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2008年09月02日

ポニョも安心の水

♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子〜

またまたジーンズの話。1日開幕したJFWのメイン会場である東京ミッドタウンで、国内のジーンズ関連企業が集まって「ジャパン・ブルー・ジーンズ展示会」を開いています。内容は藍染めや絣の文化を背景に持つ日本のデニム産業の歴史や最新商品、付属品などの紹介。その展示のひとつが、この水槽です。中には小鮒が気持ち良さそうに泳いでいます。何の展示かというと、これはジーンズの洗い工場の汚水を浄化した水なのです。

洗い工場では大きな洗濯機でジーンズを洗い、ウォッシュ加工を施します。大量の水を使い、当然デニムの染料に染まった大量の汚水が発生します。だから洗い工場には浄水設備が義務付けられており、きれいな水にしてから河川などに戻します。

通常ならパネルや写真で展示するところですが、それでは面白くないと考え、浄化した水で魚を飼うアイデアを出したのは、エドウイン・生産部のKさん。秋田にある自社洗い工場近くの川でフナを採集し、浄化した水を水槽に入れて、10日以上飼育したそうです。大きな水槽を2つ、秋田から車で一日がかりで運んだとのこと。まるでイケス業者です。さすが、雑誌に釣りレポートを寄稿するほどの太公望Kさんです。

以前、私もKさんの案内で秋田の洗い工場を取材したことがあります。規模が大きい洗い工場だけあって浄水設備も立派。いくつかの浄水層でろ過されるたびに、インディゴに染まった水が透きとおっていく様は見ごたえがありました。

ジャパン・ブルー・ジーンズ展は3日まで開催しており、一般の方も来場可能です。JFWに来場の方はお見逃しなく。
(H)
2008年09月01日

ジルサンダーを買収

オンワード、独ジルサンダーを264億円で買収(日本繊維新聞) 

久々の大型M&A。適正な価格なのか、高い買い物となるのかはよくわかりません。
ともかく日本企業によるファッション企業買収は90年のレナウンによる英アクアスキュータムの200億円が最高額でしたが、これを18年ぶりに塗り替えました。しかし、国内市場が飽和状態のなか海外ブランドに食指を伸ばそうとする企業は増えていくでしょう。大型案件はまだ続きそうな気がします。

2008年08月28日

アルマーニの高級住宅

なんとも景気のいい話です。

G・アルマーニ、エジプトで超高級住宅地をデザインへ

[ミラノ 27日 ロイター] イタリア出身の世界的な服飾デザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏が27日、エジプトで建設される高級住宅のデザインを手掛けることを発表した。同氏は近年ホテルのデザインにも挑戦しているが、住宅をデザインするのは初めて。

ファッション、インテリア、ホテル、スパときて今度は住宅。アルマーニ氏のパワフルさは、とても御年74歳には思えません。来年には後期高齢者ですからね、日本でいえば。
それにしても「専用プール」「寝室を4つ」「ゴルフコースを備えた」などなど。ラグジュアリーというよりもバブリーに感じしまうのは、貧乏人のひがみでしょうか。
(H)
2008年08月27日

ユニクロのスリムボトムス

いまや販売数量ベースでは日本一のジーンズブランドとなったユニクロ。今後はさらに「ボトムスといえばユニクロ」への発展を目指して婦人用ボトムスを強化していくそうです。27日に表参道ヒルズで行われた発表会では、スキニーなどのスリムボトムスを今秋冬、集中的に販売していくと発表しました。そのシンボルとして年間キャラクターに起用されたのが、藤原紀香さん。美脚パンツのキャラクターとして最強の人選でしょう。今春夏も紀香効果かどうかは知りませんが、ジーンズ市場全体が低迷するなかで、ユニクロは例外的な堅調ぶりでした。

来月13日には世界最大のファッションSPA(製造小売業)ブランドであるスウェーデンのH&Mが銀座に日本1号店を開きます。数日前からホームページで日本での価格が発表されていますが、ボトムスの多くは5000円以下という低価格です。きょうの会見でユニクロの大笘直樹専務は「H&Mに限らず外資の参入は気にはしているが、商品構成やターゲットが違うと認識している。棲み分けはできるのではないか」「新しいプレイヤーが加わることでファッション市場が刺激されれば、われわれにとってもチャンスの拡大になる」と話しました。確かにニューヨークやロンドン、上海でH&Mなどグローバルブランドと対峙した経験がユニクロを本来の強みである競争力のある単品、合理的なベーシック商品に立ち返らせたようです。それが今年のユニクロ独り勝ちの大きな要因となったといえるでしょう。
(H)
2008年08月20日

