光触媒ってご存知ですか?
先日、日本の繊維業界ではいち早く【光触媒】技術を手掛けられた廣瀬又一の丸山さんが来社された。

光触媒技術は日本が圧倒的に世界をリードしているハイテク技術と最近、TV等の媒体でも取り上げることが増えたため、ご存知の方も多いかと思います。

光触媒を簡単にご説明すると二酸化チタンに光が当たると活性酸素が発生し汚れ、細菌、排気ガス、ホルムアルデヒト、悪臭分子などを二酸化炭素と水に酸化分解してしまう何とも超不思議で便利な先端技術です!

用途はビル、自動車の内外装加工にはじまり医療、電気業界、そして衣料品と食品以外のジャンルをほぼ網羅する!



丸山氏はこの技術を私がまだアパレルに在籍していた約10年ぐらい前にご紹介いただきました。
当時はまだ繊維に加工するには幾つかの問題点がありましたが、その後、ガイアクリーンと言う商標で市場展開され成功されました。

一昨日の繊研記事にも【繊維評価技術協会は廣瀬又一のガイアクリーンに光触媒消臭加工マークを初めて認証した。】とニュースになってました。

一見、地味な開発かと思いますが、地球の汚染に人間に無害でローコストな発見だったと思います。

衣服でもユニクロさんからもヒートテックに続いて世界に出たら素晴らしいJAPAN COOLですね!
 2009/06/18 21:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


加藤さんお疲れさまでした!
20日の水曜日
青山のダイヤモンドホールにて潟tランドルの加藤副社長の「お別れ会」に参列させて頂きました。

加藤さんと言えば、オンワードさん時代の「組曲」を始めとする数々の新ブランド開発を手がけられ その後レナウンさんに移籍されてからもSPA事業開発役員として新たな風を巻き起こされました。

その意味ではフランドルさんに移られ、更に新たな戦略を栗田社長と検討されている真っ只中での突然の出来事だと思います。

私は、ほんの3,4年の御付き合いをさせて頂いただけですが、頭の低い庶民的なところが好きでした。

一番、記憶にありますのは、渋谷に暫し、いらっしゃった時代に近くの「昔ながらの給食パン屋」を見つけられ みんなの分を買われ配られた事を楽しそうに語っていた時のお顔が印象的でした。

また骨董通り近く「立ち食いそば屋」(実際はカウンターですが・・・)に1人で入っていく後姿を幾度か拝見し 全く気取らない方だと感心しました!

服以外でも自らが動いて良い物を率先して見つけ、ヒトに教える!
コレがトレンドに限らず目利きな加藤さんの基本スタンスではと思います。

昨今、時代の潮流が大きく変わり 現在の大手アパレルが発展した環境は2度と来ないと言います。

また加藤さんのような面白いギョウカイジンも生まれて来ないような気がするのは私だけでしょうか。。。

田山さんもきっとショックで有った事と思います。。。

本当にお疲れさまでした!(黙祷)



 2009/05/23 20:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


知ることは行うこと!【テキスタイル実習】
日頃、テキスタイルの産地や工場に行くきっかけの少ない販売職、バイヤーさん達の強いニーズを受けて昨年、社会人向けの実学テキスタイルスクールを専門学校とコラボで開催致しました。

結果は思いのほか好評で、商品系から営業系、コダワリ系アパレルの新人教育目的と幅広いジャンルの方々が受講されました。

受講生の方々からは、プチファクトリーで職人気分を味わえた等、普段、モノヅクリの現場を見たことのない方々には特に喜んで頂いたようです。

また某セレクトショップの人事さん、生産部長も見学に来られ今後の社員教育でコラボ実習の検討打診がありました。

今年は更に『ニット』を追加し『織り』『染色加工』の3ジャンルで開催することになりました。




このスクールのポイントは・・・
■産地や染色、織物工場、ニット工場などになかなか行けない『販売職、バイヤーの方々』を中心に営業職、更には企画系のMD,デザイナーパタンナーさんでも再度メカニズムをしっかり知っておきたい!と言う方々に最適な実習体験型の実学セミナーです。

■社会人の方々は皆さん時間が無い!
その中で最低の工程を体験して頂き、必ずお仕事に生かしていただくと言う濃縮された内容だと思います。
通常の座学での知識詰め込みでは、眠くなるだけで実感が無く、自分の手で『染める』、『織る』、『編む』・・・と言う体験をした方々はその後の自信に繋がる事、間違いありませんね!



