丹新宿本店のみヤングからキャリア層が目立っていました。阪急メンズトーキョーは少し元気がないようでした。
4.商況
百貨店は新聞にも書かれていましたが、総じて前年並程度の売上で、入店客は増加気味であり、一客単価が少し下がっておる模様です。アイテムは総じて食品・紳士服が堅調で、婦人服が苦戦、婦人雑貨は並でした。FBでは婦人雑貨が好調と映りました。
5.福袋
福袋もブランドのショッパーは少ない事もありますが、即完売状態であり、百貨店名の福袋は夕方まで店等に残っているケースも昨年よりも多く見られました。松坂屋上野店では売れ残りの福袋を解体して、綿100%のドレスシャツを1枚540円でのワゴンセールまでやっていました。
やはり、ショップブランドとグッズブランドは異なるので、店のステータスが高くても、テイスト軸ではないので、内容に嫌いな物がある不安材料は覆せないのでしょう。ショップブランド名のPBガ成功しない要因と同様なのです。
どちらにせよ、これからの福袋の在り方も見直さないと、実績を上回る事は難しいでしょう。
6.セールの在り方
セールの在り方も課題があり、時期の早い遅いも重要ですが、本来正価販売でスタートした百貨店がアパレルの在庫処分に相乗りして、そのシーズン物をその売場で処分する事が正常なのでしょうか?常にオリジナリティ―の高い商品を自ら開発して、精度の高い消化率設定による生産数を設定し、機会ロスを怖がらず、徹底して正価にて売り切る力を付けるべきです。それでも完売は不可能であり、多少とも残るのですが、その処分は企業としても当然必要なのですが、元売場でやらない方法も模索すべきではないでしょうか?、
期間限定での別会場でのセールであったり、オンラインでのセールであったり、アウトレットを上手く運用させた処分も考えられます、当初はカード会員のみの囲い込みでもトライできます。これからのマーケットの在り方、方向性を考えてみるといままでの手法を継続すべきなのか、一度立ち止まって見直す事も必要ではないでしょうか?勿論見直しても、継続する部分も当然あるでしょうが、

あとがき
売場(リアルも画面も紙面も)以外にはヒントとマネーが落ちていないのですから、常に現場でお客様目線にて、ヒントを見つけるプロの技の知力(気付き)と、それを拾う体力(実行力)を身につける事が、小売業の現場責任者(営業本部長矢事業本部長クラス)に必要です。

それを踏まえて経営者(社長)が自社を正しい方向に導く戦略をとり、現場に命令し結果を求めるのです。方向性とスケジュールの管理を徹底し、進捗の確認は当然必要ですが、決して手法までを押し付けてないで、すべては「儲かるか否か」の目線軸での実行が必要なのです。

これが企業を維持向上させていく重要なファクターなのです。マーケットはブルーオーシャンなのですから、マーケティング力とマーチャンダイジング力、それをお客様にお伝えするプロモーション力、そしてマネージメント力のバランスの良い構築が必要です。

ご案内
弊社は小売業やアパレルを中心とした現場に精通した経営コンサルティングを実践しており、
「当たり前の事を当たり前のように実践できる」サポートです。当ブログでは業界の課題の発見と方向性を総論として示唆をさせて預いており、企業毎により課題と戦略や手法は異なるので、個別対応させて頂いております。
ブログにつきましては、コメントを頂いても見られないようになっておりますので、ご意見、ご連絡は弊社HOME-PAGE(このブログの右上のバナーをクリック)のお問い合わせから
 2017/01/09 05:51  この記事のURL  / 

オチマーケティングオフィス
プロフィール

生地雅之(おちまさゆき)
1952年3月 大阪市生まれ
1974年3月 龍谷大学法学部卒業
1974年4月 ニチメン衣料梶i現双日インフィニティ梶jに入社
メンズブランドの生産担当、営業担当を経て、メンズ企画課長、次長、マーケティング担当(ブランド開発)次長、販売部長を歴任
1997年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役に就任
2003年6月 潟jチメンインフィニティ(現双日インフィニティ梶j取締役を退任
2003年9月 潟Iチマーケティングオフィスを設立(小売、アパレル向けコンサル他)
2004年7月 繊研新聞社より「メンズ市場とブランドビジネスサポート」を発刊

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