上陸するH&M、競合たちを走らす

ラフォーレ原宿のトップショップ(正式にはトップショップ/トップマン)が、現在の3倍に相当する約180坪に増床して10月16日にリニューアルオープンするそうです。いまは明治通りに面した2階に60坪の売り場(写真左、8月7日撮影)を構えていますが、完成予想図では1階部分のウインドーもトップショップになっています。ラフォーレ原宿内といえ、見え方としては路面店ですね。トップショップを知らない一見客の来店も相当増えるでしょう。

この増床策が11月上旬に近接地(旧フォレット跡地)に開店するH&Mに対抗するものであることは間違いありません。トップショップは日本での知名度こそまだ低いけれど、本拠地の英国を中心とした欧州では若者に圧倒的な支持を得ています。ロンドンコレクションにも出品し、手ごろな価格でありながらロンドンストリートの流行を左右するほどの影響力を持っている。ファストファッション界の先頭集団(年商1兆円以上)であるH&M、ザラ、ギャップ続く、第二集団(年商5000億円前後)のなかで独自の存在感を持つのがトップショップなのです。

日本では増床したといっても約180坪。ロンドンオックスフォードストリートの旗艦店は3000坪(!)ですから日本の旗艦店と呼ぶには少しさびしいのですが、それでもトップショップの知名度はだいぶ上がると思われます。今後の出店攻勢に向けた布石になることでしょう。

それにしても、この明治通り・表参道の交差点の付近はファストファッションの激戦区になりますね。交差点のランドマークであるギャップ、大人に人気のザラ、観光地にもなっているユニクロのUT(Tシャツ専門店)、そして増床するトップショップ、鳴り物入りでオープンするH&M。交差点の半径80メートルくらいにこれらのショップがひしめきます。十年一昔といいますが、ロードサイド専門だったユニクロが原宿店を開店してフリースで世を席巻したのが1998年です。ファッション業界の変化の激しさを感じずにはおれません。

元気がないといわれていたギャップも今秋から新しいクリエイティブディレクターを起用して商品をテコ入れしたり、日本では日本企画の商品を強化したりと体制を整えています。日本のカイハラデニムや米国のコーンミルズデニムを使った今秋のデニムキャンペーンは話題になりました。原宿店のファサードのデニムラッピング(写真左、8月7日撮影、左側は建設中のH&M原宿店)もインパクトがありました。H&M上陸にむけて、競合たちの動きが活発になっています。
(H)
2008年08月11日

コーエンとファストファッション

ユナイテッドアローズが子会社を通じて今秋から営業開始する「コーエン」の概要が明らかになってきました。10月2日のイオンモール越谷レイクタウンを皮切りに年内に16店、うち11店がイオンモールとのこと。客単価はグリーンレーベルリラクシングの7掛けに相当する7000円程度に想定。60坪の標準店舗で1店あたり年商1億から1億3000万円を想定するそうです。

9月のH&M日本進出(13日に銀座店オープン)を控え、ファストファッション市場が熱気を帯び始めています。コーエンも郊外SCや準都市部ファッションビルが主戦場とはいえ、価格的にも客層的にもH&M、ザラ、ギャップ、そしてポイントやクロスカンパニーを意識していることは間違いありません。いわばUAのディフィージョンライン。高感度セレクトショップがマス市場へ下りていくケースはおそらく初めてであり、先行するファストファッション企業との差別化につながると思います。日本で軌道に乗ることができれば、アジア市場に打って出ることも可能でしょう。

昨今のファッションを巡るキーワードは「背伸び消費から身の丈消費へ」。かつては若い世代ほどファッション消費に熱心でしたが、いまの20代は金を使いません。生活防衛色が強まるなか、少ないお小遣いや収入で無理して高いブランド品購入にあてる人が減っています。先日、繊研新聞のファッション専門学校の学生アンケートによると「よく買うブランドは?」の設問に対し、1位ユニクロ、2位ローリーズファーム、3位ジーナシスという結果でした。おしゃれに敏感なファッション専門学校の学生がこれです。ほかの若者も推して知るべし。ラグジュアリーブランドが軒並み売り上げを落としているもの一時的な現象ではないでしょう。H&Mの上陸を機に、おしゃれで値ごろ感のあるファストファッションの時代が本格的に幕を開けます。
(H)
2008年08月07日

レーザーレーサーの夜

北京五輪でも大旋風を起こすであろうレーザーレーサー。その「スピード」ブランドの期間限定ショップが表参道ヒルズ内に8日オープンします。今晩7日、お披露目会に行ってきました。プレスや小売の関係者の前に登場したのは、20名のレーザーレーサー集団。品不足で五輪に出場するスイマーたちに行き渡るのかといわれているのに、こんなに日本にあって大丈夫かいな、とちょっと心配になっちゃいましたよ。

