非常に考えさせられる話である。
過酷な労働に耐えきれず逃走 中国人女性
1日13時間以上働き、残業手当は時給わずか350円−−。「外国人研修・技能実習制度」を利用し、青森県三沢市の縫製会社で働いていた中国人女性3人が、過酷な労働と低賃金に耐えられず逃げ出した。構造不況の繊維業界で働く彼女たちは、今や「現代版女工哀史」とまで言われている。ここ数年、同様なトラブルが全国各地で相次いでいる。(毎日新聞5月13日)
地方の縫製工場を取材に行くと、中国人を中心としたアジア人労働者が多いことに驚かされる。中国製品に圧倒される日本の繊維ファッション業界は「メード・イン・ジャパン」の高品質・高付加価値を必死にアピールしているが、縫製工場で実際にミシンを動かしているのは外国人というケースがいかに多いことか。いまや日本の縫製工場は中国人抜きでは成り立たないのである。
国内縫製工場の置かれた状況は厳しい。記事の中で縫製工場の経営者は
「切羽詰まって研修生を受け入れた。最低賃金以上を払うのなら、そもそも彼女たちを雇わなかった」と話している。共感してしまう同業者は多いのではないか。(H)