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大きくは増えない
 久しぶりに某産地を訪れた。
その産地で海外輸出を続けている会社によると、「経産省やら業界のエライサンやらは盛んに生地輸出を奨励するが、今以上に爆発的に増える要素はない」と否定的だ。

2013年末から円安基調に転じたことで、中国向け輸出が業界全体として増えた。
製品を製造して国内に持ち帰るための生地もあるが、主には中国国内アパレル向けだ。
内地販売や海外輸出を行う現地アパレルへの供給が増える傾向にあった。

しかし、昨年夏の株価暴落以来、内地向け・海外輸出向けの現地アパレルが弱ってきて、日本から生地を仕入れる量は減少傾向にある。
普段行き来のある素材企業各社からも、中国内地販売向けの生地輸出は厳しくなっていると聞く。

こういう状況を踏まえて先の企業も否定的な意見につながるのだが、欧州の景気は今一つで、米国には日本生地を扱うような高級ブランドはあまり多くない。中国の経済停滞が加わると、ただでさえ高額な日本の生地を売り込めるような先がない。

南半球だという意見もあるが、先進国と呼べるのはオーストラリアくらいで、アフリカは貧困から抜け出せない。南米も同じくだ。
オリンピックが始まるブラジルは一転して経済危機に陥っている。

となると、やすやすと生地を売り込めるような先はないし、売り込めたとしても大きな取引量になることは考えにくい。

その会社は今まで通りに淡々と少しずつ輸出することを続けるというが、それが正解なのではないか。
 2016/07/29 09:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

八方ふさがり
 フリーランスになってから真夏はTシャツかポロシャツ1枚ということが増えた。
しかし、最近、買うものがなくて困っている。

多汗症か更年期障害かわからないが、やたらと汗をかく。
たぶん平均値の2倍くらいはかいていると思う。

当然、ボトボトに濡れる。

2011年の綿花高騰以来、Tシャツ・ポロシャツの素材が薄くなった。
綿花価格は戻ったが素材の厚さは戻らない。

薄いとただでさえボトボトになるのにさらにボトボトになる。
白は濡れて貼りついて透けてヤバイし、黒・紺は乾くと塩が白く浮き出るから汚らしい。
明るい色はコーディネイトが難しくなるし、グレーやパステルカラーは濡れている部分がより目立つ。

まあ、こんなわけで八方ふさがりである。

ジーンズメイトやTKなどで販売されている「汗ジミしにくいTシャツ」を試してみようかと思うが、それにはもう一段価格が下がってからになる。
もしこれを買ってダメなら真夏に着られる物がなくなってしまう。

いやはや。
 2016/07/28 09:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ポケモンGOは面白い
 ポケモンGOが日本でもリリースされて、さっそくやってみた。
筆者はスマホゲームが嫌いで今までやったことがないが、世界的ブームだから、一応試してみようと思った。

やってみると意外に面白い。
パズドラとか白猫とかそのあたりの完全なる仮想空間のゲームは面白いとも思えないし、何より無料を装った高額課金ビジネスという姿勢が気に入らない。
ガンホーもネクソンもグリーもクソだと思う。

ポケモンは実際の場所をテクテク歩くから仮想空間よりはリアリティがあるし、運動にもなる。
それと課金がほとんど要らなくて、無料のままでもそれなりに楽しめる。
昨日、レベル10にまで上がった。
あと、電車に乗ってるときでも実際の風景とリンクされるから楽しいし、ポケスポットが寺社仏閣やら実際の施設やらなので、意外に地元でも知らなかった施設を再認識できる。

ポケモンGOがこのまま人気を維持すればグリーやらガンホーやらネクソンやらの高額課金ビジネスは死滅するのではないかと思う。
まことに喜ばしいことである。

課金ビジネスゲーム会社からスポンサードされているためか、マスコミはデメリットばかりを報道しているが、この世界にゼロデメリット、ゼロリスクの物事など存在しないのでナンセンスなことだと思う。
なら相応にデメリットのある自動車も自転車もテレビも飛行機も全部批判しろよということになる。