ショップには「スピード」の歴代の水着が展示されています。レーザーレーサーはNASAをはじめ最先端の技術が用いられているんですが、一見それほどのハイテクが駆使されているようには見えない。素人目には薄手のシンプルな水着としか思えません。シドニーやアテネ五輪で活躍したファーストスキン(サメ肌水着)の方が、なんとなく表面加工などにハイテク感を感じます。しかしながらあれだけの世界新を連発し、水着に文字通りの革命を起こしているわけです。技術というのは奥深いなと思います。
みなさまもご自分の目で確かめてください。17日まで営業しています。
(H)
2008年07月24日

H&Mのモバイルサイト

9月に日本1号店を開くH&Mが、モバイルサイト(http://mobile.hm.com/)を先週オープンしました。モバイル会員特典(1号店のオープニングパーティ出席やオープン前に25%オフで買い物する権利)、お奨め商品情報、スタッフによるウラ話ブログなどの情報がアップされており、今後が楽しみな内容です。H&Mは1号店の開店半年前に日本語ホームページを開設したり、ネットでの事前の情報発信に力を入れている印象を受けます。同じファストファッションの急成長ブランド「ザラ」が、ネット(特に日本語)での情報発信に無関心に見えるとの対照的ですね。
(H)
2008年07月09日

世界3大広告賞制覇

ユニクロのブログパーツ「ユニクロック」が、カンヌ広告賞はじめ権威ある世界3大広告賞すべてのインタラクティブ部門のグランプリを制しました。9日夜、その快挙を祝うパーティが銀座で行われました。写真は受賞したトロフィーの数々を説明する柳井社長と、それを聞き入るヴォーグの齋藤編集長です。

テレビCMや雑誌広告と違い、ネット広告は国境を越えます。ユニクロックは73カ国33,481個にまで広がっているそうです。ネット広告が国際的な評価を得たことは、ユニクロのグローバルイメージに大きく貢献するでしょう。ラグジュアリーブランドから量販店まで衣料品販売で他社が総崩れとなるなか、5月、6月と既存店前年実績を上回るなど、ユニクロ独り勝ち状態が続いています。世界一のグローバルファッション店、H&M上陸を前に、迎え撃つ準備は万全といったところでしょう。9月に開店するH&M1号店の銀座店は、ユニクロ銀座旗艦店と中央通りをはさんで200メートルくらいで向かい合います。
(H)
2008年07月02日

6月の衝撃2

2日までに発表された主要衣料品専門店の6月度既存店売上高伸び率は、

20日締め
しまむら▼9.4%
ライトオン▼9.7%
ジーンズメイト▼16.2%
西松屋チェーン▼3.8%

月末締め
ユニクロ0.7%
ユナイテッドアローズ▼11.6%
ハニーズ▼15.2%
ポイント▼9.6%
良品計画▼2.2%

マイナスを示す▼ばかりが並ぶ総崩れのなか、ユニクロの0.7%増には「う〜ん、さすが」と唸ってしまう。5月度の7.9%増には及ばないものの、この悪条件のなかでの存在感は際立つ。ユニクロは今年1−6月までで既存店売上高は4勝2敗(4ヶ月で前年クリア)となった。低温・長雨や食品やガソリン値上げに伴う生活防衛色の高まりで、衣料品店への客足が遠のく状況でも「鳴かぬなら鳴かせてみしょう」とばかりの仕掛けで客を呼ぶ。消費者のサイフの紐がカチカチに固くなってきたことで、ユニクロの本質である低価格・高品質が輝きを増してきた。
(H)
2008年07月01日

6月の衝撃

6月度の商況がそろい始めた。
予想通り悪い。1日夜の時点で発表されている有力衣料品専門店(20日締め、月末締め)で、既存店ベースの売上高が前年実績をクリアしている企業は私の知る限りない(あったらごめんなさい)。5月に引き続き2ケタ減の企業も多い。月末締めに関しては前年よりも1日休日が多いにも関わらずなのだから深刻だ。

驚きなのは伊勢丹新宿本店までもが9.1%減になったことだ。6月14日、地下鉄副都心線が開業した。伊勢丹新宿店はこの駅と直結する。「伊勢丹のために開通するような地下鉄路線」とささやかれたほど、その恩恵をもっとも受けるだろうといわれていたのに、である。

ガソリンや食品の値上げなどの影響を受けた生活防衛意識の高まり。前年よりも2週間以上早い梅雨入り。前年のセール開始が6月末と例年に比べて早かったこと。市場をけん引するビッグトレンドの不在。さまざまな要因が重なっているのだろうが、なんだか不気味な消費低迷に思えて仕方ない。
(H)
2008年06月24日

本物は5%?

