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2010年10月17日

ミントデザインズの発想



15日夜、アーツ千代田3331で「ミントデザインズ」のファッションショー。

この日は店舗オープンやショー、展示会などが目白押し。
最後の取材がミントのショーだった。

ショーが始まる。

純白の空間にインディゴブルーのドレスやジャケットが並ぶ。
ミントデザインズで、これだけのデニム生地を使うのは初。岡山県の児島へ行き、糸から縫製までデザイナーの2人がデニムに関わった。マーケットには安価な海外製デニムパンツがあふれている。でも、真摯に自前で制作すると、それは手間暇がかかる商品。ミントのデニムを見ると、それがよく分かる。

ショー後、デザイナーの勝井北斗、八木奈央はホッとした表情を見せた。
実は気になった点が1つあったので、その勲章柄を配したドレスに話を向けると「わかりましたか?」(八木)と言われる。業界で活躍したデザイナーなどに贈られる「毎日ファッション大賞」を受賞したので、どうやらそのモチーフ(勲章)らしい。

真摯なものづくりやストイックな内容、そしてジョーク。
ちなみに会場に居たミントのスタッフたちも、胸元に同じ勲章を付けていた。

ショーの前は、大量の取材資料を持ち歩き、体は疲労困ぱい。

しかし、ミントのショーを観て、疲れが取れたような気が。笑
(市)


2010年10月14日

経営統合へ



14日午後、会社から緊急メールが。

都内のホテルで記者会見。
東京スタイルとサンエー・インターナショナルが経営統合、来年6月に共同持株会社を設立することになった。持株会社の名称はTSIホールディングス、資本金は150億円となる。

新会社の代表取締役会長には三宅正彦サンエー・インターナショナル会長、代表取締役社長は中島芳樹東京スタイル社長が就く予定。

社風が大きく異なる両者が組むことで、シナジーをどう発揮していくのか。
東京スタイルは、強固な財務基盤を持つことで業界では有名。直営工場を軸とした生産技術にも定評がある。かつて、村上ファンドのターゲットとなり、委任状争奪戦を繰り広げたことでも話題になった。

一方のサンエー・インターは、ブランドプロデュース力や、特にヤング層のマーケットに強い印象がある。ちなみに今回の経営統合で、ワールド、オンワードホールディングスに次いで、業界第3位の売上高になる。単純計算で年商は1525億円へ。

会見で三宅正彦会長は「攻めの経営統合は、(アパレル企業で)戦後初ではないか。両者は既存ブランドで競合しない」。さらにアジア、特に中国市場を意識した発言もあった。メード・イン・ジャパンの基盤を維持しながら、資金面や店舗数でスケール感が求められる中国への進出を本格化させるようだ。

「対等の精神による統合」「相互の尊重」を強調した三宅、中島の両氏だが、統合の難しさはここから表面化する。

外資勢に対抗すべく、グローバルプレイヤーを目指すアパレル企業は増えそうだ。

今後、業界再編は進むのか−−。
統合というリスクがあっても、世界市場で生き残るためには、攻めるしかない。
(市)


2010年10月13日

JFW−JC



13日午前、素材見本市「JFWジャパンクリエーション」(JFW−JC)の会場に行く。

初日午前中ということもあって来場者は少ない。
東京ビッグサイトでは、そのほかにも大型展示会やイベントが行われている。
こちらは、けっこう人が来ているな・・・。

実は、筆者もテキスタイルの取材ではなく、会場内で行われる記者会見が目的。
JFW(東京発 日本ファッション・ウィーク)のデザイナー育成事業「シンマイ・クリエーターズ・プロジェクト」の会見だ。

会見の内容は今度書くとして、やはりJFW−JCの今後が気になる。

会場内には、仏「プルミエール・ヴィジョン」で高い評価を集めた生地も展示。同展示会で優れた商品に与えられる“PVアワード”を受賞した日本毛織(ウールマーク特別賞)のブースもあった。

生地のトレンドを一堂に会した設営もあり、興味深い。
テクノロジーを駆使した展示やクラフト感をアピールした生地が満載。
ここは学生らしき人物が多い。

デザイナーやアパレル企業の関係者もチラホラ見かける。見る人はみているJFW−JC。

開催は15日(金)まで。

筆者は宣伝マンではないが・・・やはり素材は見た方がいい。
(市)


2010年10月12日

攻めるオンワード

12日午前、オンワードホールディングスの決算取材。

同社の水野健太郎社長は、ブランド軸の経営が奏功し、今下期から増収戦略を推進することを明らかにした。

第2四半期(3−8月期連結)の数字を見ると基幹ブランドが回復。
売上高は4・4%減の1164億円となったが、営業費の削減で営業利益は15億6900万円(前期は2億6300万円の黒字)と大幅に改善した。経常利益は2・3%増の26億4100万円。

水野社長の発言を聞いても、自信が感じられる。
また単品ベースでも「思いを込めた商品」に当たりが出ているという。

伊勢丹新宿店へ開設した「23区」「自由区」も好調で、来春には「23区」で直営路面店をオープンさせる。約600平方bの店舗で、場所は銀座中央通り沿いだ。今後は「ICB」「組曲」でも開設するかもしれない。

「路面店をオープンしても、隣接する百貨店(インショップ)とはバッティングしない。むしろシナジー効果が望める」(水野社長)。

買収したアイランド(ブランド=グレースコンチネンタル)も好調に推移。
ファッションビルの開拓を念頭に置いた政策も順調に進む。

注目したのは中国市場の動向。

「尖閣諸島の問題で、当社に影響は出ていない」とする。
また上海・南京西路に主力ブランドを集めた大型路面店の開設を計画。
旗艦店を軸としたブランド戦略をアジアでも本格化させる。同社は常にこうした調査・検証を重ねている印象だ。

攻めに転じる国内アパレルの代表格になれるか−−今下期に注目。
(市)

2010年10月11日

国会で撮影

先週末に勃発した民主党、蓮舫行政刷新担当相の国会内撮影問題。

撮影自体がダメなのか。
筆者も「VOGUE NIPPON」11月号を見た、しかしどこが問題か分からず・・・。
突如として「国会のルールに違反している」と問題視され、主に自民党女性議員とのバトルになってしまった。

国会事務局によると、私的な宣伝や営利目的でなければ写真撮影を認めているが、同党は対応を明言せずに持ち帰った(※時事通信から引用)。

なるほど。

その後、100万円以上のスーツを着ていたことなどがメディアに取り上げられていた。
誌面では、●○レンティノのスーツなどを着ていたが。事業仕分けの象徴とされる人物が「高額なブランド物を着るのはいかがなものか」とコメントする人もいた。

国民感情を逆なでしている、と思われても仕方ない。

でも、こんな形でファッション業界が注目を集めるとは・・・。

世界の「通貨戦争」で日本が円高に追いやられ、多くの日本ブランドで輸出に影響が出ている。デザイナーズブランドもしかり。

経済の成長センターである中国やインド、東南アジアなどへ輸出するため、各国が(輸出に有利な)通貨安を黙認している状態。また、域内の関税を撤廃する自由貿易協定(FTA)の交渉・締結も、立ち遅れている日本。

繊維・ファッション産業のために仕事をして頂ければ「これくらいは・・・」と思うのだが。
(市)



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