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後北条氏について2
 さっそく、決まり事を破ってしまって申し訳ないが、番外編が今日も続く。

今度は先の友人に「北条氏は本当に滅亡したのか?」と尋ねられた。
NHKの大河ドラマ「真田丸」では「これで北条氏は滅亡した」とナレーションされている。

しかし、実は北条氏は滅亡しておらず、今でもその家系が続いている。

高嶋政伸氏の怪演が光った北条氏4代目当主の氏政は、小田原城を開城降伏して切腹した。
5代目当主の息子の氏直は高野山へ追放となった。

大河ドラマには一切登場しないが、氏政の下には弟が何人かいた。
氏邦、氏照という弟たちとは仲が良く、彼らは氏政以上の強硬派だった。
ドラマではその三人を一人にまとめている。
氏邦、氏照も殺された。
が、さらにその下に氏規という年の離れた弟がいた。

なかなかの知恵者だったといわれるが、秀吉は彼をひどく気に入って、北条氏の当主に据える。

彼は関ケ原も大坂の陣も乗り切って、江戸幕府のもとで、今の大阪狭山市周辺にあった狭山藩に封じられる。
この狭山藩は明治維新まで残り、最後の当主である氏恭は維新後、子爵になる。

この氏規以外の家系も残っており、江戸幕府で旗本となった北条氏もある。

氏恭の息子の雋八は参議院議員となり、公明党の結成に参加する。
氏恭の孫で、雋八の甥である浩は、参議院議員を務めたあと創価学会の第4代会長に就任している。

そんなわけで小田原降伏以後も北条氏は現代まで続いている。

一方、真田氏も現代に続いている。
あちこちのメディアに登場しているが、本家は松代藩主として続いており、その当主がときおりメディアに登場している。

一方、仙台真田家の当主という人もときおりメディアに登場する。
こちらは大河ドラマの主人公、信繁の家系で、信繁の娘の一人が仙台藩の家老、片倉家に嫁いでいる。またその弟も信繁死後、片倉家を頼って仙台へと落ち延びた。
この弟の家系が仙台真田家である。

信繁には4人の妻がいたので、ほかにも残った家系がある。

意外に歴史上有名な人物の家系は現代まで残っているものである。
 2016/06/30 09:53  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

後北条氏について
 NHKの大河ドラマを7年ぶりくらいに見ている。
「天地人」以来である。人気の高かった龍馬伝は見なかった。

さて、今日はちょっといつもの趣旨から外れるが、友人に向けて書いてみたい。
ご容赦を。

視聴率好調の「真田丸」だが、先日、高嶋政伸の怪演で話題となった「北条氏」について友人から質問された。

鎌倉幕府の執権だった北条氏と、戦国時代の北条氏は同族なのか?と。

厳密にいえば両方とも平氏なので同族といえば同族だが、血縁関係は極めて薄い。

戦国時代の北条氏は、もともとは伊勢氏だった。
伊勢氏というのは名門で室町幕府ないでも要職にあった。この伊勢氏の一員である伊勢盛時という人物が関東へ進出する。

これが巷に言われる北条早雲である。

司馬遼太郎の国盗り物語では、早雲は無力な氏族の出で、60歳くらいの晩年から勢力を伸ばし始めたとされており、これを信じている人が多い。

しかし、近年の研究ではまったく異なる人物像だったとされている。

まず、有力氏族である伊勢氏の一門だった。
関東へと進出したのは30代〜40代という壮年時代だった。
そして、伊勢盛時は、生前に「北条早雲」という名を名乗ったことがない。

というのが歴史的事実である。

晩年出家した彼は、早雲庵宗瑞と名乗る。
正確には伊勢宗瑞とか伊勢早雲庵と呼ぶべきなのである。

北条の苗字を名乗るのは息子の氏綱の時代からである。
ではなぜ血縁のない北条の苗字を名乗ったかである。

まずこの当時の関東は内訌を繰り返し荒れに荒れていた。

京の室町幕府は、武士の聖地である関東に足利一族を関東公方として送り込んで重視した。

しかし、この関東公方が独立を公言するようになる。関東は半独立地域となっている。
そしてこの関東公方も跡継ぎ問題で分裂し、古河公方、堀越公方、小弓公方の三人が並列するようになる。要するに自称関東公方の足利氏が3人いたということである。

そして関東公方を補佐する関東管領だった上杉氏も3つに分裂して争っている。
扇谷、山内、犬懸である。

これらが入り乱れて争っていたのが当時の関東だった。

伊勢盛時とその一族は古河公方を助けて関東統一を目指す。

そこで将軍を補佐する関東管領になろうと考えるのだが、西日本のイメージが強い伊勢のままでは不都合がある。そこで鎌倉幕府の執権で関東になじみの深い「北条」の苗字を継ぐことを思いついたというわけである。

息子の氏綱から北条の苗字を名乗り、ここで初めて関東北条氏が誕生することになる。

ちなみに苗字を変えてまで獲得したかった「関東管領」の座は、上杉氏がそのまま越後に逃げ、越後の長尾氏に受け継がれる。
関東管領と上杉の苗字を受け継いだのが越後の長尾氏で、これが上杉謙信である。