偽ブランド品による汚染が止まりません。
いま偽ブランド品の温床となってしまっているのが、携帯オークションサイトです。
かつてやり玉に上がっていたヤフーオークションでは最悪時に特定ブランドの汚染率(出品に占める偽物の割合)が60%を超えていました。しかし現在では1%前後と劇的に改善されています。で、ヤフーを追われた偽物業者が大移動したのが携帯オークションなのです。このブログで何度か紹介していますが、若い女性に人気の某携帯オークションの汚染率は90%を超えます。偽ブランド品の排除活動を行うユニオン・デ・ファブリカン東京事務所の調べによると、最新の5月14日調べで167点中158点が偽物(汚染率94.6%!)という衝撃の結果が出ました。
偽物の排除は現状では人海戦術が頼りです。ヤフーは24時間数百人の体制で出品を監視しています。問題の某携帯サイトは会員登録や出品・落札の完全無料を売りにしていますが、利用者が安心してオークションを楽しむために相応のコストを負担してもらうのも一つの方法ではないかと個人的には思います。
(H)
2008年06月23日

沸騰都市ダッカ

ゆうべNHKスペシャル『沸騰都市 第3回 ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資』を見ました。

バングラデシュの首都ダッカは、これまで貧困層と呼ばれた人たちの経済活動によって急成長を遂げています。その原動力となっているのが、貧困者のための無担保・少額融資システム“マイクロクレジット”。番組ではマイクロクレジットの支援を受けた衣料品工場の若手経営者を中心に、貧困から抜け出すために必死に働く人たちの熱気と煮えたぎるような都市のエネルギーを描いていました。

今も昔も繊維産業は後進国が発展を目指すときの最大の手段。バングラデシュは、日本の繊維産業から見て、中国を補完する新しい生産拠点(チャイナプラスワン)として近年注目を集めています。番組で紹介された人たちの猛烈なエネルギーに、ただ圧倒されるばかりです。バングラデシュの対日繊維輸出はまだわずかで、欧米向けが多い。なかでもでもH&Mとのつながりは強いようで同社のホームページには「H&Mは現在、バングラデシュの繊維輸出総額のかなりの割合を占めています」とあります。

マイクロクレジットに関しては、ベネトンが西アフリカのセネガルでこんな活動を始めています。未読のまま家でホコリをかぶっている『ムハマド・ユヌス自伝』を読んでみようと思っております。
(H)
2008年06月18日

ニッセン ヒット番付08年上半期



酔狂でこんなのを作ってみました。

東正横綱は外国人観光客。いまや都心の百貨店、ブランドショップは彼らの存在無しには成り立たなくなりました。特に中国の旧正月にあたり観光客が増加する2月半ばは売上げの3−4割が外国人になる店舗が珍しくありません。銀聯カード対応はいまや常識。国内消費が生活防衛色を強めるなか存在感がますます強まっていくでしょう。
西の横綱はスピード水着。未発売の商品ではありますが、その衝撃はスポーツ業界に限りません。日本の繊維技術は世界一、という業界の自負は単なる思い上がりだったのか。感性という曖昧かつ主観的な視点でなく、数字・記録という客観的事実を突きつけられました。
張出横綱のエコファッションはオーガニックコットン製品をはじめ業界内での取り扱いは急増しているのに、店頭の動きとしてはイマイチ。ゆえに張出としました。
大関は話題を呼んだ商業施設。阪急メンズは東の伊勢丹メンズと並ぶメンズファッションの拠点になりそうな勢いです。三井アウトレットパーク入間は、アウトレットがどんどん都心に近づいていることを印象付けます。毛沢東の「農村が都市を包囲する」じゃないけれど、「郊外アウトレットが都心百貨店を包囲する」の構図になってきました。
関脇はブランド携帯。プラダ、ディオールといったラグジュアリーブランドの携帯電話がようやく日本でも発売の運びになりました。プラダフォンは約10万円と一般的な高機能機種の2倍以上。部品ひとつひとつ、技術ひとつひとつのコストの積み上げである電化製品の価格。一方、ステータス性が大きな要素を占めるファッションブランドの価格算出。この2つが一緒になることに個人的には違和感を感じますね。ファッションブランドにおける価格とは一体何なのか。

番付は私の独断と偏見に基づくものです。読者のみなさんのご意見もぜひ聞かせてください。
(H)
2008年06月17日

食料自給率と衣料品自給率

今週の「日経ビジネス」の特集・食の細道はなかなか興味深かった。日本の食料自給率39%の内実と農業再生の取り組みを追ったレポートなんだけど、繊維ファッション産業と重ねてしまった。日本の衣料品の輸入浸透率(数量ベース)は9割を超える。つまり流通する衣料品のうち、日本製は10枚に1枚以下にすぎない。金額ベースでの国産品割合を自給率というならば、食品と同じく3割台と思われる。農家も繊維産地も次世代の担い手がなく高齢化が進む。価格競争にさらされて外国人研修生への依存率が高い点も共通する。

