« 2013年07月 | Main | 2013年09月 »
逆法則
 ランチェスターの法則というのがある。
大手は追随戦略で勝てる。小規模は一点集中でないと勝てない。
一言で言うとそういうことである。

さて、デザイナーズブランドなどの展示会で眺めていると小型専門店はなかなかオーダーを入れない。まあ、資金的にも余裕がないのだから仕方がないのだろう。
とくに知名度のないブランドはなかなか受注に至らない。

しかし、たまにその知名度のないブランドを大手有名セレクトショップが買いつけたりすることがある。
まあ、ビームスとかユナイテッドアローズとかその類である。

そうするととたんに小型専門店もオーダーを入れ始める。
おそらくは大手が買い付けたことで安心材料ができたのであろう。

気持ちは理解するが、ランチェスターの法則からすると明らかに失策である。
小規模店が大手に追随して勝てるはずがないのである。
小規模店は一点突破でないと大手に勝ち目がない。

物量資金に勝る大手に、小規模店が追随してどうするのかと問いただしたいくらいである。

だからこそ、なおさら小規模専門店が沈む現状があるのだろうけど。
 2013/08/30 10:13  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

画質だけ向上しても・・・・・
 家電業界が盛んにアピールする割に、一般的にちっとも関心が高まらない4Kテレビである。筆者もまったく興味がない。

ちなみに4Kとは何ぞやというと、最初筆者は3Kにもう一つ何かのKが加わったのかと思った。汚い、キツイ、危険のほかにクサイとか苦しいとか。
ググると違うことがわかる。

表示パネルの画素数が、フルハイビジョンの4倍ある高画質化を追求したテレビ。横(水平画素)が3840(約4000)で、1000は1K (キロ)という単位で表されるため、4Kテレビと呼ばれる。
現在主流のフルハイビジョンテレビの画素数は、横(水平画素)1920×縦(垂直画素)1080で、縦横合計で207万3600あるが、4Kテレビは、横3840×縦2160で合計829万4400。つまり、フルハイビジョンの4倍の画素数となる。


とのことである。

しかし、現在のハイビジョン以上の画質の美しさが果たして必要だろうか。
地上波は安物のひな壇タレントを10人くらい集めて雑談させるような番組しか作っていない。
ひな壇タレントの顔を今以上の高画質で見たいと思う人がいるだろうか。
ひな壇タレントの毛穴やシワが鮮明に見えたところで何の面白さもない。

テレビ番組の質が同じままで、画質を向上させてもそんなテレビ受像機はまったく必要ではない。家電業界はもっとほかの手段を考えるべきだろう。
何ならテレビ局を買収でもして番組の質を変えさせる方が急務である。
 2013/08/29 10:21  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

斜陽
 先日、業界の友人に「いつまでこんな業界にしがみついて駄文を書いているのか」と指摘された。彼の真意は「この業界は衰退業界だから儲けることは難しい。その中で、記事を書いているのはさらに儲からない」という意味である。

これには深く賛同する。

たしかにこの業界で儲かるとはまるっきり思えない。
しかも筆者が書くような記事の需要だってあるとは思えない。

もっと若いころにさっさと違う道を探すべきだったのだろう。
ではどういう方面に行くのが良いか、これもまた難しい。
もうしばらくは方向性を模索しないといけないだろう。

いやはや、43歳まで無駄に生きてしまったことを悔いるばかりである。
 2013/08/28 10:50  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

変える部分と変えない部分
 円谷英明さん著「ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗」を読んでいる。
まだ読み終わっていないのだが、途中でこういう章があった。

「ウルトラマンシリーズは1作ずつでイメージを変えすぎたのが失敗ではなかったか」という内容である。事実かどうかはべつにして著者はそう感じたということである。

これに対しては筆者は同意できない。
この著者は長らく続いているガンダムシリーズと対比しておられるのだが、ガンダムシリーズだって最早当初の面影はない。
比較されていないが仮面ライダーシリーズなんて当初の面影すら一片もない。

