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目の付け所がシャープすぎるだろ
 シャープが世界に向けて8Kテレビを販売するというアホなニュースが報道されている。

4Kテレビでさえ売れずに値崩れを起こしているのに、さらに鮮明な画像の8Kテレビなんてもっと売れないことがなぜわからないのか。

現在のハイビジョン放送ですら画像は鮮明化されており、女優の小じわ、シミ、ソバカス、毛穴がくっきり見えて気色悪いのに、さらに鮮明な4K、それよりもさらに鮮明な8Kなど必要があると思っているのだろうか。

さすがは目の付け所がシャープwwwwwwwとしか言いようがない。

こういう過剰機能の積み上げは売れ行きを改善する切り札でもないし、価格下落を止める有効な手段ではない。
もちろん、最低限度の機能性や品質は必要だが、過剰機能を積み上げていっても無駄である。

これは繊維、洋服の製造加工業者にもいえることである。

まあ、そんなわけでこのブログも年内は今日までの更新としたい。
皆様、良いお年を〜
 2016/12/28 10:48  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

たしかに無理
 こういうコメントをいただいて、まさしくその通りだと思う。

クラウドファンディングを頑張っている人を引き合いに
出しましたが、別にアンチでもなんでもありません。
「地元を盛り上げたい」等という言葉を使って150万円集めたところで、
工賃仕事をしている縫製工場は潤う訳が無い。たかが1000枚超えようが
鼻くその様な数。
支援した人は、ファンディングを試みた人を一時期助けただけ。
だったら工場自身が動くべきなんでしょう。

もう無理なんですよ。。。

メールアドレスがなくて個別にお返事することがかなわないので、こちらで紹介させていただく。
日本の繊維製造加工業がゼロになることはないが、現在残っている企業すべてを今後も残すことはまず不可能だということは激しく同意する。

特定の何社かが残るというのが現実的だろう。
それが最大限の最善の未来ではないかと思う。

残りたいということで、自社製品開発に取り組み工場もある一方で、下請けに甘んじている工場も数多くある。
自社製品開発に取り組んでいる工場も、デザイナーとの契約料をケチって勝手に自分たちでへんてこりんなデザインを作って、「売れない」と嘆いていたりとか、マーケティングやらに基づかないで、勝手な思い込みで明後日の方向に販売して成果が出なかったりだとか、そういうことは珍しくない。

上手く行っているのに、なぜだか、経営者一族のみが突如として贅沢をし始めて、従業員の心が離れてしまう工場なんていうのもある。

そんな状況なので工場自身が「生き残りたい」と本当に思わない限り、どんな支援も焼け石に水だったり、一時しのぎに過ぎなかったりする。

過剰に人間の感情や気持ちに依存することは嫌いだし苦手だが、いくら周りが条件を整えようとも、本人(法人も含めて)がやる気にならないとどうにもならない。



 2016/12/27 10:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

見た目が変わらないなら安いほうで買う
 やたらと「実用衣料とファッション衣料は違う」と十年一日のごとく主張し続ける人も多いが、それはその通りだが、そんなことを叫び続けても何の意味もない。

現在の洋服の低価格化の原因の一つは、その実用衣料とファッション衣料の見た目の差がほとんどなくなったからだ。

見た目があまり変わらないなら安いほうを買うのは当たり前で、別に非道徳的な話ではない。

OEM・ODM・OBMなどの業界に「丸投げインフラ」が過度に整備されたことが大きい。
低価格ブランドも百貨店ブランド・ファッションビルブランドも同じ先に丸投げしており、作る側が同じだから、どれもほぼ同じような見た目に仕上がる。

その結果、低価格ブランドの見た目は良くなり、百貨店・ファッションビルブランドの見た目はチープ化した。
見た目に差がなくなったのである。

ブランドとはそれに付随する歴史や背景、姿勢などが評価されて高付加価値となるが、これまで「見た目」でしか優位性がなかった百貨店・ファッションビルブランドは、見た目が同一化すれば、売れなくなる。

だから百貨店・ファッションビルブランドは売れなくなる。
実用衣料とファッション衣料の差もほとんどなくなっている。
十年一日のごとく念仏のように唱えても無駄だし、それに対する啓蒙活動もロクすっぽ行わないような人間は不要である。
 2016/12/26 12:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