「貴重な食料がゴミと化す」という記事には驚いた。
“廃棄物学”を研究する石川県立大学の高月教授によると、全国の家庭から出る食べ残し(半分以上が手付かずの食品)は年間456万トン、小売店や飲食業から出る食べ残しが同700万トン近くで、合わせるとカロリーベースで食料供給率の35%に匹敵するという。金額ベースに直すと、日本の農業・水産業の年間生産額にほぼ等しい。つまり日本人は国内で作っている食料をそのまま捨ている計算になるというのだ。
これもそのまま衣料品と重なる。度を越した過剰供給の結果、店頭で消費者に見向きもされず、一度も袖を通されずに焼却処分される服がいかに多いことか。エコファッションだ、オーガニックコットンだ、という前に膨大な無駄をどうするのか考えるべきだと思う。
(H)
2008年05月27日

アフリカワークス

アフリカ開発会議(横浜、28−30日)にあわせて新聞やテレビではアフリカ関連のレポートが増えていますが、ファッション業界でもアフリカをテーマにした催しが開かれます。

アフリカ開発会議が開幕する明日28日の夜、ベネトンの08年秋冬ファッションショーが東京の国立競技場で行われます。このショーではアフリカ音楽やアフリカをイメージした光のパフォーマンスで演出されます。

ベネトンが、なぜアフリカなのか。

同社は西アフリカのセネガルで歌手のユッスー・ンドゥールさんが設立したマイクロクレジット(貧困者のための少額融資銀行)を支援しているのです。アフリカ問題の根源である貧困を克服するために、施しではなく、自立のための起業を促そうという運動です。ベネトンではこの支援活動を「アフリカワークス」と名付け、今年から世界的なキャンペーンとして展開しています。

2月にセネガルで行われた記者会見に私も出席しました。
ほんのわずかな時間でしたが、アフリカの人たちに触れ、子供たちの人懐こい笑顔に魅了されました。遠いアフリカが身近に感じられ、新聞でアフリカの文字を見ると必ず目を通すようになりました。

そんなこともあって明日のファッションショーを楽しみにしていたのですが、諸事情で叶わなくなってしまいました。しかしショーのもようは私の替わりに出席する編集Yがこのブログで克明にレポートする予定です。お楽しみに。
(H)
2008年05月22日

町田カジュアル

あす23日に開業する商業施設「ミーナ町田」の内覧会に行ってきました。ミーナはファーストリテイリングが運営する商業施設で、福岡・天神、千葉・津田沼、京都に続く4店目。地上8階、地下1階に31のテナントが入っています。

町田には久しぶりに行ったんですが、周辺に大学がたくさんあるせいか、とても若者が多い街ですね。駅前は小田急百貨店、東急町田ツインズ、ルミネ、丸井、モディ、ジョルナなど百貨店や商業施設が林立する激戦区です。後発であるミーナ町田はユニクロを筆頭に値ごろ感のあるテナント編集で集客を狙っているようです。

特に他の商業施設と違うのは8階です。
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2008年05月12日

「宙返りでジーンズをはく」動画

こんなニュース見つけました。

「宙返りでジーンズをはく」動画が大人気:実は『Levi's』のYouTube戦略(WIRED VISION」)

何日か前に別のサイトで紹介されていたこの動画を見て、面白いことする連中だな、エクストリームアイロニングと同じようなノリだな、と僕は漠然と思っていたのですが、リーバイスの広告だったとは。なにせ、よほど目を凝らして見ないかぎりリーバイス製品とは特定できません。

ちなみに日本のリーバイ・ストラウスジャパンは、

リーバイスJ、SNSでモバイル小説を配信(日本繊維新聞)

ネットを使った広告宣伝の手法はどんどん多様になっています。はたしての効果のほどは。
(H)
2008年04月25日

水着論争

超ハイテクのスピード水着が波紋を広げている。

スピード社水着の威力に危機感=北島を指導する平井コーチ−競泳(時事通信)

日本水連は北京五輪代表が本番で着用するのはミズノ、アシックス、デサントのいずれかと定めているため、同コーチは「メーカーには改良をお願いしたい」と語った。

とのことだが、水着は素材メーカーを含めて何年もの年月をかけて開発し、五輪に合わせてそれぞれ自信作を出してきているわけで、これから改良といっても難しいだろう。技術革新によって水着は単なる「ユニフォーム」ではなく「道具」になった。平井コーチのいうように選手のモチベーションにかかわってくるだろう。

僕もたまに泳ぐので、スピード水着を試してみたいけど、あの「レーザーレーサー」は逆三角形の上級者でないと絶対に似合わない。6万9300円という値段も、ふだん僕の水着の10倍以上だ。(H)
2008年04月24日