それでもともに続いているし、仮面ライダーシリーズについては2000年に復活して以来、14年連続でテレビ放映されている。
年に1度新作映画が公開されるかどうかわからないウルトラマンよりはよほど商業的に成功している。

逆に仮面ライダーほど毎作激しく変わるシリーズはない。
ガンダムシリーズだって毎作変わるし、子供層を取り込もうとした最新テレビ作「ガンダムAGE」は視聴率が1・5%を記録するなど惨敗に終わっている。プラモデルだって投げ売りタイムセールの対象商品である。

著者は「水戸黄門のような偉大なマンネリズムではダメだったのか?」と疑問を投げかけておられるが、実現していればおそらく大失敗に終わっただろう。

まあ、畑違いの話なのでこれ以上はここではこの辺で中断するが、どこまで変えるべきかというのはアパレルブランドでも長年続くと問題になる部分である。
あまりに変えすぎると客離れすることもあるし、偉大なるマンネリズムでは特定のファン層以外に客は増えない。

その辺りは変えたか変えないかという問題だけではないのだが、微妙な舵取りが要求される事案である。
 2013/08/27 09:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

使い道が間違っている
 更新頻度はあまり高くないが、欠かさず読んでいるHAKATA PARIS NEWYORKというブログがある。

今回は、アパレルメーカーが開始した新規事業のレストランの撮影について書かれてある。

http://blog.goo.ne.jp/souhaits225/e/744a79b4771699511faa02811a8b2f65


リーフやポスターの撮影に、なぜか若手スタイリストが派遣されてくる。
レストラン事業のリーフやポスターだから当然、料理がメインの撮影になる。そこにスタイリストの派遣を依頼する発注主の気が知れないが、まあ、もともとがアパレルメーカーだったのでアパレル的発想で撮影=スタイリストという単純な構図をよく考えもせずに思いついたのだろう。

常識的に考えてスタイリストなる人種は洋服のコーディネイトをメインに、余技的にメイクやヘアも手掛ける。しかし、フードについてはズブの素人である。これが「フードコーディネイター」などの職種であるなら依頼するのも頷ける。

洋服のコーディネイトとヘア&メイクしかできない人間に料理と器のコーディネイトをさせるのだから発注主の見解はまるでピントがずれている。
老眼の人が乱視用の眼鏡をかけて本を読もうとするくらいおかしい。

こういうのをどぶに金を捨てているという。

ブログ主の釼さんは、若手スタイリストの不勉強さを厳しく指摘されているが、それには同意するものの、本来厳しく責められるべきはスタイリストなんかに依頼したアパレルメーカーの責任者である。

もうしわけないが、このレストラン事業はきっとうまくいかないのではないかと思えてならない。
 2013/08/26 00:25  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

| 次へ
プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

リンク集
最新コメント

異常なファックス信仰 (2017年11月16日)
Pearl
いい服を作っても売れません (2017年08月12日)

その親心は間違っている (2017年08月07日)
ボーダーさん
ユニクロか百貨店か (2017年08月02日)

こんな噂が (2017年07月31日)
洋服屋
いい服を作っても売れません (2017年07月30日)
RUBY
地元のヤンキー集団か? (2017年05月26日)

丈の長さは変わっていない (2017年05月25日)
TT
閑古鳥が鳴く (2017年05月22日)
最新トラックバック
服の歴史は繰り返す (2012年11月11日)
中流の崩壊 (2010年11月17日)
カイハラ  (2010年09月29日)
おそろしいのです (2010年08月22日)
若者のジーンズ離れ (2010年06月16日)
クロックス更新 (2010年05月30日)
更新順ブログ一覧
最新記事
月別アーカイブ

http://apalog.com/minami/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード

当ブログ内の全ての文章・画像・映像の無断転載・転用を禁止します。