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買い手がいない
 「キャナライズ」が瀧定大阪から独立 新体制に

https://www.wwdjapan.com/390293



昨年の秋に200数十億円にものぼるデリバティブの巨額損失を計上した瀧定大阪だが、それを受けて、すでに製品ブランド事業の売却・廃止・縮小の方針を打ち出している。

現在、所有しているブランドは売却されるか廃止されるかであり、売却されるのが嫌ならば、現在のブランド経営陣が独立するほかない。

売却先を探しているがなかなか売れないという噂を耳にしていたが、ここは独立するを選択した。

瀧定大阪に限らず、現在、売却先を探しているブランドは業界に数多くあるが、そのほとんどに買い手がつかない状況であるといわれている。

不振ブランドなんて買っても自社の損失を拡大するだけだからである。
ある人にいわせると「逆に金をつけて引き取ってもらうくらいでないと無理だろう」とのことである。

まあ、そんなわけで、今後、有名なブランドが売却されたり廃止されたりということが頻繁に業界で起きそうだ。
 2017/02/28 10:11  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

同質化
 ファッションビルを回るたびに思うが、どのブランドも似ていて区別ができない。

かつて近鉄百貨店のソラハが開業した3年前に取材したが、レディースブランドはどれも白・ボーダー柄・デニムで区別ができなかった。

区別ができないならその中から一番安いブランドで買うということになるのは当たり前のことである。

最近では、西海岸系ブランドが増えているが、これも区別ができない。
アーバンリサーチのサニーレーベルとアダストリアのベイフローは本当に店だけ見ていると区別ができない。

同質化はここに極まっているといえる。
 2017/02/27 10:36  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

時代は変わった
 そういえば、10年位前にユニクロのアニメ柄Tシャツを見たときは、アニメイトかよと思った。
あんなアニメキャラがプリントされたTシャツなんて誰が着るのだろうと思ったが、そこから毎年作り続けられているということはそれなりに売れているということになる。

2010年ごろからは、ユニクロ以外でもアニメキャラクターのプリントが入ったTシャツがあちこちで売られるようになった。

80年代・90年代ならオタク用商品だったものが、いつの間にかマス向け商品に格上げされたということである。

そういえば、昨年11月にもヨウジヤマモトとサイボーグ009のコラボ商品が発表されたが、島村ジョーが前身ごろにデカデカと描かれたセーターなんてだれが買うんだろう。

しかし、ヨウジヤマモトというビッグネームがサイボーグ009とのコラボ商品を作る時代になったということで、本当に時代は変わったと感じる。

カルチャーの主役はアニメ・漫画で、ファッションは脇役になったということである。
 2017/02/24 10:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

意味のないプレミアムフライデー
 プレミアムフライデーなんてほとんど意味がない。

あれは役所だとかオフィスワーカーの発想で組み立てられている。
彼らは基本的に土日祝日が休みである。

しかし、現在、そういう典型的なオフィスワーカーは減っており、むしろ店頭での仕事に従事するサービス業で就業する人数が増えている。
どこかの統計だとサービス業従事者のほうがオフィスワーカーを上回っていたと記憶している。

店頭が動いているということはサービス業者の本部もある程度動いていないと不慮の事態には対応できないことになり、サービス業者の本部のオフィスワーカーもシフト制か何かで土日祝日も働いていることが多い。

プレミアムフライデーをやることで、今やマジョリティとなったサービス業者はさらに過重労働を強いられることになる。

カジュアルフライデーと同様に数年後にはなくなってしまっている制度になるだろう。
 2017/02/22 10:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

デメリットゼロのシステムは存在しない
 アスクルの倉庫の火災がいまだに鎮火せず「明日来る」どころか「明後日も来ない」状態が続いている。

出火原因やなぜスプリンクラーが作動しなかったのかなどの原因は今後追求されるとして、消火作業が長引いているのは別の要因がある。

太陽光発電パネルがネックになっているのである。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170220/4065801.html

さらに、屋上に敷き詰められていたソーラーパネルにも引火したということです。

消火活動が長期化している理由について、消防は建物の2階と3階には窓がほとんどなく、外からの放水が難しく、屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると、消防隊員が感電するおそれがあるため、直接、放水することができませんでした。

とある。

太陽光発電はエコで安全というイメージだが、このようなデメリットもあるということだ。

太陽光発電に過度に依存した街づくり・国づくりを進行すると火災に極度に弱い街や国ができてしまうということになる。

この世に「デメリットゼロ」のシステムなど存在しないということである。

筆者も含めて平和ボケな人々はともするとどこかに「デメリットゼロ」のシステムがあると勝手に夢想してしまう。

太陽光発電に限らず、業界で起きているさまざまな問題への対処法もデメリットは必ずある。
何事にも過度な依存は危険極まりないということである。

 2017/02/21 10:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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