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来年の投資額はさらに減る
 中国の暴走が止まらないが、これをやることで結果的に日本企業の中国投資はますます減ることになるだろう。
今年4月の時点でも親中派の業界関係者がセミナーで「日本企業の中国投資は昨年から激減しています。代わって東南アジアへの投資が激増しています。私が携わっている親中系の大手量販店ですら、今年の中国投資は凍結に近いです」とおっしゃっていた。

それから8カ月が経過し、中国の暴走はますますエスカレートしている。
来年はさらに投資が減ると推測できる。

お世話になっている業界の大先輩に中国の生産工場の指導を専門に行っておられる方がいるのだが、先日、日本に帰国した際に「日本企業の中国投資は来年さらに減りそう。現地には日本との取り引きをメインにしている中小規模の外貿公司が犇めいているが、来年はこれらの倒産ラッシュが起きるのではないか?」と推測しておられた。

隣国だから必ずしも仲良くすべきだとはまったく思わないので、まあこれは当然の結果だとしか言いようがない。
 2013/11/29 10:24  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

業界では当たり前でも
 薄手の保温肌着は数多い。
ヒートなんちゃらが溢れすぎていて最早区別ができない。

世に溢れるヒートなんちゃらの類は、だいたいがポリエステル、レーヨンなどの合繊が主体である。そのため冬の乾燥時には静電気が溜まりやすい。
そのため静電防止機能が付けられていたりする。

某社によると「薄手素材に静電防止加工を施すより、厚手素材に施す方が技術的に難しい」という。

ところが、静電防止加工が厚地に施しにくいことは一般的に知られていない。
業界紙記者でも知っている人間は少数派ではないかと思う。
ちなみに筆者は知らなかった。勉強不足である。

何が言いたいのかというと、業界内部では「当たり前」と思われることでも、一般的にはあまり知られていないことは結構ある。
だからこそ発信が必要なのであって、「そんな当たり前のことを世間様に発表したら笑われる」という心配はほとんど無用である。
先ほどの静電気についてレクチャーしてくれた某社だって、なぜそれをちゃんと自社発信しないのかと不思議でならない。

発信をがんばってもらいたい。
 2013/11/28 10:15  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

看板だけでは売れない
 10月から「半沢直樹」の後番組として始まったドラマ「安堂ロイド」の視聴率が伸び悩んでおりさまざまな記事が掲載されている。

11月24日放送の第7話は11・2%だった。
ここ3回は11%台で落ち着いている。
あと3〜4話程度で終了となるはずだが、このまま11%〜10%くらいをうろうろして最終回を迎えるのではないだろうか。

ストーリー自体はそれなりに面白いが、放送時間帯が不適格である。
これが日曜日夜9時のTBSの放送でなく、深夜ドラマかテレビ朝日の特撮ヒーロー枠ならもっと人気が出たのではないかと思う。

さて、この「安堂ロイド」を巡る様々な記事の中で、「キムタクを使ってなぜ視聴率が伸びない?と叱られている」という内容の物があった。
上層部がそんな考えでは今後もドラマの視聴率は伸びない。「半沢直樹」はマグレあたりだったということになる。

ドラマはストーリーとか演出とか脚本がキモであって登場するタレントがキモではない。
人気タレントを見せれば視聴率が高くなるなら、ドラマなんて作らずにタレントのプロモーションビデオでも流しておけば良い。

タレントありきで視聴率を稼げるなんて思っているから一部を除いてドラマは連戦連敗なのである。まあ、もっと末期的にならないと中の人にはわからないのだろう。

アパレルブランドも同じで「看板」だけでは売れない。
 2013/11/27 10:01  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

資格があるの?
 食品偽装の報道も少し下火になってきたが、食品偽装を追及するマスコミ側だって偽装に溢れかえっており、彼らに果たして追及する資格があるのかと思う。

フジテレビの「ほこ×たて」のヤラセ、同じくフジテレビが、都内の公園で撮影したカワセミを四万十川のカワセミだと言って放送したのなんて偽装の最たる例である。

テレビ以外のメディアも偽装は多い。
情報誌ぴあの部数偽装が話題になっている。

「ぴあ」が部数を偽装、他の出版社は大丈夫?
担当編集者による印刷部数詐称が内部告発で表面化
http://toyokeizai.net/articles/-/24411

本文を読んでもらえればわかるが、タイアップ本を6万部で契約したが実は10万部刷っていたという話だ。
通常、新聞や雑誌では自社の影響力を大きく見せる目的から部数の水増しが日常的に行われているが、これは逆のパターンである。
10万部販売しておいて、6万部で契約すればそれだけ印税が節約できる。
そういうわけである。

大手新聞には押し紙による部数水増しの疑惑がある。
業界紙・業界誌での部数水増しも日常的である。雑誌だって以前はかなり多めに部数を申告していた。

今は亡き、日本繊維新聞とセンイジャアーナルの最晩年の公称部数は実数の10倍近くあったと推測できる。

「偽装はけしからん」という意見はごもっともだが、メディア側も同じようなことをやっていることは、ホテルやレストランよりも厳しく追及されるべきである。
 2013/11/26 09:34  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

鬼門
 スタジャンが復活しているらしい。
今から20年以上前に流行っていたが、そのころは身頃もゆとりがあってアームホールも広かった。現在のはアームホールが狭くて身頃もタイトなシルエットでモダナイズされている。

若い人が着用しているのを見るとなかなかかわいらしい。

けれどもオッサンが着用してはダメだ。老けた顔とスタジャンの持つ若々しさがミスマッチで単なる若作りのイタイオッサンに見えてしまう。
その原因の一つにスタジャンに襟が無いことがあるのではないか。

同じようなデザインのブルゾンにMA1がある。
これも今年、モダナイズされて復活しているようだ。
たしか、20年ほど前に大流行した。
同じく当時のは身頃も幅広かったしアームホールも広かった。

オッサンがこれを着ると工事現場の作業員に見えてしまう。
モダナイズされている昨今のでもちょっとオッサンには厳しい。
襟がないからなんだか首回りが貧相に見えてしまう。そうでなくてもオッサンの顔はくたびれて冴えないのに。

そんなわけでオッサンの筆者はこの二つのブルゾンは鬼門として避けている。
仕事柄いろいろな方にお会いするが、この二つのブルゾンを着こなしているオッサンに出会ったことはあまりないことを付け加えておきたい。


 2013/11/25 09:52  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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