今、浪人中の次男が小さいころにポケモンが大好きで、ソフビ人形をたくさん集めていたことを思い出す。

 2016/07/27 09:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

今でも意味がわからない
 今年の夏はセールが前倒しになったといわれるが、実際、一消費者としてはそんなに前倒しになったような気がしない。
いつも通り、もしくは一昨年よりは後倒しになったのではないかとすら感じる。

一昨年だと6月20日とか半ばからショッピングセンターなどでは全館セールが開催されていた。
それに比べると今年の全館セールは遅いとすら感じてしまう。

で、実際に店頭に立った経験からすると5月のゴールデンウィーク明けから洋服は動きにくくなる。6月は本当に売れにくい。
下手をすると8月よりも売れにくいのではないかと思ってしまう。

服を買う理由がないからだ。
夏服はあらかた買ってしまった。連休があるわけでもない。

こう考えると本来は6月に在庫処分を始めるのが一番効率的ではないかと思う。

ルミネや伊勢丹は「産地保護」を名目に掲げたが、これは今でも意味がわからない。
日本の衣料品の97%は海外生産品である。
少し前は中国だったが、今は中国比率が下がってアセアン比率が上がっている。

どっちにしろ外国である。
セール後倒しで保護できるとするなら、その保護は外国に向くことになる。

製造費の支払いという面でもセール後倒しはあまり意味がない。
なぜなら、店頭のセールを10日とか2週間とか後倒ししても製造加工業への支払いはそんなタイミングではない。
10日遅らせたからといって、それを支払いにあてるようなアパレルやブランドはない。

どっちにしろすでに製造加工業との売買契約はシーズン前に終わっているのである。

「セール後倒しにした」からといって、製造加工業への支払額が増えるということは一切ない。

じゃあ一体何を保護したかったのだろうか。
 2016/07/26 10:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

売れ行き半減は当然
 鳴り物入りで投入されたapplewatchが早くも売り上げを半減させている。

アップル ウォッチ早くも前年比半減 ブーム終了か
http://thutmose.blog.jp/archives/64036633.html

米調査会社IDCによると2016年4月から6月は、出荷台数160万台で前年比56%減でした。

アップルは出荷台数を公表しなかったが、これだと2015年4月から6月までに364万台出荷した事になります。

Apple Watchは2016年秋にモデルチェンジを予定しているので、買い控えが起きているとしている。


だが新モデル発売には調査時点でまだ半年もあり、発売1年しか経っていないのに「買い控え」はおかしい。

控えたというより「飽きた」というほうが適切なように思えます。



とあるようにモデルチェンジ待ちの買い控えではなく、単に要らないと判断されたと考えられる。

アイフォンど同期させないと単独では時計としても使用できないという機能は不便極まりない。
アンドロイドスマホを持っている人はこれを買っても単なるガラクタにしかならない。

アップル信者が買ったとしても二本も三本もコレクションするような性質のものではなく、1本あれば十分で、ほしい人はすでに買ってしまっているし、要らない人は絶対に買わない。
破損などでの買い替え需要はいずれ出るだろうが、それまで需要が伸びることは考えられない。

今後はごく少数向けのニッチ商品として生き続けるかもしれないが、大衆向け商品に成長することはないだろう。

それにしても発売当初は鼻息の荒かったアップル信者はうざかった。
昔、ソニー商品なら何でも買ったソニー信者と同じである。メーカーにカモにされただけである。

スマホや携帯は必需品だが、スマートウォッチは必需品ではない。
なくても過ごせるし、時計としての機能は通常の腕時計より劣る。
それでいて通常の腕時計よりも価格が高く電池の消耗が激しい。
こんなゴミのような商品は売れなくて当然だろう。


 2016/07/25 10:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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