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良い物はそこらへんに溢れている
 最近、天神橋筋商店街でいろんな店を見る。
飲食には興味がないから服飾雑貨類に限られているのだが、めちゃくちゃに安い商品が売られている。
〇〇ブランドの偽物っぽい服とか大手通販の不良在庫を安く買いたたいて安く販売している店とか。
服が1枚250円だったりする。

先日、合皮スエードのドライビングシューズを購入したが税込で999円だった。
一応、元値は6900円で、百貨店でも販売されていた商品らしい。どこまで本当かわからないけど ワラ

それを安く買いたたいてきたそうだ。どこまで本当かわからないけど ワラ

それはさておき、このドライビングシューズ決してデザインは悪くない。
それが999円で買えてしまう。

これがバブル期までなら違っていた。
安い商品はデザインもダサかった。
イズミヤの平場に売っている商品と専門店で売っている商品は同じポロシャツでもデザインがまったく異なっていた。

今は天神橋筋商店街のバッタ屋が販売している999円のドライビングシューズも百貨店の靴売り場で売っている商品もデザイン的にはそん色ない。

「良い商品は必ず売れる」というのは間違いで、今は「そこそこに良い商品はどこにでも溢れている」という状況である。
こんな状況下で「良い商品」をアピールしてもそれはセールスポイントになりにくい。

ではどうするか。

そこを改めて考えてみる必要があるのではないか。


 2015/02/27 01:24  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

後戻りはできない
 ようやく中国の旧正月も終わりを迎える。
百貨店や有名店はさぞかし中国人客が多かったことだろう。
なにせ天神橋筋商店街のバッタ屋にすら中国人客が一日に10人以上来るような状況だったからだ。

かつて高度経済成長、バブル期を経験した年配層の人たちは中国人の消費欲求を半ば羨ましそうに眺めている。そういう論調が多いように感じる。
しかし我が国と中国では社会環境が異なりすぎており、日本国民がもう一度かつての高度経済成長期のような、今の中国のような消費欲求を取り戻すことはありえない。
もう成熟社会に突入しているからだ。

成熟社会になればそれに沿った売り方をしなくてはいけないのに、年配層は高度経済成長期の夢をもう一度というような論調の人が多いように見える。
まるっきりナンセンスである。

人間には3種類の消費欲求がある。それを分けて考えること。
http://www.ex-ma.com/blog/archives/2316

1:欠乏欲求
2:価値欲求
3:喚起された欲求

詳しくは全文を読んでいただきたいが、今の中国は1と2がミックスされた状態であり、かつて我が国もそういう時期があった。
我が国は3の時期に差し掛かっており、今更1や2には社会は後戻りできない。

さて1と2が通用しなくなった状況でどうやって物を売るのかをこれから真剣に考える必要があるだろう。
とくにアパレル業界は。
 2015/02/26 01:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

経費は増えることになるけど?
 昨年11月に創業者の森島純嗣氏が退職した遊心クリエイションだが、新体制になったイーブスの活動方針が繊研新聞に掲載されている。

遊心クリエイション各事業の基礎固め
http://www.senken.co.jp/news/yushin-creation-kuboki/

なんだかんだと書いてあるがその中に、

レディス・メンズのウエアと雑貨のイーブスは、期初に39店あったが不採算の7店を閉め、32店にした。販売面では従来は8割の店で販売代行に任せていたが今は2〜3割に減らした。直営化することでモチベーションが上がり、前年比4割以上伸ばす店も出てきた。

という一節がある。
イーブスは低価格SPAと謳われていたが、実際はほとんどが販売代行だったのである。
これは業界では有名な話だったがどこも報道してこなかった。

その販売代行制度をやめて直営店に切り替えたということだが、これは日本マクドナルドと逆のやり方である。
かつて日本マクドナルドは直営店の多くをフランチャイズに切り替えることで大幅なコスト削減に成功したが、現在は逆にフランチャイズを増やしすぎたことからコントロール不能の状況に陥って苦境にあえいでいる。

遊心は逆に販売代行を切って直営店化を進めている。
もちろんメリットはあるのだろうが、反対に経費は増えることになる。
そのあたりはどこで吸収するつもりだろうか。
記事を読んでいる限りではちょっと見当たらない。

今後もまだ一波乱か二波乱はありそうな気配がするのだが。
 2015/02/25 00:48  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

業界エゴ
 着物の着用人口を増やそうという取り組みがあるが、現状を墨守したままでは不可能に近いのではないかと考える。

まず、着付けが大変である。
自分で着られない物を年に何度も着ようと思うはずがない。

次に動きにくいこと。
現代の日常生活の動作がとりづらい。
動作しにくい物を年に何度も着ようとは思わない。

価格が高いこと。
洋服の価格に慣れた消費者からすれば最低価格の着物の価格も高額すぎる。

細かい取り決めが多すぎること。

いずれも着物を着なれた人からするとなんでもないことだろうが、着物を着慣れない人からすると入門するにはおそろしくハードルが高い。

着用人口を増やすならハードルを下げること、ハードルを下げたくなければ着用人口の大幅な増加はあきらめることである。
両立させるのは不可能である。

現在の業界を墨守するために国の権威を使って着用人口を増やそうとするなら、それはまさしく業界エゴであろう。
時代の流れに対応できない物は何であれ淘汰されるのみである。
 2015/02/24 09:35  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

おはよう隊を見かけた
 最近はあまり見かけなくなったが、久しぶりにフェイスブックで「おはよう隊」を見た。
フェイスブックにこちらが書き込むと、そのコメント欄にまるで見当はずれのあいさつを書き込む人のことを一部では「おはよう隊」と呼んでいる。

例えばいろんな業界ネタを書き込んだ際に、「おはようございます。いつもありがとうございます」みたいな見当はずれの挨拶を書き込んでいる。
今日久しぶりにそんな男を見かけた。

自分の書き込みに注目を集めるためなのだろうが、これは逆効果である。
フェイスブックが流行り出した当時なら効果もあっただろうが、今頃こんなことをしても誰もその人の書き込みはわざわざ見に行かない。
華麗にスルーである。

で、そういう人はコンサルみたいな業種の人が多いのだが、そこまで時流に疎いコンサルに仕事を依頼したい人はそうそういないのではないか。

 2015/02/23 09:48  この記事のURL  /  コメント(2)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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