14日午後、会社から緊急メールが。
都内のホテルで記者会見。
東京スタイルとサンエー・インターナショナルが経営統合、来年6月に共同持株会社を設立することになった。持株会社の名称はTSIホールディングス、資本金は150億円となる。
新会社の代表取締役会長には三宅正彦サンエー・インターナショナル会長、代表取締役社長は中島芳樹東京スタイル社長が就く予定。
社風が大きく異なる両者が組むことで、シナジーをどう発揮していくのか。
東京スタイルは、強固な財務基盤を持つことで業界では有名。直営工場を軸とした生産技術にも定評がある。かつて、村上ファンドのターゲットとなり、委任状争奪戦を繰り広げたことでも話題になった。
一方のサンエー・インターは、ブランドプロデュース力や、特にヤング層のマーケットに強い印象がある。ちなみに今回の経営統合で、ワールド、オンワードホールディングスに次いで、業界第3位の売上高になる。単純計算で年商は1525億円へ。
会見で三宅正彦会長は「攻めの経営統合は、(アパレル企業で)戦後初ではないか。両者は既存ブランドで競合しない」。さらにアジア、特に中国市場を意識した発言もあった。メード・イン・ジャパンの基盤を維持しながら、資金面や店舗数でスケール感が求められる中国への進出を本格化させるようだ。
「対等の精神による統合」「相互の尊重」を強調した三宅、中島の両氏だが、統合の難しさはここから表面化する。
外資勢に対抗すべく、グローバルプレイヤーを目指すアパレル企業は増えそうだ。
今後、業界再編は進むのか−−。
統合というリスクがあっても、世界市場で生き残るためには、攻めるしかない。
(市)