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特別視しない
 色落ちしないデニム、色落ちしにくいデニムという商品が少しずつ出てきている。
もちろん、そういうニーズがあるから開発され投入されているわけだが、ジーンズ業界人やデニム関係者は「色落ちしてこそデニム」「色落ちするからデニム」「色落ちこそデニムの魅力」という固定概念に凝り固まっている人が多いと感じる。

しかし、デニムの初見の色合いが気に入って買った場合、できるだけ色落ちしてほしくないと思う消費者は筆者も含めて多い。

また、他の衣類や家具への移染が「迷惑だ」と考えている消費者も少なからず存在する。

ビジネスとしてはそういうニーズは取り込んで売上高の拡大を目指すべきだと考える。

初見の色合いから色落ちしてほしくないと考える消費者は、デニムを「特別な生地」や「特別な色」とは見ておらず、全素材・全カラーのうちの一種類だと見ていると考えられる。

だから、初見の状態から色落ちしてほしくないと考える。

いわゆる、「色落ちを楽しむ」人は、デニムを「特別な素材」「特別なカラー」だと見ているのだろう。

今後は、デニムをカラー・素材の一種だと見る消費者が増え、「特別視」するマニア層は増えないのではないか。

マニア層に向けた素材提案はもちろん必要だが、マス層に向けた取り組みを欠くと、国内のデニム生地メーカーは、今後、海外勢にシェアを削り取られることになるのではないだろうか。
 2017/04/28 09:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

駄作で金をもらってこそプロ
 島本和彦の漫画の中でこんな名セリフがある。

「駄作で金をもらってこそプロ!」

これはなかなかに深い。
ブランドも同じではないかと思う。

「駄作」で良いとは思わないが、「駄作商品でもそれなりの高値で消費者が「納得」して買ってくれてこそブランド」ではないのか。

「なんでこんな何の変哲もない商品がバカ高い値段で売れるんだろう?」というブランドが市場にはいくつも出回っているが、それを「詐欺だ」と断ずるのは簡単だが、「何の変哲もない商品を高値で売れるようにした」施策や技術、手腕にこそ注目し、自社に導入すべきではないか。

それこそが「ブランド」の根源的なものといえる。


 2017/04/27 10:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

そろそろ限界
 イオンモールの新規出店もそろそろ限界に近付いているのではないかと見られる。
大阪でも堺・鉄砲町にオープンしたが、これは北花田店と5キロくらいしか離れていないから、意味が無い。

神戸市・兵庫区のイオンモールの開店が3度目の延期となった。


神戸・兵庫区のイオンモール 全面開業また延期、9月に
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201703/0010021897.shtml

イオンモールが、神戸市中央卸売市場本場(同市兵庫区)の西側跡地で建設中の大型商業施設「イオンモール神戸南」(仮称)について、全面開業の時期を今年6月から9月に延期することが21日分かった。テナント誘致が滞っているためで、食品スーパーなど一部売り場は予定通り6月に先行開業する。同施設の開業延期は3回目。市は延期を認める条件として約1億5千万円の支払いを求める。

とのことで、テナント誘致が進んでいないのが理由の一つである。

中央卸売市場の跡地ということで立地条件がもともと良くなく、テナント誘致には苦労すると言われていたが、図らずもそれを証明したといえる。

立地が悪いことから、開業後も相当に苦戦をするのではないかと考えられるが、回遊魚のように止まったら死ぬ体質であるイオンは今後もこういう出店をやめられないのだろう。
 2017/04/25 10:45  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

安くても売れません
 「ユニクロは安いから売れる」なんて言ってる業怪人もいまだにいるが、それなら、ショッピングセンター向けの低価格ブランドで不振ブランドがあることを理論的に説明してもらいたい。

また究極の低価格商品を扱うバッタ屋でも売れるバッタ屋と売れないバッタ屋があることを理論的に説明してもらいたい。

結局、売れるか売れないかは、店作り、品ぞろえ、販促、接客などの要因が絡み合って生まれるのであって、安いから売れるわけではない。
安くても売れない店、売れないブランドは掃いて捨てるほどある。

いまだにユニクロに対して「安いから売れているだけ」なんて思っている人が多数いるような業界だから、不振に陥るのである。
 2017/04/24 10:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

さらば楽天
 ウェブ通販の中で、楽天がパッとしない。
先日の日経MJでは「さらば楽天」と題した記事が掲載され、出店業者の楽天離れの実態が書かれていた。

もうずいぶんと前から、楽天市場の出店者は4万店台で足踏みが続いている。
ヤフーショッピングはすでに2年ほどまえに30万店を突破しており、今では40万店を突破しており、楽天の10倍の出店者数となっている。

出店社数が多いことが絶対的に良いことだとは思わないが、出店業者からの支持率のバロメーターの一つであることは間違いない。

また国内Amazonにも押されて楽天の存在感は薄れる一方に感じる。

先ごろ、Amazonファッションウィーク東京が終わったが、いわゆる東京ファッションウィークのスポンサーをAmazonが引き受けたということだが、メルセデスベンツがやるよりも親和性が高いと感じる。

しかし、このスポンサーに楽天が立候補しなかったところに、企業としての勢いのなさを感じ、Amazonの勢いを感じる。

ファッションに関してはZOZO、Amazonの二つで事足りてしまうと感じるから、楽天は今後さらに存在感が薄まるのではないか。
 2017/04/20 10:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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