日暮里にデニムの殿堂

今晩はエドウインの新しい旗艦店「EDWIN DENIM GALAXY(エドウインデニムギャラクシー)」のお披露目パーティに行ってきました。

場所は同社の創業の地であり、現在も本社を構える日暮里。先月、新交通システム・舎人ライナーの開通にあわせて再開発された日暮里駅前の高層ビル(上層部がマンション、下層部が商業施設)に、350坪の大型店です。
詳細は近日中の日本繊維新聞に譲りますが、エドウインの集大成というような品揃えに圧倒されます。店内にはスタッズ、ラインストーン、刺繍、リペア加工などを施す工房が常設されており、その場で自分だけのオリジナルジーンズを作ることが可能(加工によっては3日後受け取り)。デニムをこれだけの規模で見せる店は、ジーンズ専門店を含めておそらくないでしょう。もちろん「エドウイン」「サムシング」「リー」「ラングラー」など同社ブランドの集積ですが、先行品やオリジナル品も多く、ジーンズ好きには魅力です。大きな商業地ではない日暮里に、お客さんを呼び込むんだという意気込みが伝わります。

エドウインは今年で40周年。常見修二社長は「寅さんじゃないが、荒川(区)で生まれ育った下町ブランド。雑草のように40年間やってきた」と挨拶しました。同社の前身である常見米八商店は米国中古衣料の輸入会社。その中に混じっていた汚れたジーンズを洗って販売したことが、のちのウオッシュ加工に発展したのはあまりに有名です。ブレザーにワンウオッシュデニムで壇上に上がった常見社長は「こういう場(パーティ)に着用できるようにするまで40年かかった」とちょっと感慨深げでした。

ところで、このエドウインデニムギャラクシーにはアパレルショップとしては異例の設備があります。常見社長の鶴の一言で作られた、その施設とは……
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2008年04月17日

ユニクロのTシャツ

ユニクロのTシャツデザインコンテストに今年は世界中から1万3000件を超える応募があり、その中から大学四年生の唐木田奈緒さんの作品がグランプリに選ばれました。モンタージュのような目鼻のインパクトが強烈な作品です。背中にもユニークなプリントが施されています。ユニクロのオンラインストアですでに発売されています。

ユニクロは日本をはじめアメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国、香港などと統一した初のグローバルキャンペーンをこのTシャツで行います。マンガやアニメなど日本が世界で注目されるサブカルチャーの絵柄を持ちいることのできるTシャツは競争力が強く、世界戦略商品になりうるというのが同社の見立てです。今年発売されるのは、なんと1000色柄以上。クリエイティブディレクター佐藤可士和さんの指揮の下、大掛かりなグローバルキャンペーンが展開されます。

08年のTシャツの販売計画は1200万点以上だそうです。
日本のアパレルでは圧倒的な点数でしょう。
だけどユニクロはジーンズ(中心価格3990円)を1000万点以上、ヒートテック肌着を2000万点以上販売しているわけで、それらに比べて価格や着まわしの性格、ユーザーの幅広さを考えればTシャツが1200万点というのは少ない気がしないでもないです。
とはいえ、単品を数百万点とか1000万点の単位で売るユニクロのスケールはやはりケタ違いですね。(H)
2008年04月09日

北島康介のカジキ水着

聖火リレーは大混乱ですが、スポーツメーカーの北京五輪へ向けた準備は着実に進んでいて、きょうはミズノが新開発の競泳水着を発表しました。

なんでも、カジキをヒントにしたという生地表面のジェル加工が水になじみ、抵抗摩擦を軽減するのだとか。魚類の中で最速といわれるカジキは、体の表面から水になじむ物質を出すことで水中抵抗を極限まで抑えるのだそうです。カジキが時速100キロ以上で泳ぐらしいです。

これで北京に向けた新型水着が出揃いました。
今回は各社たいへん特徴的な機能を謳っています。

「ミズノ」=カジキ水着
「アシックス」=骨盤水着
「アリーナ」(デサント)=体幹水着
「スピード」(ゴールドウイン)=無縫製水着

もちろん正式名称は別にあるのですがが、シドニー五輪の「スピード」(当時はミズノが販売)の“サメ肌水着”の大ヒット以降、消費者を引き付けるキャッチーな機能が好まれるようになりました。

ちなみにきょう発表の会場となったのは、東京都北区の国立スポーツ科学センター。赤羽駅からバスで10分ちょっとの場所に、あらゆるスポーツのトレーニング施設と研究機関が集まる日本版“虎の穴”。時間があれば、見学してみたいですね。
(H)
2008年01月15日