ざっと経緯は以上である。
今回は番外編ということで目をつぶっていただければ幸いである。




 2016/06/29 10:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

すごい集客力
 今、アパレル業界ではアダストリアの一人勝ちだと言われている。
それに続くのがジーユーではないかと見ている。

フォーエバー21、H&M、ベルシュカなどのグローバルSPAと比べた場合、日本人にはジーユーの方が適しているのではないかと思う。

まず、価格はフォーエバーと同等かそれより少し高いくらいだが、素材、縫製はジーユーの方が圧倒的に高品質である。
H&Mと比べても素材や縫製はジーユーの方が高品質だろう。

同じトレンド重視だが、グローバルSPAはやっぱりガイジンチックで、個人的にはすごくほしいとは思わない。
ジーユーの商品に関してもすごくほしいとは思わないが、同じトレンドでも日本人に適していると感じる。

ジーユーのスタートは「安いユニクロ」だったが、途中でトレンド重視に方向転換したことが功を奏した。
「安いユニクロ」のままだったらオールドネイビーと同じようになっていたのではないか。
売上高500億円達成は間違いなくユニクロの七光りだが、1000億円を突破し、1500億円に迫る勢いは方向転換の賜物だろう。
近い将来3000億円の売上高を達成すると見ている。

商業施設内での集客力も抜群である。
好調といわれるアダストリアの各ブランドよりもジーユーが圧倒的ににぎわっている。

しかし、あんなに並んでまでジーユーの洋服を買わねばならないのかと少々疑問になるが、消費者ニーズに合致しているのだろう。

ジーユーが今後は台風の目になるのではないかと思う。
 2016/06/28 10:38  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

さてどうなる?
 イギリスの国民投票がEUからの離脱を決めた。
これに対して様々な反応があるが、悲観論者が多すぎることに驚くとともに違和感がある。

異民族・他国との統合・融合なんて気色の悪いことを積極的にやりたい人がそんなに多いのだろうか?
個人的には、ジョージ・ソロスの言葉が一番今後の動静を的確に読んでいるのではないかと思う。

「EUを離脱した英国は、最終的に他の国よりも繁栄するかもしれないし、そうならないかもしれないが、英国経済と住民は中、短期的に損失を被るだろう」と述べた。

とある。
つまるところそういうことではないかと思う。
長期的にはもしかしたら好材料になるかもしれない。

またこういう記事もある。

世界が恐れているのは、EU離脱で何も起きない事
http://thutmose.blog.jp/archives/61698579.html

従ってイギリスのEU離脱も、予め分かっている危機なので、危機に発展しない可能性の方が高い。


「離脱すれば大恐慌になる」と言っている人たちは「2000年に大惨事が起きる」と言っていたIT技師と同じなのでしょうか。

むしろ世界の要人や欧州各国が本当に恐れているのは、イギリスが離脱しても何も起きない事ではないかと考えています。

もしイギリスがEU離脱しても危機に発展しないなら、EUは不要なのが証明されてしまうからです。


EUはフランスが提唱した「欧州合衆国」で、欧州各国の経済に大きく貢献しているとされている。

だがEUの経済成長率はアメリカの半分に過ぎず、この数年は日本と変わらないレベルです。

本当にEUは参加国の経済を押し上げているのか、それとも足を引っ張っているのかは、議論の余地があります。


とのことであり、月曜日の朝の為替相場は1ドル=102円台と落ち着きを見せている。
金曜日のような激しい値動きはない。
明日以降どうなるかはわからないが、ある程度事前予想されたことなので、このまま落ち着きを取り戻すのではないかと思う。

予想できなかったことに対してはパニック、ショックが起きるが、予想されたことに対してはあまり過剰に反応する事例は古今東西に少ない。

そもそも異民族・他国を統合・融合するというEUの理念に無理があったと見ている。
それができるならとっくの昔にローマ帝国は再興されていたはずである。
カール大帝によるカロリング朝フランク王国、オットー大帝による神聖ローマ帝国、いずれもとん挫している。ナポレオン1世によるヨーロッパ統一も失敗に終わっている。

これまでヒダリに寄り過ぎていた世界は、これから少し反動が起きるだろう。
 2016/06/27 09:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

タオルをかけてみよう
 汗っかきなので夏が嫌いである。
たぶん、普通の人の2倍くらい汗をかきやすい。
代謝が良いのかもしれないし、多汗症か更年期障害なのかもしれない。

特に襟足からの汗がすさまじい。
昔っからそうで、亡くなった母も襟足からの汗がひどかったので体質的に似ているのかもしれない。

汗をかくのは構わないが、髪の毛がずっと濡れたままというのは不快だし、汗が乾いたあとは体がベタベタするので嫌いである。

そこで、今年の夏は首筋にタオルをかけて暮らしてみようかと思う。
矢沢永吉ファンがコンサートでやっているあんな感じである。
首筋の汗が多く吸収されるだろうし、顔や首筋を存分にぬぐえる。

見た目がかっこ悪いと思うが、もうこちらは50歳手前である。
しかもバツイチ子持ちカネなしであるから、もはや、異性にモテる必要はない。
同性にモテる必要はもっとない。

これでも20代や30代のころは異性にモテたいという気持ちがどこかにあった。
その願望はかなわなかったのだが(笑)

さて、本格的な猛暑が到来したらタオルかけスタイルで過ごしてみたい。
もっとも嫌いな季節を何とか乗り切りたい。
 2016/06/24 10:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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