
ちょっと驚きの数字ですね。
ユニクロ9月度、既存店売上20.8%増(日本繊維新聞)
前年9月度が12.9%減だったとはいえ、当月は前年に比べて土日が1回少ない。小売業にとって土日の売上高が大きいのは言うまでもありません。それで20.8%増。この数字には凄みすら感じます。
9月は婦人ボトムス、メリノウール、ワンピースなどの積極的なキャンペーンを展開するとともに、前年に比べて折り込みチラシの回数を1回増やしたそうです。9月後半の気温低下も追い風になったと思いますが、これは他社にとっても同じ。やはり秋冬商戦のスタートダッシュへの入念な仕掛けと、磨きぬかれたMD(マーチャンダイジング)の精度が客数10・4%増、客単価9・5%増へとつながったと見るべきでしょう。
前期(08年8月期)の国内ユニクロの既存店売上高は2.9%増でした。生活防衛姿勢が強まり、百貨店も専門店も前年実績を大幅に割り込むなか、ユニクロの独り勝ち状態が続いています。柳井正社長は9月3日の記者会見で「前期はわれわれの方向性がはっきり見えた。ユニクロはファッション性のあるベーシックであり、これまでにない付加価値のある服を作れば、世界でも売れると確信を持った」と話していました。9月はH&M銀座店(日本1号店)の行列が世間の話題をさらっていましたが、ユニクロはしたたかに自社のビジネスモデルを磨いていたわけです。
(H)