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荒治療はVMDからMD。
小売店、メーカー問わず、売り場でVMD指導をしていると、必ずといっていいほど、
延長線上に、MD・マーチャンダイジングの問題にぶち当たります。

・このカテゴリーのターゲットは誰?目的は何?
・なぜ、むやみやたらと在庫が多いの?
・テーマ設定は?分類基準は?
・そもそも、この商品、必要ですか??
・もうちょっと、こういうの、ここに必要なんちゃう???

売り場改善の依頼を受け、指導しているときの、私の心の叫びです

もちろん、クライアント様と、延長線上として、そのようなお話をさせていただきます。


すると、クライアント様、気づくのですね、初めて。

「ん?そういえば、これ、いらんかもね。」って。

「逆に、ここに、こういうの、あったほうがいいかもね。」って。


MD→VMDの流れが、本来の姿だけど、

VMD→MDの流れで、考え直してみる。



荒治療だけど、意外と実践的。
手っ取り早い方法なんです!

全ての形態に適してるわけではないのですが、
中〜小規模くらいの、まだMDがさほど固まっていない、
リアルショップメインの小売店には効果的です!

一度、自店を、「VMD→MDの流れで考え直して」みてください。
きっと、見えなかったものが見えてきますよ〜

わかならければ、お気軽にご相談くださいね

ではでは
 2011/01/07 15:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
『MD(マーチャンダイジング)<3>』
8月も残すところあと3日、涼しい日が多くなって、いよいよ秋モードに突入ですね


今日は、『MD(マーチャンダイジング)<3>』をお届けします。


MDを組むときは、

「誰に・何を・いくらで・いつ・どのように・どのくらい」

を想定することが大切!と言いました。


前回は、MDを組む上で大前提になる、「誰に」(ターゲット設定)について解説しましたが、

今回は、「何を」について解説します。


■ 「何を」販売するのか?


「何を」は、もちろん、商品そのものを指します。

しかし、商品と一言で言っても、範囲は広うございます。

その広い商品郡に中から、一体「何を」揃えればいいのか?

それには、商品をある基準で分類した商品分類を参考にすると、
考えやすくなります。

商品分類には、いろんな分類基準がありますが、

一般的な分類について説明します。

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★オケージョン別分類

オケージョンとは、「時・場所・場合」などのことで、ファッション業界では、
その商品を着用する【場面】を指します。

分類方法は色々ありますが、最近のファション業界では、
以下の4つのオケージョンに分類するのが一般的です。

【オン・タイム】

●オフィシャル・オケージョン…職場、学校などの場面に着ていく服装。

●ソーシャル・オケージョン…冠婚葬祭、パーティーなど公的な場面に着ていく服装。

【オフ・タイム】

●プライベート・オケージョン…趣味やレジャー、スポーツなどの場面に着ていく服装。

●ホーム・オケージョン…家でくつろいだり、近所への買い物などの場面に着ていく服装。


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★イメージ別分類

ファッションイメージに基く分類です。

トレンド商品やコレクションの解説などでも、これらのイメージキーワードをよく
見聞きすると思いますが、それは、商品を企画する際、ファッションイメージを
明確にしてから企画を進めていく、という背景があるからなんです。


以下に、代表的なイメージ分類を10種類挙げておきます。

●クラシック…上品、伝統的、保守的なイメージ
         (例:シャネルスーツなど)
●エレガント…優雅、洗練、ドレッシーなイメージ
         (例:ドレープ、フレア使いなど)
●ロマンチック、フェミニン…甘い、優しい、柔らかいイメージ。
         (例:フリル、レースリボン使いなど)
●プリティー…明るい、可憐、可愛いイメージ
         (例:リボン、花、パフスリーブなど)
●スポーティブ…活動的、積極的、健康的なイメージ
         (例:Tシャツ、ジーンズなど)
●アウトドア…野性的、活動的、機能的なイメージ
         (例:ダウンジャケット、サファリスーツなど)
●ナチュラル…自然、リラックス、自由なイメージ
         (例:シンプルな生成りのシャツやパンツなど)
●エスニック、フォークロア…民族的、アジア的、アフリカ的なイメージ
         (例:重量感のあるレイヤード・スタイルなど)
●マニッシュ、マスキュリン…シャープ、クール、男性的なイメージ
         (例:テーラードスーツ、トレンチコートなど)
●モダン…都会的、クール、宇宙的なイメージ
         (例:直線的で大胆な配色のコーディネートなど)

※「スポーティブ」と「アウトドア」を一緒にして、「カジュアル」というケースもあります。


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★テイスト別分類

ファッションテイストに基く分類です。

大きく以下の3つのテイストに分類されます。

●コンサバティブ…控えめで保守的なスタイル。

●コンテンポラリー…現代的な時代感覚にあったスタイル。

●アドバンスド…先進的で革新的なスタイル。

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★系統別分類

ファッション系統に基く分類です。 

今よく使われている、○○系と呼ばれる分類方法ですね。

上の3つの分類方法は、ある意味、不変的なファッションの要素といえますが、
この○○系と呼ばれる分類方法は、ファッション要素というよりは、消費者側から
自然発生的に生まれてきた、ファッションスタイルそのものを表すことが多いです。

今までの概念では説明しきれない、新しいファッションスタイルを、○○系と
ひとくくりにして表すケースが多いんですね。

ですから、どんどん新しいものが生まれては消えていきます。

以下、最近の代表的な例を挙げておきます。

例 : ストリート系、裏原系、ギャル系、109系、サーフ系、ロリータ系、セレブ系、
    グラマラス系、JJ系、赤文字系、スポーツ系、B系、お姉系、神戸系、ロマ系、
    インポート系、サロン系 などなど。


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アパレル商品といっても、大きく以上のような分類ができます。

