
ラフォーレ原宿のトップショップ(正式にはトップショップ/トップマン)が、現在の3倍に相当する約180坪に増床して10月16日にリニューアルオープンするそうです。いまは明治通りに面した2階に60坪の売り場(写真左、8月7日撮影)を構えていますが、完成予想図では1階部分のウインドーもトップショップになっています。ラフォーレ原宿内といえ、見え方としては路面店ですね。トップショップを知らない一見客の来店も相当増えるでしょう。
この増床策が11月上旬に近接地(旧フォレット跡地)に開店するH&Mに対抗するものであることは間違いありません。トップショップは日本での知名度こそまだ低いけれど、本拠地の英国を中心とした欧州では若者に圧倒的な支持を得ています。ロンドンコレクションにも出品し、手ごろな価格でありながらロンドンストリートの流行を左右するほどの影響力を持っている。ファストファッション界の先頭集団(年商1兆円以上)であるH&M、ザラ、ギャップ続く、第二集団(年商5000億円前後)のなかで独自の存在感を持つのがトップショップなのです。
日本では増床したといっても約180坪。ロンドンオックスフォードストリートの旗艦店は3000坪(!)ですから日本の旗艦店と呼ぶには少しさびしいのですが、それでもトップショップの知名度はだいぶ上がると思われます。今後の出店攻勢に向けた布石になることでしょう。
それにしても、この明治通り・表参道の交差点の付近はファストファッションの激戦区になりますね。交差点のランドマークであるギャップ、大人に人気のザラ、観光地にもなっているユニクロのUT(Tシャツ専門店)、そして増床するトップショップ、鳴り物入りでオープンするH&M。交差点の半径80メートルくらいにこれらのショップがひしめきます。十年一昔といいますが、ロードサイド専門だったユニクロが原宿店を開店してフリースで世を席巻したのが1998年です。ファッション業界の変化の激しさを感じずにはおれません。

元気がないといわれていたギャップも今秋から新しいクリエイティブディレクターを起用して商品をテコ入れしたり、日本では日本企画の商品を強化したりと体制を整えています。日本のカイハラデニムや米国のコーンミルズデニムを使った今秋のデニムキャンペーンは話題になりました。原宿店のファサードのデニムラッピング(写真左、8月7日撮影、左側は建設中のH&M原宿店)もインパクトがありました。H&M上陸にむけて、競合たちの動きが活発になっています。
(H)
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