エコカジュアル


昨今のファッション業界のキーワードは「エコロジー」。
エコバックだとかオーガニックコットンだとか、環境にやさしい商品をモードからストリートブランドまでが相次いで導入するようになりました。

なかでもカジュアルメーカーのジムは、エコロジー商品の先駆けです。20年以上前から「地球環境にやさしい」をコンセプトにした「ギブライフ」を発売、環境管理のISO14001をアパレルで初めて取得したのも同社です。
そんな同社は新たにオーガニックコットンを使用したTシャツブランド「ハウイズ・トウキョウ」を夏から発売します。「ギブライフ」、100%オーガニックコットンによる「コルシーニ」、そして「ハウイズ」をあわせたエコショップの展開も計画しているそうです。(H)
2008年01月10日

社名とブランド

松下、「パナソニック」に社名変更

思い切ったことをするものですね。
慣れ親しんだ「ナショナル」の名前が無くなるのは寂しいけれど、グローバル時代に勝ち残るためには避けられない選択なのでしょう。

ファッション産業に目を転じてみれば、日本の大手アパレルで社名と基幹ブランド名が同じケースは非常に少ないです。もちろん産業の性格とか市場規模(松下の連結売上高とほぼ同じ)とかを考えれば、同列に論じることはできません。大手になればなるほど多ブランド展開です。ふつうの消費者は服のブランド名は知っているけど、会社名は知らないというケースがほとんどでしょう。色がついていないから、年齢、性別、好み、テーストにあわせて様々な服を企画できるわけです。

例外はスポーツブランドかな。
連結売上高の6割を海外で稼ぐアシックスや同3割のミズノは、海外でのブランドプレゼンスを高めるため「アシックス」「ミズノ」という社名ブランドに経営資源を集中させています。ミズノは数年をかけて競技種目ごとに異なっていたブランドロゴを統一。昨年は競泳水着ブランド「スピード」を営業譲渡し、「ミズノ」ブランドで水着事業の再構築に着手しました。「スピード」は英国ブランドのライセンスとして日本でトップシェアを誇っていましたが、それを手放してまでも「ミズノ」へのブランド統一を選んだわけです。
2008年01月06日

「不気味に売れない」

有力百貨店の初売りは総じて好調だったようですが、福袋効果はわずか1日の短い命。正月恒例の経済人による景気予測や弊紙が年末に集中的に行なった社長インタビューでも、2008年の消費市場は前年以上に厳しいといった見方がほとんどでした。

12月の百貨店や専門店の既存店売上高をみても、今秋から柳井会長自ら商品計画の陣頭指揮を執りだしたユニクロの6.4%増(3ヶ月連続の前年クリア)とポイントの2.6%増を除き、大手は総崩れといった状態です。原料や原油の高騰による食品やガソリンの値上げがボディブローのようにきいて、消費者は生活防衛的になっています。真っ先に支出を抑えられるのが衣料品でしょう。なのに戦後最長の好景気(実感は全くないが)を背景に近年は専門店やSCの拡大に次ぐ拡大によって、たいへんな供給過剰。既存店が前年実績を維持するのは至難の業になっています。

「単に売れないのではなく、不気味に売れない」(柳井会長)。消費低迷に促され、昨年以上に業界の再編が進む年になるのでしょうか。
(H)
2007年12月17日

模倣品80兆円市場

2007年の世相を表す漢字が「偽」になりました。
先日、ある方とこの話題になったら「食品業界はいいですよ。偽装問題で世論が厳しくなって…」とおっしゃっていました。この方はブランド品の模倣品対策の専門家。取り締まっても取り締まっても減らない模倣品に頭を痛めているのです。

世界の模倣品・海賊版の取引額は80兆円。日本の国家予算(一般会計)とほぼ同じ規模にまで膨れ上がっています。国際問題に発展した模倣品に、政府も本腰を入れだしました。経済産業省は、アメリカやEUなど30カ国と模倣品防止のための国際条約締結に向けた多国間交渉を進めています。これまで国ごと知的財産に関する法律やシステムが異なり、模倣品が入り込むスキになっていたわけですが、国際スタンダートを作ってバリアを張ろうという試みです。

日本においてはインターネットオークションが模倣品の温床と批判されてきました。しかし最大手のヤフーでは24時間200人の監視体制をしいて模倣品を削除するなど、防止策に力を入れてきました。そのかいあってか、あるフランス高級ブランドの特定商品は5年前は出品の8割が模倣品でしたが、直近の調べではほぼゼロになっています。ところが模倣品は規制の緩いところへと流れる傾向にあります。たとえば若い女性に人気のケータイオークションサイトでは先月のある日、特定ブランドの出品210点のうち195点が偽物という調査結果が出ました。このケータイオークションサイトでも今月に入って対策強化に乗り出したそうです。

ただ、パソコンの画面上で真贋を判断できるのは、「わかりやすい偽物」に限られます。精緻な模倣品を見破ることは難しい。さらにヤフーオークションは今月から世界最大のオークションサイト、米イーベイとの提携をスタートさせました。システムの上では言語の壁を越えた個人間の商取引が可能になりましたが、模倣品対策に関しては法整備を含めて課題が山積しています。(H)
2007年12月03日

ダンヒルで朝酒を

どこのバーだと思います?