■ご興味のある方は・・・

大塚テキスタイル専門学校
土曜テキスタイルスクール

〒160-8560 東京都新宿区須賀町10番地
TEL 03-3357-3671 FAX 03-3226-9745
MAIL info@otsukagakuin.ac.jp
URL : http://www.otsukagakuin.ac.jp
ケータイでも資料・願書請求可






 2009/05/18 00:00  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)


Woods Canada AW collection
先日、UAのO君と赤坂近辺でランチをした際、知人の潟gランテンジャパン菅沼さんがアウトドアブランド『Woods』の展示会を近くでやっていると聞き立ち寄らせて頂きました。

場所はカナダ大使館の4階にある素晴らしい景観(カナダ風石庭?)の展示会場である。

さすがにオタワで1885年創業から125年の歴史あるブランドなのでカナダ大使館のバックアップも熱いようです!
有名なノルウェーの探検家アムンゼンのチーフスポンサーを始め、極地を制覇する冒険家のサポートで築いた歴史と信用は今も顕在です。



丁度、私たちオジサン達もポパイ時代のHeavyDutyに始まり90年代のアウトドアブーム絶頂の時には、キャンピングカーを買ったりカヤック、フライフィッシングなどにのめり込んだ方ですので懐かしさ一杯です。

そしてファストファッションだらけの環境にになった今、まさにリバイバルの予感がしました!
と言うより当たり前ですが質実剛健が見直される時代、まさにアウトドア ウェアはその代表ですよね。



特に写真にあるような本当のカウチンセーターは非ウールで軽いものしか売れなくなったトレンド追随市場に逆行するようですが、そのドッシリとした適度な重さも着るものに存在感を感じさせます!

アンチマスファション!売れそうですネ〜!

皆さんも伝統と現代のスタイリッシュさが融合された WOODS CANADAの拘りとデザインを是非、店頭でチェックしてください。



 2009/04/30 20:28  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)


古典織物の美
長年の知人で古典織物を生涯の業として追求し続ける中島洋一氏の個展を西荻の数寄和(ギャラリー)に尋ねました。




中島氏は歴史的な文化財の保存修復を専門に当時の『布切れ』の断片から時代を推測し再現すると言う大変珍しく又、貴重な仕事をされている。

例えば、当時使われている絹を再現する為に蚕でさえ古代蚕品種に近い繭を捜し選び、機械でなく手で繰糸する。当然、製織は手織りになる。。。

そういった物理的な分析、再生技術だけでも気の遠くなる仕事ですが、中島氏は更に先人の気持ちに成りきる事が重要である事を強調する。

それは模様への拘りである

先人が模様に秘めた願いや心がメッセージとして時代を超え訴えてくるそうだ。

なるほど、「五穀豊穣」「子孫繁栄」「延年益寿」等、先人の吉祥を願う気持ちが込められた図柄である事を作品ごとに教えてくれる。

そして現代人が忘れかけた「幸せ」とは何かを教えてくれる。

例えば、私も購入しました下記の『匂袋』ですが・・・
 

栗鼠葡萄唐草文錦(りすぶどうからくさもんにしき)■と言うそうです。

こちらの内容は織物14世紀の錦を復元され 原料となる絹の品種は『四川三眠』と『あけぼの』と言う蚕から糸を紡いだとの事です。染色は天然染料で『藍』と『やしゃぶし』です。

こちらの文様の意味は・・・
まず栗鼠(りす)は古代中国から繁殖力の旺盛な鳥獣の代表とされるようです。そして豊饒な葡萄(ぶどう)の実と人類最古からの柄と言われる蔓(ツル)も全ては『子孫繁栄』を願う縁起の良い文様との事です!

他にも古代織物にはキモノをはじめ現代でも何気なく周りで見かける文様の起源と意味があるようです!
皆さんも古代ロマンを探してみてください!

■ 中島洋一氏 略歴

1955 埼玉県秩父市に生まれる
1978 多摩美術大学 デザイン科 染織デザイン学科 卒業
1978 - 1998 大塚テキスタイルデザイン専門学校 勤務
1986 - 現在 文化財修理に伴う古典織物の制作
1991 - 2000 杉野女子大学 非常勤講師
1999 - 2001 多摩美術大学 非常勤講師
2000 - 2004 東京文化財研究所 特別研究員
2003 - 現在 東北芸術工科大学 非常勤講師
2007 - 現在 JICA 海外青年協力隊 技術専門員
2008 - 現在 玉川大学 非常勤講師

所属学会
文化財保存修復学会、日本シルク学会、蚕糸学会

研究発表
2003 文化財保存修復学会第25 回大会ポスターセッション
「イラン・中国における空引機による錦織物保存の調査と研究」
第51 回日本シルク学会口頭発表
「バングラディシュにおける繭と絹織物の調査と研究」
2004 文化財保存修復学会第26 回大会口頭発表
「蚕品種とその保存の違いによる絵絹劣化の研究」
第52 回日本シルク学会口頭発表
「ベトナム少数民族の養蚕から織物まで」
2005 第53 回日本シルク学会口頭発表
「生繭・蒸殺繭・塩蔵繭による比較研究」
2007 トルコマラマラ大学 FRENDSHIP AND PEACE ON THE SILK ROAD 口頭発表
「古典織物に観る日本人の美意識」

受賞歴
2006 第26 回 伝統文化ポーラ賞 奨励賞 
2007 第27 回 民族衣装文化功労者 きもの文化賞



 2009/04/18 17:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
中谷 重明(なかたに しげあき)
有限会社インターセンス主宰
アパレル時代はSPAブランドを中心に通算約50ブランドのテキスタイル担当として素材開発、調達、取り組み等のオペレーション業務を経験。今後とも「アパレル」「リテール」側の視点に立った素材開発と産地特有のモノ造りの接点でお役に立ちたいと思います。

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