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2007年12月30日

ふぐちりの夜

海原雄山によると、味で他を圧倒する五大鍋とは、ふぐちり、すっぽん鍋、カニ鍋とあと2つ(忘れた)なんだそうです。

私は食べたことのないフグ対してずっと憧れ続けてきました。でも、やはり高嶺の花。雑誌の冬の味覚特集を見ながら「オレはこのままフグと縁のない人生を送っていくんだ…」と諦めかけていました。そんなおり朗報が入ったのです。会社の近くに激安のフグ料理専門店がオープンし、2980円でコース料理が食べれるとのこと。

さっそく仕事納めとなった28日夜、同僚といってきました。小伝馬町の「ふぐどん」。魚問屋が経営する関西系のとらふぐ専門店で、東京では初出店だそうです。

まずはフグ刺し。われわれ欠食児童の前に伊万里の大皿のフグ刺しが出てきたら壮絶なバトルになってしまうのではないかと心配しましたが、お店も心得たもので1人1皿ずつ供されました。「これがフグ刺しか―」。白く半透明の高貴なお姿を見て、思わず拝んでしまいました。

われわれのテンションが最高潮に達したのがふぐちり。「ふぐちり、うめぇー!」「おかわりしましょうよ!」「しあわせ…」。心配したとおり、編集部のY、M、Uの間で鍋の中のフグを巡る醜い争いが始まってしまいました。おっとりしている私は白菜や豆腐ばかり食べるはめになってしまいました。
(H)

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