|
きょう三越伊勢丹ホールディングスが、三越の池袋店、鹿児島店、武蔵村山店、名取店4店の閉鎖を発表した。
衝撃的なニュースではあるが、ついに来るべきものが来たなという感じだ。鹿児島店と名取店(宮城県)についてはよく知らないけれど、池袋店については、その可能性もあるかなと漠然と思っていた。武蔵村山店は明らかに閑散としていたけれど、まだオープン2年なのでしばらくは試行錯誤をするのだろうと予想していた。伊勢丹に比べて地方店の多い三越は不採算店の整理が遅れていた。もはや一刻の猶予も許されないということだろう。ちなみに池袋店(売り場面積2万5000平方メートル)は年商241億円、武蔵村山店(1万1000平方メートル)は31億円。
百貨店業界を取り巻く環境は深刻だ。市場規模としてはピーク時の90年代前半に比べて2兆円減の7兆円にまで縮小した。昨年から今年にかけて四強(三越伊勢丹、Jフロント、高島屋、ミレニアム)に再編され、財務体質の改善につとめているが、肝心の店頭売り上げが下がり続けている。消費低迷に加えて若い世代がファッションビルや専門店に流れる傾向が止まらず、顧客の高齢化が進むばかり。「4強ではなく、4弱ではないか」と指摘していたアパレル幹部の言葉を思い出す。
(H)
|