自店のターゲット層のニーズを把握したうえで(ここが肝心)、

どの商品分類が自店で揃えるべき商品郡なのか?を考えてみてください。


ちなみに、今秋(08AW)は、イメージ分類の中の、

●エスニック、フォークロア

の波が来ていますね

事前にトレンド情報を察知し、この分類をあてはめたMDを組めている店舗は、
ターゲット層にもよりますが、今秋、波に乗った売り方をできていると思います


以上、ご参考に
 2008/08/29 12:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
『MD(マーチャンダイジング)<2>』
本日のテーマは、『MD(マーチャンダイジング)<2>』です。


前回の『MD(マーチャンダイジング)<1>』で、MDを組むときは、

「誰に・何を・いくらで・いつ・どのように・どのくらい」

を想定することが大切!と言いました。

今回は、それら要素の中で、 「誰に」 について解説しますね。


■ 「誰に」 販売するのか?


「誰に」販売するのか?は、MDを組み立てるうえで、基本中の基本、
大前提の要素となります。


一般的には【ターゲット顧客】とか【想定顧客】と呼びます。


【ターゲット顧客】が明確でないと、そもそも、ショップコンセプトや
ブランドコンセプト自体の設定ができません。


ですから、何よりもまず最初にターゲット顧客の設定ありきで、
顧客像を明確したうえでMDを組んでいく必要があります。


さて、ターゲット顧客の設定の仕方ですが、まずは、消費者を必要に応じて
細分化します。


そして、その中で、どのグループの消費者を自店の顧客として定めるか、
ということを考えていきます。


消費者の細分化の基準は、以下のようなものがあります。


・人口属性基準
  年齢・マインド・性別・収入・家族構成・学歴・職業など

・地理基準
  国・地域・立地・気候など

・心理基準
  性格・ライフスタイル・パーソナリティー・ファッション感度、テーストなど

・行動基準
  価値観・オケージョン・ブランドやショップの選択、忠誠度、広告や価格への反応


例えば、人口基準で細分化、設定すれば、

「28歳・女性・年収300万・家族と同居(独身)・4大卒・メーカー勤務」

という感じになります。


顧客像を絞り込むことで、それ以外のお客様が来ないのではないか?
客数が落ちるのでは?と心配する方もいらっしゃいますが、
その点は心配後無用です


顧客像を絞りこむことで、提案がより鮮明になり、
わかりやすく魅力的な店舗になるため、ターゲット顧客層はもちろんのこと、
幅広い客層が来店するようになったというケースは往々にしてあります。


もちろん、想定した顧客ターゲットは、一度決めたら変えてはいけないということ
ではありません。


結果を見ながら、良くない場合は、随時修正をしていく必要があります。





 2008/07/29 12:53  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
絶対理解しておくべき店舗運営の基礎知識『MD(マーチャンダイジング)<1>』
コンサルティングや店舗クリニックで、ショップ様や企業様にお伺いすると、
スタッフや経営者の方々に、改めて、


「中谷さん、MDって何ですか?」とか、
「VMDって、どういうことですか?」とか、聞かれることがあります。


わかっているようで、実はよくわかっていないという方が、結構いらっしゃいます。
特に、中・小規模のショップ様や企業様に、教えられる機会もなく、
わからないまま今に至ってしまったというケースが多いです。


残念ながら、それでは、競争の激しいファッションビジネスの世界で生き残っていくのは、
難しいですね


そこで、「絶対理解しておくべき店舗運営の基礎知識」と「売上アップ・利益確保のコツ」を、
このブログを通じてお伝えしていきたいと思います。


一つのテーマを何回かに分けて解説していきます。


悩める店舗関係者様、どうぞご参考にしてください


本日のテーマは、『MD(マーチャンダイジング)<1>』です。


■MD(マーチャンダイジング)とは?


MD(マーチャンダイジング)とは、品揃え計画、または、商品化計画のことを意味します。


小売店なら「商品仕入れから販売までのプロセス全般」、
アパレルメーカーなら「企画・生産・販売までのプロセス全般」となります。


MDは、MerchandisingのM+Dを略したもので、
Merchandise(マーチャンダイズ)=取引する、売買する、販売を促進する、が語源です。


簡単にいうと、MDとは、

・商品を発注し販売する
・商品を企画し生産し販売する


を計画し実行することなのですが、ここで肝心なのは、

・「誰に」
・「何を」
・「いくらで」
・「いつ」
・「どのように」
・「どのくらい」
 

販売するのか?

を考えるということです。


小売店の場合、仕入計画・販売計画=MDと思っている方が多いようですが、
それだけではMDを組んだとは言えません。


「誰に」「何を」「いくらで」「いつ」「どのように」「どのくらい」まで想定して、初めて、
MDを組んだ、ということになります。


中には、仕入計画・販売計画すらきちんと立てずに、勘や経験のみを頼りに、
いきなり仕入れに出向いてしまうバイヤーさんもいるのですが、言語道断です!


さて、あなたのお店は、

シーズンを通した仕入計画・販売計画はきちんと立ていますか?

「誰に」「何を」「いくらで」「いつ」「どのように」「どのくらい」を想定したMDを組んでいますか?

できていなければ要注意、危険信号ですよ。



>>次回に続く 『MD(マーチャンダイジング)<2>』


 2008/07/16 23:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール
中谷 恭子(なかや きょうこ)
大手アパレル会社にて、専門店営業、直営店指導などを経験。現場で培った経験をもとに、 ファッションビジネスコンサルタントとして独立。 2003年経営コンサルティング会社・(有)ネオナレッジを設立。 中小〜個店までを対象に、現場主義、顧客の視点に立ったコンサルティング活動を実施している。セミナー、講演等も多数。関西在住。

中谷 恭子 プロフィール
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