21日夕方、J・フロントリテイリングは、松坂屋銀座店へ「フォーエバー21」が出店すると発表した。
なかば“公然の秘密”として語られてきたフォーエバー21の銀座進出がようやく決定。オープンは4月29日だ。
伊ブランド「グッチ」が撤退する場所に加え、上層階もフォーエバー21が出店する。1−5階、総面積は3000平方bを超える見込み。発表が遅れたのは、既存テナントの調整や他百貨店との駆け引きだったのか。
ファストファッションと呼ばれる業態のなかで、特に若い女性の支持が厚いフォーエバー21の集客に期待。これでファストファッション×百貨店という「敵対関係」から、ファストファッション同士の戦いという構図に変わる。
銀座に限って見ると、ファストファッションと比較されたのは百貨店とラグジュアリーブランドだった。隆盛のファスト勢と売り上げが低迷する百貨店というはっきりとした構図が浮かび上がっていた。
しかしファスト勢が百貨店に出店すると、百貨店とファスト勢が手を組むことになる。フォーエバー21の出店には賛否両論も巻き起こると考えられるが・・・ファスト勢によるパイの取り合いも激しさを増す。
年代や性別など、細かい属性では「H&M」「ユニクロ」「アバクロンビー&フィッチ」と異なるが、こうした銀座先発組とのつばぜり合いにも注目したい。
百貨店は、まだまだ都心の一等地にある。あっと言わせる出店もあるかもしれない。
写真は原宿へ日本1号店を出店した時の様子。
この時は“便乗商売”が出現。行列する人へ清涼飲料水を配る女性や(宣伝で?)おそろいの某カジュアルチェーンのTシャツを着る男性がいた。
そういえば「行列の最後尾はどこですかぁ」と聞かれたっけ。
(市)