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自分のサイズを知らない人
 売り場で立っていると、自分のサイズを知らないと思われる人が多数いて驚かされる。
しかもそれは女性である。

例えば、11号サイズの服を手に取って、「私のサイズに合うでしょうか?」と尋ねる人がいる。
パッと見た感じはどう見ても11号より大きい体格をしている。
もちろん、サイズ表記も絶対ではない。ブランドによってもデザインによっても異なるから最終的には試着してみるべきである。

筆者だってユニクロならMサイズだが、若者ブランドならLサイズを買う。

女性相手なのであえて尋ねなかったが、この人はいつも何号サイズの服を着ているのだろうかと不思議になった。
所有服の統計的に13号が多いなら、13号サイズを基本だと考えるべきだし、11号が多いならそれが基本になる。
おそらくこの人はサイズを考えずにいつも買っているのだろうと思う。
よくそんな買い方ができるものだと驚くほかない。筆者ならそんなあてずっぽうみたいな買い方は恐ろしくてできない。

また「このスカートは私が穿けるか?」と尋ねるおばあさんがいる。
この人も自分が今穿いているボトムスのウエストのセンチ数を知らない。

こういう人がけっこう存在する。
自分の着ている服のサイズを覚えておくことはそんなに難しいことなのだろうか。
毎日不思議でならない。
 2016/03/31 10:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

他の衰退産業と同じ
 アパレル業界ははっきりと言って不人気職種の一つである。
ファッション専門学校に通う生徒は全国に13000人程度しかいない。
少子化と言っても各年代ともに100万人程度の人口はいるのにである。

その理由の一つには、給与に低さ・福利厚生の悪さがある。

一部の大手を除いてアパレル業界の給与は全体的に低い。
そしてアパレル業界は大手よりもそういう小規模・零細の社数の方が圧倒的に多い。
参入障壁が低く、大規模な設備投資も要らないから小金を持てば誰でも参入できる。

で、そういう若者から敬遠される状況を指して、「情熱のない人が入ってこなくなるからそれが良い」という指摘もある。
これはこれでその通りだとも思うが、そういう業界はだいたいがさらに衰退していくし、優秀な人材は確保できなくなる。
もうすでにアパレルは他産業との産業間競争に敗れて優秀な人材を確保できなくなって久しいが。

金融やら自動車やらITには優秀な人材が多く流入する。
情熱を持った人が多くそれらを目指すのだろうか?
それは否だろう。
その業界の待遇が良かったり、将来性があったりするからだろう。
良い人材を多く集めようと思ったら待遇を良くして、業界そのものの将来性を明るくしなくてはならない。

給料も安いし福利厚生も薄いけど情熱があるなら入っておいで。

そんな業界にわざわざ入りたいというようなマゾヒストの人口はそんなに多くない。
他の衰退産業と同じ構図だとは思わないのか。

情熱を持つことは重要だが、情熱だけですべてを片付けるのは暴論であり、それがまかり通るならアパレルは他の衰退産業と同様に衰退し消滅するだろう。


 2016/03/30 10:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

爆買いは終わった
 中国人観光客による爆買いがそろそろ終わろうとしている。
元々中国人の消費に頼ることには反対である。他国人に依存するのは危険極まりない。
他国人は所詮他国人であり、自国民ではない。未来永劫我が国に寄与するわけではないからだ。
依存すれば、なくなったときの反動が大きい。

中国人の爆買いはあくまでも「臨時ボーナス」程度に見ておくのが賢明だろう。

「爆買い」は終わった!ラオックスの2月の売上は2ケタ減(前)
http://www.data-max.co.jp/kodama/280328_ks_01/

「爆買い」の盟主と言えるラオックスの16年2月の国内全店(36店)の売上高は、前年同月比11%減だった。ラオックスが月次状況を開示した15年1月以降、前年割れになったのは初めてだ。「爆買い」の神風が止まった数値を意味している。

とのことであり、この分析は正しいだろう。
前年実績が高かったこともあるだろうが、今年2月の爆買いは昨年ほどではなかったということになる。

来年2月はさらにこの数字が落ちるだろう。
良くて前年並みだろう。

爆買いの潮が引いて凋落しつつあるといわれる香港の二の舞になる。
各社は早く目を覚まして「爆買いは臨時ボーナスだった」くらいに頭を切り替えるべきだ。

 2016/03/29 10:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

できればタダで
 しまむらパト最新情報♡あの海外有名ブランド「ポロ・ラルフローレンのリュック」が驚きのプチプライスで並び始めました。
http://spotlight-media.jp/article/262801708348877374


ハリスツイードに続いてラルフローレンである。

ユニクロが有名デザイナーズブランドとコラボを強化するなら、しまむらは有名ブランドとのコラボ強化に乗り出したということだろう。
ハリスツイードもラルフローレンもきれいごとを言っていても要は金である。
金さえもらえればしまむらのような低価格店とでもライセンス契約を結ぶ。
この業界は金がすべてである。

消費者からすれば、しまむらのライセンス生産品とはいえ「あの憧れのブランドが4000円で買える」わけだから大歓迎である。

いくらきれいごとを言おうと、消費者は「できるだけ安く手に入れたい、できればタダで」と考えているのである。

それにしてもリュックのポケット部分にデカデカと刺繍されたお馬さんマークがなんともダサいと思ってしまう。
中国人観光客が喜びそうなデザインである。

低価格店が有名ブランドとのコラボを強化すればするほど、そこら辺のブランドが高価格で受け入れられる素地は減る一方である。
「国産が」とか「希少価値」とか「デザイナーの思い」とかそんなセールストークではますます物は売れなくなる。
 2016/03/28 10:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

全ブランドが売れるわけではない
 今春は久しぶりにジーンズの売れ行きが好調だと何社かから聞いた。
そんな話題を聞くのは本当に7年ぶりくらいである。

一方で製造関係者からはデニムシャツはあまり動かないとも聞く。
むしろシャツというアイテム自体の動きが鈍いとも。

ジーンズの売れない間、デニムシャツが好調に動いていた。
デニムシャツ+チノパンは大学生の制服のようになっていた。

ジーンズが動き出すとデニムシャツが止まっている。
雑誌やファッショニスタはデニムONデニムの着こなしがトレンドだと勧めるが、一般消費者にとってはハードルが高いということだろう。

ただ、取材をしていて感じるのはジーンズが動いたといっても、かつてのようにジーンズブランドが軒並み好調ということではなさそうである。
「ジーンズ」として選ばれるブランドがある一方で、選ばれないブランドも多数出そうだ。

トレンドアイテムを発売すれば猫も杓子も売れた。
そんな時代はますます遠ざかるばかりではないか。
 2016/03/25 10:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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