思ったほどではなかった?
 名古屋の業界人やリーシング業者に聞くと、今春改装オープンした大名古屋ビルヂングが伸び悩んでいるという。
オープン当初こそにぎわったが、リピーターにはならなかったのだという。

どれほどの実績なのかは記事が出ていないのでわからないが、地元名古屋では「思ったほどではなかった」と受け止められているようだ。

大名古屋ビルヂングには伊勢丹が「イセタンハウス」を出店している。ビル全体が伸び悩んでいるというなら、当然、テナントも伸び悩んでおり、イセタンハウスも同様だと考えられる。

もし、イセタンハウスも苦戦が続くようなら、伊勢丹は大阪に次いで名古屋でも連敗することになる。
名古屋は別に伊勢丹だけのせいではない(ビル全体の責任)と思うが、個人的には伊勢丹新宿的な物は地方には成立しえないのではないかと思う。
そもそも伊勢丹新宿的な「最先端ファッション」は東京都内に1店舗しか不要なのだと思っている。

「最先端ファッション」を好み、それがほしくてほしくてたまらない消費者なんてそんなに数多くいるわけではない。東京都心ですらそうなのだから地方はもっと数少ない。

筆者のような田舎者がたまに伊勢丹新宿店に行くと、雰囲気になじめなさ過ぎて居心地が悪い。イオンモールでブラブラしている方が庶民的でよほど居心地が良い。

伊勢丹新宿店は今も売上高ナンバーワンだし、中長期的にもそうだと思うが、売上高を今後大きく伸ばすことは難しいだろうと見ている。
なぜなら「最先端ファッション」が好きな首都圏顧客を現時点で最大限囲い込んでしまっていると思うからだ。それ以上にそういう嗜好の消費者は首都圏にも存在しない。

地方ならなおさらである。

 2016/12/22 09:12  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

激甘だった
 NHKの大河ドラマ「真田丸」が終わった。
大河ドラマを全話見たのは、2009年の「天地人」以来である。

孫正義が嫌いなので「龍馬伝」は見なかった。

面白いドラマだったと思う。史実とどこが違うか、どの事実を取捨選択したのかと考察するとドラマの作り方も見えてくるがこれはまた違うときに書いてみたい。

主演は堺雅人さんが演じられたが、半沢直樹に続くヒット作となったといえる。
同じ俳優が演じているのだから、ある程度口調とか言い回しが似るのは仕方がない。

しかし、主人公は大きく性格が異なる。
大河ドラマを例にしてビジネスを解説する大河ドラマ税理士という人がおられるが、それをパクって真田丸と半沢直樹を比較してビジネスマンの参考になることを解説してみたい。

真田丸の主人公、真田信繁は第3部の大坂の陣編からリーダーになった。

見ておられた方々は気づいておられただろうか?
彼の作戦はことごとく詰めが甘かったことを。
もちろん史実ではないことも多い。彼を主人公にして描くために史実を当てはめるとああいう詰めの甘さとして描かざるを得ないことは承知している。

それにしても甘すぎる。クリスピークリームドーナツくらい激甘である。

最終回に徳川に内通していた料理人のオッサンを始末しようとするが、オッサンは自分の腹を突いて自害。そこで信繁はとどめを刺さなかった。
ところがオッサンは生きていて、豊臣秀頼にうその情報を流し、大坂城に放火した。
オッサンが倒れたときにさらにとどめを刺しておくべきだったのである。

また、最後の場面でも徳川家康と問答をしている間に包囲され、左腕を撃たれて家康に最後の銃弾を発射できなかった。
もちろんドラマなので問答が必要だろうが、そこは「鉄血のオルフェンズ」のように、問答無用で銃撃すべきだった。

冬の陣での和睦も、条件を最終的に自分で確認しなかったために堀を埋められて真田丸を破却されているし、牢人たちに一時金を配った際には使い道を制限しなかったために、武器を大量購入して開戦の口実となった。

すべて信繁の詰めが甘かった。

半沢直樹は対照的につぶすべき相手は徹底的に詰めるし、とどめを刺す。

この2つのドラマが教えてくれることは、詰めが甘いと負けるということである。
つぶすときは徹底的につぶし、倒れた相手にはとどめを刺すのが正しいということである。

そういう意味ではビジネスにも参考になる描き方のドラマだったといえる。
 2016/12/21 10:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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