銀座通りを眺めながらお酒が飲めるこのバーは、1日オープンした「アルフレッド・ダンヒル銀座本店」の2階にあるのです。
銀座本店のコンセプトは“ホーム”。創業者アルフレッド・ダンヒルが現代に生きていたらどんな家でお客様をもてなしただろう、という想像のもと、充実したアパレルや服飾雑貨の売り場はもちろん、ビスポークラウンジやマニア垂涎のヴィンテージ皮革品や小物の売り場、理容室、バーラウンジなども完備しています。写真のバーではお店の開店と同じ朝11時から営業。買い物途中に軽く一杯、なんて優雅なことができるわけです。

英ダンヒルは、バーや理容室を併設した新タイプの大型店を銀座を皮切りに上海、ロンドンに開設するそうです。最近の高級ブランドの大型店は物販以外の要素を取り入れた複合スタイルが多くなりました。ダンヒルのバーカウンターから見えるブルガリ銀座タワー(11月30日オープン)もレストラン付だし、アルマーニ銀座タワー(11月7日オープン)もレストランとスパがあります。アルマーニやブルガリはホテル事業にも進出し、ブランドイメージを生かした多角化を進めています。

それにしても銀座の高級ブランドの大型店ラッシュは凄まじい。特にダンヒル近くの銀座2丁目交差点(銀座通りとマロニエ通りの交差点)の四つ角は……
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2007年11月27日

パンダを守れ?

パンダのパロディーは“売国奴”? 中国で大論争(MSN産経ニュース)

なんでも北京で今月初めに行われた「パンダ・ファッションショー」が物議をかもしているようです。で、そのファッションショーの模様がこれ。風刺が目的のようですが、けっこう不気味ですね……。

この記事での驚きはパンダの生息地に近い成都市で「パンダ保護管理条例」なるものが来年制定される見通しだということ。パンダを商業目的やパロディーで使用することを、成都市では禁じられてしまうそうです。まぁ、パンダを大事にするのもいいけれど、中国当局には偽ブランド対策とか知的財産保護もしっかりやってくれと言いたくなりますね。(H)
2007年11月16日

エスタブリッシュメントの仕立て屋

御開帳てな感じで、松の欄間が開くと、中から出てきたのは「繊維の宝石」と呼ばれるヴィキューナやカシミヤで織られた高級服地なのでした。ここは銀座・並木通りにある銀座テーラー。新装開店した「銀座テーラーラウンジ」は主に100万円以上の超高級スーツのためのVIPルームです。



松の欄間のほかにも、銀屏風の扉の中から金と銀のお盆に載せられた高級服地を取り出すといった仕掛けも。テーラーなのに、内装のところどころに和の要素を入れているのが特徴です。
部屋の一角には鎧兜が飾れれていました。いま放送中の大河ドラマ『風林火山』の軍師・山本勘助が着用した鎧のレプリカだそうです。鰐渕美恵子社長によると、「お客様はお殿様。わたしたちテーラーはお殿様と助ける参謀でありたいという思いを込めて置きました」とのこと。さすがは政財界の大物を顧客に持つ老舗テーラー。ちなみに技術長の中山さんは現在の日本国首相とその父である元首相のスーツを手掛けているそうです。(H)
2007年11月03日

キャラクター祭り

商権化権ビジネスで最大の見本市「ライセンシングアジア2007」に行ってきました。

会場の東京ビッグサイトはおもちゃ箱をひっくり返したみたいな賑わい。ライセンスビジネスなかでも、キャラクタービジネスの出品がダントツに多く、会場には見たことあるものから見たことないものまで様々なキャラクターの着ぐるみやコスプレが闊歩しているのでした。

こうしてみると、日本がキャラクター大国であることを改めて実感します。かつては子供向けの玩具とかお菓子、あるいは子供服なんかがキャラクター商品の主戦場だったのに、いまでは大人の市場もキャラクターであふれています。街を歩いていて、これだけキャラクターの看板が多いのは日本くらいじゃないのかな。パチンコ店なんてキャラクターだらけですもんね。キャラクタービジネスの市場規模は2兆円とも3兆円ともいわれているそうです。

会場を歩いていると、思わずシャッターをきりたくなる愛くるしいキャラクターたちが……
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